滑舌練習の前に!言葉が言いやすくハッキリと聞こえるようになるポイント①【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】

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ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。
プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!

発声、滑舌、抑揚、話の組み立て、言いまわし表現等、ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!

今回の内容を動画でご覧になる場合はどうぞ↓


今回は、滑舌よく話すためのポイントをお伝えします。

皆さんが
「自分って滑舌良くないな・・」
と思われる時は、どんな時でしょうか?


おそらく

  1. よく言葉を聞き返される・聞き間違えられる・聞き流される・・・
  2. 言葉を噛んで詰まっちゃう・言いにくい言葉がある・言葉が滑っちゃう・・・

と実感する時なのではないでしょうか?


気軽な会話であれば
相手も気軽に聞き返してくれるので気にならなくても

お仕事のプレゼンテーション、研修セミナー講師や
人前でのスピーチであれば

言ったはずのことを聞き返されたり
聞き逃されていたり
途中でよく噛んでしまったりするのは
改善したいところですよね。



上記のうち、今回はまず
①よく言葉を聞き返される・聞き間違えられる・聞き流される・・・
という時の改善策についてお伝えしていきます。

聞き手へ言葉がハッキリと聞こえるようになるポイント

滑舌が良くないのかな?と感じたら
「滑舌を良くする練習をするのが良いのかな?」
「口をもっと開けて話した方が良いのかな?」
なんて思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

それ以前に!
もっと単純なことで
言葉がハッキリ、滑舌良く話しているように
聞こえるようになる
んです!



当教室のレッスンでも
そのコツを掴んだ受講生さんは
瞬時に滑舌良い人に早変わりしております!



そのコツとは
言葉の一音目を響かせるように発音する
ことです。


実際に音声で確認していただきましょう。


まずは、
一音目など何も意識せずにツラツラと話した時の音声です。

<サンプル音声1>言葉の一音目が響いていない話し方

※ミュートに設定していますので小さめの音量からお聞きください



いかがでしょうか?

特別滑舌が悪く聞こえるわけではないですが、
言葉がはっきりと聞こえず
印象に残らないため
聞き流されやすくなるのがお分かりでしょうか?




それでは、
言葉の一音目を響かせるように発音した音声をお聞きください

<サンプル音声2>言葉の一音目を響かせた話し方

※ミュートに設定していますので小さめの音量からお聞きください



音声サンプル2のほうが
『今月』『黒字』
という話の中の言葉(単語)が
はっきりと聞こえて印象に残った
のでないでしょうか。



音声サンプル2では
『今月』の「Ko」
『黒字』の「Ku」
という一音目を
母音の「o」「u」が響くように発音しました。


このように、
言葉(単語)の一音目がよく響くと
その単語そのものがハッキリと聞こえるようになる
のです。


これは、その人の滑舌の問題ではありません。

母音を響かせるために大切なこと

「言葉の一音目を響かせるように発音する」
ということを実践しようとすると、
一音目を強く発音してしまう場合があります。


ここで言う「一音目を響かせる」というのは
一音目を強く言うことではありません。



強く言おうとすると、
私たちはどうしても子音の発音に息を使ってしまって
母音が響かなくなります。


×『Koんげつは Kuろじとなりました』
↑このように子音のKばかりに力を込めてしまうと
母音が響かなくなり
逆に滑舌が悪く聞こえる場合があるのです。



日本語では、母音aiueoを
力まず軽く響かせるように発音すると
はっきりとした発音になります。
〇『Koんげつは Kuろじとなりました』

一音目を響かせる言葉の選択

今回のサンプル音声は短い文でしたが、
実際に話をする中では
もっとたくさんの言葉(単語)が次々と出てきます。


そんな時、全部の言葉の一音目を意識していては
大変すぎて話すことができなくなります。


そこで、
一音目を響かせると良いのは

  • 話し始めの一音目
  • 話の中で強調したい(ポイントとなる)単語の一音目

です。



この2つの部分だけ意識することで
滑舌よくハキハキと聞こえて
言葉を聞き流されたり
聞き逃されたりすることが減るでしょう。



滑舌よく、言葉をはっきりと伝えるには
様々な練習方法や
各人に合わせた改善方法があるのですが

今回は、多くに人に共通する改善ポイントをお伝えしました。



特別な滑舌練習をしなくても
口を大きく動かそうとしなくても
これだけで、一瞬で滑舌良く聞こえて
聞き手の頭の中に「言葉」を残すことが出来るようになります。



「話し始め」と「強調したいポイントとなる単語」は
一音目を、母音を響かせるように丁寧に発音してみましょう。

決して、力を込めて強く発音しないように!



次回は
「言いづらい・言葉を噛んじゃう・詰まっちゃう・滑っちゃう」
という場合の改善策をお伝えしていきます。


引き続きご覧ください。


  

  

  

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