「緊張しないで話す」ことを諦めるほうが成功する【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。
ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。
プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!
発声、滑舌、抑揚、話の組み立て、言いまわし表現等、ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!
当教室にいらっしゃる方からよく聞く言葉
『緊張しないで話せるようになりたい』
お気持ちはすごーく分かります。
でも、そのような方に対して私はこう言います。
『たとえ緊張したとしても、伝わる話ができるように』
に目標を変えましょう!
その方が簡単です!
・・・と。
なぜなら
「緊張しないで話せるようになる」って
なかなかに難題だと思うからです。
正直、アナウンサーとして20年以上やってきた私でも
初めての場面で話すのは緊張しますし、
私の大先輩方を見てきても
ちゃんと(?)緊張されていました。
緊張したからと言って
人前で話す仕事は問題なくこなしているわけです。
それに、
「緊張しないで話せるように」というマインド自体、
守りに入っているのが分かりますか?
人は守りに入るほど(自分を守ろうとするほど)
失敗したくない心理が働いて
緊張が増してくる・・・。
しかも「緊張しないように」と
「緊張」のことを考えていればいるほど
人は緊張してしまうものなんです。
「緊張しないで話せるようになる」がいかに難題か
社内の会議で
数十名の前で報告をする時に
いつも緊張してしまう人がいたとしましょう。
その人は
事前に報告の内容をしっかりと準備して、練習して
何度も場数を踏んでいけば
そのうち緊張しなくなるかもしれません。
では、社内の会議では緊張しなくなった人が
社外の知らない人が100人集まるホールで
スピーチをすることになったら?
同じように緊張せずに話せると思いますか?
おそらく、緊張せずに話すことは
難しいかもしれません。
なぜなら
- 聞き手が、社内のメンバー ⇒ 社外の知らない人
- 場所が、会社のいつもの会議室 ⇒ 初めての社外ホール
- 内容が、業務報告 ⇒ スピーチ
と変われば、
勝手も心理状態も全然違うものになるからです。
その他にも
話す時間の長さや、責任の大きさ等が変わることによって
緊張のしやすさも変わってくるでしょう。
このように
「緊張するか・しないか」は
いろんな要因によって左右されます。
ある瞬間まで全く緊張していなかったのに、
『話す内容を変更して!』
『時間が余りそうだから、何か話して時間をつないでおいて!』
と突然言われるなど、予想外のことが起きると
途端に緊張し出すことだってあるんです。
単純にいつでも「緊張しないで話す」ことは
容易ではないのがお分かりでしょうか。
そこで大切になってくるのが
「緊張していようが、自分らしく伝わる話ができること」
です。
緊張していようが自分らしく伝える
緊張 = 悪・ダメなこと
ではありません!
「緊張しているとうまく話せない」
という思う込みがある方もいらっしゃるのですが
そんなことはないんです。
緊張していたとしても
伝わる話はできます。
大事なのは、
緊張に囚われないこと!
「緊張しているな・・・」と感じても
それはそれとして置いておいて、
自分がやるべきこと・伝えるべきことに集中することです。
「緊張していようが、やるしかない!」
「緊張してるけど、まぁしょうがない!」
と諦められたほうが
自分を守る鎧が取れて
自分らしく話せたりするものです。
人前で話す時には
『うまく話したい』
『失敗したくない』
などの心理から、守りに入りたくなりますが、
ある意味開き直って
聞いている人へ開示・発信していくほうが
緊張から解き放たれていきます。
実は「緊張」って
自分で自分を縛っているんですよね。
「緊張せずに話すこと」は諦めて
・緊張してもいいや!
・自分のできることを精一杯やろう!
と心をオープンに話せるようになることに
まずは意識を向けてみてくださいね。
成功に一歩近づくはずです。