人前で声も表現も大きめに話すのは「自分っぽく」ない…違和感をなくそう【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。
ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。[声と話し方のパーソナルトレーニング]
プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!
声の出し方(発声)、滑舌、抑揚、話の組み立て、構成、言いまわし表現等、ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!
プレゼンやスピーチなど、人前で話すと
声が小さくなったり
抑揚がなくなったり
ジェスチャーが不自然になってしまう・・
──そんな経験はありませんか?
人によっては
「目立つのは嫌い」
「みんなの視線が集まるのは苦手」
と感じていて
ついつい“控えめ”な話し方になるのかもしれません。
人前で目立つのが苦手な人こそ“より堂々と話すべき”理由
あるいは、人前で話すのが不慣れで
どう表現して良いか分からず、
少数での会話と同じように話している人も
いらっしゃるでしょう。
少し大きめの声で話したり
抑揚をつけて話すのが
自分にとっては不自然な感じがするのも無理はありません。
今回は、その違和感の正体と、
どう克服していけば
人前で堂々と伝わる話ができるようになるのかお伝えします。
「いつもの自分じゃない」と感じる理由
人前で、堂々と周りを巻き込みながら話す人を見て、
「自分はあんなキャラじゃない」
「自分にはできない」
と感じたことはあるでしょうか。
通る声で
抑揚やジェスチャーもつけて話すことには
「急にキャラを変えたと思われるかも」
「恥ずかしい」
と思うかもしれません。
この“自分とは違う違和感”があるのは
性格やキャラクターの問題ではありません。
実は、慣れの問題なのです。
普段、
大きめに表現して話したり
ジェスチャーを入れながら話す場面が少ない人ほど、
“いつもと違う表現”に戸惑うだけなのです。
やはり人前で話す時には
少人数の会話とは違う
”話し方”や”振る舞い方”が必要です。
このような話し方は、一種のスキルですから
人前に立つ時の「モード切り替え」だと捉えると
ラクになるでしょう。
過去の経験を思い出すと分かる「慣れるプロセス」
この“慣れ”のプロセスは
多くの人が経験しているはずです。
例えば、
就職活動の時や
社会人の1年目の頃を思い出してみてください。
- 着慣れないスーツが落ち着かず、窮屈
- 丁寧な敬語を一生懸命使うのが疲れる
- 自分じゃない人を「演じてるみたい」な違和感
そんな状態ではなかったでしょうか?
けれど、社会人生活が長くなると、
あの頃の“違和感だった自分”が
だんだんと日常に溶け込んでいったのではないでしょうか。
演じているような敬語も
ビジネスライクな話し方も
当たり前になって、
そんな自分も「自分の中の一部」
になったのではないかと思います。
人前で堂々と話すのも全く同じです。
慣れれれば、やがて
- 通る声で話している自分
- 大きめに抑揚をつけて表現している自分
- 視線を大きく使っている自分
- 手振りを交えながら説明する自分
に違和感はなくなります。
「そういう時は、そういう話し方をする自分」
が当たり前になるのです。
元アナウンサーの私自身の経験
私自身も
アナウンサーとして仕事をし始めた頃は、
「アナウンサーを演じている」
という感覚でした。
というか、
「演じないと出来ない」
「本来の自分のキャラとは違うから」
と思っていました。
そして
「アナウンサーは、こんな時に、こう話す」
と、先輩を見ながら学んで
それを真似していました。
けれど、何年も仕事をしていると
それらが“自然な話し方”として体に馴染んでいきます。
いつしか、
「アナウンサーとして話す自分も、自分らしい」
「この話し方が、自分の一部」
と思えるようになりました。
でも今でも、仕事を離れると
小さな声でボソボソ話す自分もいます。
そんな自分も、また自分です。
これは、他の方も同じだと思います。
“人前で話すスタイルの自分”が育つだけで、
本来の性格が変わったり
無理をし続けるわけではありません。
人前で話すスキルをつけることは
自分の”幅”や可能性が広げることなのです。
人前で自然に振る舞うために
人前で話す時には
- 通る声
- 大きめの抑揚
- 自然なジェスチャー
- 広い視線の配り方
を意識してみましょう。
慣れないうちは違和感かもしれませんが、
これこそが
その”場”や”役割”に合った振る舞いです。
そうやって話したほうが
場の空気に馴染んで、聞き手は安心するため
より話に集中して聞いてもらえるようになります。
控えめに話している方が、むしろ不自然に見えるのです。
これは、
違和感だから
恥ずかしいから・・と
やらない人はずっと出来ないままです。
慣れれば慣れるほど
人前でも自然に振る舞えるようになるし、
自分自身の違和感も消えて
自分の枠が広がることを実感できるでしょう。

