明るい声で印象アップ!自然に朗らかに聞こえる話し方のコツ【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】
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ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。
ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。[声と話し方のパーソナルトレーニング]
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明るい声は「高い声」とは限らない
ビジネスでも日常会話でも電話対応でも、
明るい声で話す人は
親しみやすく、印象が良く、
相手に耳を傾けてもらえるものです。
それが、仕事の信頼感にも繋がるでしょう。
しかし
「明るい声=高い声」と勘違いして
必要以上に声を高く話してしまう人も少なくありません。
ちょっとしたあいさつ程度なら
高めの声でも良いのですが、
プレゼンや説明など長く話す場面では、
ずっと高い声で話していると
聞きづらくて説得力が出ないですし
話す本人も、喉が疲れてしまいます。
大切なのは声の高さではなく
声の「質」です。
声を自然と明るく響かせる方法を身につけることで
印象が良く、魅力的に見えるばかりではなく、
話も伝わるようになって
仕事の評価も上がるでしょう。
今回は、明るい声で話すためのコツとして
- テクニック面
- 心理面
両方からのアプローチをお伝えします。
テクニック面からのアプローチ
声の質を明るく変えるには
まず技術的なポイントを押さえましょう。
特に効果的なのが次の2つです。
息をまっすぐ流す
声を出す時には
息を吐いている(使っている)わけですが、
その話している時の息が弱く
ため息のようにフッと落ちてしまうと
声が暗く聞こえます。
声がボソボソ暗くなると
言葉もハッキリ聞こえなくなって
印象が悪いだけでなく、
聞き手はストレスを感じますね。
声を出す時に、
まっすぐ前に息を送り出せると良いです。
息は目では見えませんが
話しながら、自分の息が
まっすぐ遠くへ流れていくイメージをしてみましょう。
それだけで
覇気が出て明るく響く声になります。
息の吐き方によって
声帯の動きが変わったり
声の共鳴が変わりますので、
まさに息は、声の源なのです。
上あごを引き上げる
私たちが『アハハ!』と笑った時には
口の中の上の天井部分(硬口蓋)が
自然と引き上がっています。
そうやって笑った時には
自動的に明るい声になっていますね。
ですから
硬口蓋を(笑った時のように)引き上げて
口の中の空間が広がると
明るい声が自然と作られるのです。
よく、
口角を上げたら明るい声になると思われているのですが、
口角を上げるだけでは不十分です。
無理に口角だけを上げようとすると
逆に、口の中が平べったく、狭くなってしまいます。
口の中が狭くなると
声がキレイに響かないばかりか
舌を動かしづらくなって滑舌も悪くなりがちです。
硬口蓋を上げて
口の中に縦の空間を作るような感覚で話してみましょう。
分かりにくい場合は
『アハハ!』と笑ってみて、
上あごの動きを感じてみましょう。
心理面からのアプローチ
声には心理状態がはっきりと表れます。
皆さんも経験があると思いますが
落ち込んでいる時は、無意識に声が沈み、
楽しい気分のときは
何も考えなくても、声が自然に明るくなるものです。
ですから
明るい声で話すには
無理に声色を変えることよりも
「話すことを楽しむ」ことが一番の近道です。
例え、緊張する場面であっても
「わぁ!ドキドキしてきたぁ!」と
緊張している自分を微笑ましく感じられるくらいに受け入れて、
聞き手とのやり取りを楽しもうとする意識を
持ってみましょう。
そうすると、声は驚くほど明るく変わります。
人前で話す時も、
単なる情報の伝達ではなく
「聞き手との心のコミュニケーション」を楽しもうと
意識してみましょう。
声が明るくなると
当然、第一印象が良くなり、
スムーズに人間関係を構築していくことができるでしょう。
普段の声が
・覇気がない
・ボソボソ
・暗い印象
・不機嫌な印象
・やる気がなさそうな印象
だと、仕事や人間関係で
大きく損をしてしまいます。
無理にテンションを上げたり
高い声で話す必要はありません。
息をまっすぐ流す感覚で
笑う時のように上あごを上げて、
そして心の持ち方を意識することで
自然な明るい声を手に入れられます。
明るく、想いの込もった声は
聞き手との関係を豊かにするコミュニケーションツールです。
今日から少しずつ意識して
声の印象をアップさせましょう。