元々声が通って話すのが得意な人が、話し方レッスンを受けたらどうなる?【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。
当教室にいらっしゃる生徒さんは、
圧倒的に「話すのは得意ではない」方が多いです。
または、
「気軽に会話を楽しむのは好きだけれど、
ビジネスなどの改まった場面や、人前で話すのは苦手」
「声が通らない、声が聞こえないと言われた」
という方もたくさんいらっしゃいますね。
私もそうだったので、お気持ちはよく分かります。
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ですが、
「声も良く通るし、話すのも好きで、
何の苦労もなく仕事でも話してきた」
という、
いわゆる”元々話すのが得意な方”も
たまにいらっしゃるんですね。
きっかけとしては
スキルアップのために話し方に興味を持ったり、
「なんとなく伝わっていない時がある気がする…」
と気づいたから、だそうです。
そうやって、
今まで難なくやってきたことを見直そうと思われる方は
素晴らしいですね。
では、そんな「元々話すのが得意な人」は、
声と話し方のレッスンを受講されると
どんな反応をされるでしょうか。
元々得意だから、
特にレッスンすることがないと思われますか?
知らなかったものが見える
話すのが得意なタイプの人が
話し方レッスンを受けられた時の反応は、大抵
「おもしろい!!」
というものです。
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今まで、得意ゆえに何も考えずに話してきたけれど、
伝わる話し方の奥深さを知って
見えていなかったものが見えて
面白く感じていただけるようです。
また、レッスンを進めながら
今までの自分の話し方を改めて細かく見直して、
「これは出来ていなかった」
「こんな表現もあるのか」
と省みたり
発見したり
課題を見つけたりするのも早いのです。
きっと、苦手を克服するのではなく、
得意なことをもっと磨いていく行為なので
楽しいのでしょうね。
どんなところを改善すればよいのか?
では、元々話すのが得意な人は、
レッスンでどんなところを磨いていけばよいのでしょうか。
声の表現
まず、元々、声が通る人は、
その「自分の声」に頼って話していることが多いです。
声は自分でも聞こえていますから、
通る声を聞いている自分自身が
話していて気持ちいいんですね。
ですから、ずーっとよく通る声で、
テンション高く話している人も多いものです。
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そこで、
「声の表現」をつけられるようにしていくのがいいでしょう。
話している内容に合わせて、ところどころ、
- 息交じりに言ってみる
- 声のボリュームをわざと落としてみる
- 低い落ち着いたトーンで話す
- ゆっくり発音してみる
など、声に表現をつけて話すと、
もっと伝わるようになります。
“声”と”気持ち”は密接に結びついていますから、
その時の感情によって、自然と声に変化はつくのですが、
そういう無意識に起こる変化ではなく、
自分の言いたいニュアンスを正確に受け取ってもらえるように
あえて声に変化をつけて話すのですね。
つまり、
「聞き手にどう聞こえるか」を考えて
表現をつけていくことができると、
ご自身の声をもっと活用できる上に
より魅力的に話せるようになります。
一文の長さと、話の間(ま)
話すことが得意で
話したいことが次々と出てくるタイプの人は、
一文(「。」で一区切りつくまで)を長く話してしまったり
話の中で間(ま)をあまり取らずに
自分のペースで次々と話してしまったり
しがちです。
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そのペースと勢いで
聞き手を巻き込んで話す能力もあるのですが、
話す時間が長くなると
話の流れが見えづらくなって
伝わらなくなってしまいます。
そこで、
一文を短く言い切るところも作って、話のリズムを変えたり
話題の変わるところや、じっくりと段階的に理解してほしいところでは
間(ま)をしっかりとるように心がけたりすると、
緩急のついた話になって
一層聞き手の心をつかむことができます。
ここでも、
「聞き手の理解度に合わせて」間(ま)をとる
ことが大切です。
また、言いたいところは、
短くスパッと言い切る!
ことで、インパクトを残せます。
言葉の精査
話すことが好きな人は、
特に苦労せずとも、言葉が次々と出てくることでしょう。
きっと、気づいたら口から発していることも
多いのではないでしょうか。
それゆえ、
ムダな言葉が多いこともよくあるのです。
例えば、一つのことを説明するのに
たくさんの言葉を使って話していたり、
同じ言葉や、重複する意味の言葉を
何度も発していたりします。
これは、大事なことだから繰り返して言っているのではなく、
「自然とそうなっている」んだと思います。
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言葉が無駄に多いと、
結局大事なことが伝わりづらくなりますし、
聞き手からしたら情報過多になってしまうこともあります。
そこで、言葉を精査して厳選できるように
意識されるとよいでしょう。
おそらく、意識されるだけで、
自分の言葉の数や重複に気づいて、改善できるはずです。
言葉数は、
多すぎても、伝わらなくなってしまうのです。
このように、
これまで声や話し方で悩んだことがなかった方は、
話し方のレッスンを、前向きに捉えて
学んでいただけることが多いです。
知らなったことを知って、
上達するのを楽しんでいただけるんですね。
そして、話すことが得意な方にも
もっと磨くところはあります。
得意分野を磨くからこそ、ご自身の強力な武器になるのです。