伝わる話をするために知っておきたい「メタ認知」と「知識の呪縛」【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方コンサル】

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ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」VOICE美studio講師の砂川顕子です。

ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。[声と話し方のパーソナルトレーニング]

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聞き手の心に届く声の出し方(発声)、ハッキリ・ハキハキ聞こえる滑舌、意図やポイントを伝える抑揚、分かりやすい話の組み立て、興味を惹く構成、伝わる言いまわし表現など、

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話し方にも重要な「メタ認知」とは?

メタ認知とは・・
高い視点から客観的に
物事や、自分の「思考」「言動」などを捉えられることです。


話す場面で例えると、

自分の声や話し方が

  • 聞き手にどう聞こえているのか
  • どんな印象を与えているのか

を客観的に感じ取れる力とも言えます。


また、メタ認知が高まることで
自分の言葉や話す順序が

  • 聞き手の頭の中でどう理解されているか
  • 聞き手に何をイメージさせる
  • どこで誤解・混乱させてしまったのか

まで捉えられるようになるので、

必要に応じて言葉を言い換えたり
声の出し方や話し方を変えたりしながら
より良いコミュニケーションが取れるようになります。





ビジネスでのプレゼンやスピーチ、
会議での発言や、商談での説明などでは、

このメタ認知(聞き手目線)の有無が
話が伝わり、聞き手の心を動かせるかどうかを左右
します。

「知識の呪縛」が伝わらない話し方を生む

ただ、伝える時に厄介なのが
「知識の呪縛」と言われる認知バイアスです。


スタンフォード大学のエリザベス・ニュートンの実験によれば、
人は一度知ってしまった知識があると
その知識を知らない人の視点に立てなくなる
そうです。




つまり、話す側は
「これで分かるだろう」と思っていても、

実際には知識のない人の5%ほどにしか
理解されない
のです。


話す側に立つと、ついつい

  • 専門用語や略語を当たり前に使う
  • 理解が複雑な内容を早口でサラッと話す
  • 「そこまで説明しなくても分かるだろう」と端折って話す

などをしがちです。


これらは
無意識にやってしまうのはもちろんダメですが、
「分かるよね?」と思って
あえてやってしまっていることもある
のです。




そうなると
聞き手の理解が追いつかず、

内容の良し悪しよりも
「分からなかった」

「雑に説明された」
という印象だけが
残ってしまう
こともあるでしょう。


これはビジネスシーンでも非常によく起こること。

「説明したのに伝わっていない」
という状態につながります。





話した側からすれば
「言ったじゃないか!」
「ちゃんと説明したじゃないか!」
と思うことでも、

聞き手には届いていないのです。


話し方のトレーニングで「メタ認知(聞き手目線)」は鍛えられる

このような「知識の呪縛」は
誰にでもあり、逃れられません。


それでも!
うちの受講生さんたちは
『他の人の話を聞いていて
”もっとこう話せば伝わるのに”と思うようになった』

とおっしゃいます。


これは、つまり
自分がすでに聞いた(知った)内容についても
「初めて聞く人にとっては、どう話すのが最適か?」
という視点を持てるようになってきている
んですね。


まさに
メタ認知(聞き手目線)が高まっている状態です。




なぜ話し方のトレーニングで
メタ認知が高まるのかというと、

レッスンでは

  • 録音や録画をして自分の話し方を客観的に確認する
  • 自分が説明した「言葉」や「順序」が
    聞き手にどう受け取られやすいか
    フィードバックを受ける
  • (セミパーソナルの場合)他者の話を客観的に聞く機会がある

ためです。


レッスンは、
自分の声や話し方としっかり向き合う時間でもあります。




そのため、話し方トレーニングは、
単に滑舌良くハキハキ伝えられるようになる手段にとどまらず、

「聞き手にどう伝わっているか」
を感じ取る力を鍛える方法でもあるのです。

その先の「聞き手」を変える

私自身がレッスンを行う目的は、
受講生さん本人が変わることはもちろん、
その受講生さんの先にいる「聞き手」が変わること。

それは、皆さんにとっても
仕事で話すことの「最終目的」と言えるのではないでしょうか。





話を聞いた相手が、

  • 良い印象を持って心を開いてくれる
  • 理解が深まり、深く納得してくれる
  • 心が動き、行動してくれる


そこまで見据えて
「伝わる話」のトレーニングをしていきます。


そのためには
単に話すテクニックを養うだけではなく、

「相手にどう届いているか」を考えながら
目の前の聞き手の属性・理解度・反応・場の空気感などに合わせて
柔軟に話せるための「高い視点」が必要
なのです。





私自身も日々
「知識の呪縛」と向き合いながら、

受講生のその先にいる「聞き手」を
頭の中に思い浮かべて
レッスンやフィードバックをしています。





ビジネスの場面でも、人前で話す場面でも、
「伝わる人」は
高い視座「メタ認知=相手目線」を持っている人
です。


話し方のトレーニングによって
話すスキルだけでなく
メタ認知を鍛えて、
仕事で一段上へステップアップしましょう!