司会・ファシリテーターを頼まれたら!役割を理解して成功を掴もう【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。
プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!

発声、滑舌、抑揚、話の組み立て、言いまわし表現等、ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!


今回は

  • イベントやセミナーの司会を頼まれた
  • 会議やディスカッションのファシリテーター(進行役)を任された

という方に向けて
押さえておくべき大切なポイントをお伝えします。


司会やファシリテーターの本質を掴めていなければ
役割を全うして成果を出すことはできません
よね。



実際に任されていなくても
今後、やる機会がありそうな方は
ぜひ参考になさってくださいね。





さて、
司会やファシリテーションをする上で最も大切なことは何だと思いますか?

  • 司会原稿を間違えずにスラスラ読み上げること!?
  • 言葉を噛んだり詰まったりしてグダグダにならないこと!?
  • 発言する人へ、手順どおりに話を振っていくこと!?



私が思うに、
司会やファシリテーターの最も重要な役割は
「場を作る」ことと「時間管理」

なんです。





原稿をとにかく間違えずに読んだら良い・・
みんなに順番に意見を聞いていけば良い・・

なんて思っていた方は、
それでは役割を全うできず、評価されませんよ!


場を作るとは?

司会やファシリテーターは
その”場”の空気の手綱を握っている人です。


司会・ファシリテーターが緊張してガチガチで話していると
その”場”も、固く息苦しい空気になったり
自由に発言できない雰囲気になったりしてしまうことは、
容易くイメージできるのではないでしょうか。


また、司会・ファシリテーターが棒読みで
「ただ原稿を読み上げているだけ」だと、
参加者の気持ちも冷めてしまって
その”場”に集中できない・楽しめないこともあるでしょう。





反対に
司会・ファシリテーターがリラックスして
参加者に対して真摯に向き合って話していると、
参加者も心を開いて暖かい空気感になり
より盛り上がることもあります。


つまり、司会・ファシリテーターの
「在り方」
「声や話し方」
「醸し出す雰囲気」
によって、その”場”の空気感が変わる
のです。



会議やディスカッションにおいても
皆が受け身になって消極的だった”場”が、

ファシリテーターが変わることで
急に活発に・柔軟に考えを言い合えるようになる
ことも
多々あるものです。




イベントやセミナーにおいても
参加者が、司会の指示どおりに動いてくれなかったり
勝手な行動を取ってしまっては困りますよね。

司会者が変わることで、
みんなが話を聞いて指示に従ってくれて秩序が生まれたり
時間通りに進行できたりする
ことも良くあります。




そこで、
司会やファシリテーターを任されたら
自分自身の

  • 心持ち
  • テンション
  • 声のトーン
  • 話すペース
  • 目線や表情

などによって
その”場”が作られる
ことに敏感になりましょう。


そして、ここではどんな”場”にしたいのか?

例えば、

  • 楽しい雰囲気の場?
  • 皆がリラックスできる場?
  • 皆の背筋が少し伸びるような真剣な場?
  • 誰もが臆さず意見を言いやすい場?
  • 皆が集中できる場?

などを考えて
自分がそういった”場”を作っていくイメージで
話していきましょう。


そうすると、自然と
声や話し方も変わってくるはずです。

時間管理の役割

そして、時間管理も
司会やファシリテーターの大切な役割です。


会場を借りてイベント等を行なっていた場合には
時間オーバーしたために追加料金が発生してしまう可能性もありますよね。

また、時間通りに進められないと
参加者の予定も狂わせてしまいます。




例え、他のスタッフで時間を管理してくれる人がいたとしても
その人は、単に「時間を教えてくれるだけ」です。


イベントの途中や
会議等で議論が盛り上がっている途中で
『時間なので次に進めます』
というわけにはいかないですよね。


それこそ、司会・ファシリテーターのせいで
“場”の空気を悪くしたり
参加者を冷めさせてしまいます。


“場”を作って、それを最後まで維持するためにも
進行状況を管理して、
参加者の言動を時間内に収めていく
ことも求められるのです。



司会やファシリテーション経験が少ないと、
まずは「自分が間違えずやること」だけで一杯になってしまいがちです。


ただ、そうなると、
司会・ファシリテーターと、参加者との間に
心の隔たりが出来てしまいます。




初めから完璧にできなくても良いので
司会・ファシリテーターの役割を理解して
それを全うしようという心持ちで臨んでいきましょう。