人前で緊張して上手く話せない人が取り入れてほしい4つの方法【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】

ご覧いただきましてありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。
プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!

発声、滑舌、抑揚、話の組み立て、言いまわし表現等、ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!

今回の内容を動画でご覧になるにはこちら↓

今回は
「人前では緊張して上手く話せなくなる」
という方に対して
当教室でしているアドバイスを中心に改善策をお伝えします。


  • 人前に出ると頭が真っ白になる
  • 緊張するからスピーチとかプレゼンとかやりたくない!
  • 人前で話すことに自信がない

という方は、
そこから抜け出して
さらにステップアップするヒントにしてください。






まず、前提として、
人前が苦手・緊張してうまく話せないという方にも
色んなタイプ・原因があります。


ですから、まずは原因を探って
その人に合った改善策を取るのが一番効率的です。



当教室のレッスンは
マンツーマンまたは少人数制クラスなので、
それぞれの方の原因に合わせて解決策をアドバイスしている
のですが、

今回はそのうち、
多くの方にしているアドバイスを4つにまとめました。


  1. 聞き手のために話そう
  2. 「緊張しないで話せること」に価値を置かない
  3. 腹式呼吸をマスターしよう
  4. 緊張しやすい人ほど、話すスキルをつけよう




それでは、ひとつずつ解説していきましょう。

聞き手のために話そう

緊張の原因として、よくあるのが
「自意識」
なんです。


例えば

  • 自分が失敗したらどうしよう
  • 自分が下手だと思われたら嫌だ
  • 自分は周りからこんな風に見られているんじゃないか

などなど…。


人前に立つ時には、
「自分」がどう見られるか?という思考で
いっぱいになりがちです。





もちろん
お仕事で話す時にはプレッシャーもあるでしょうし、
多くの人に見られていると自意識が強くなるのも
良く分かります。


でもその自意識が
自分を縛って、緊張の原因になってしまう
んです。






そこで「自分」ではなく、
「聞き手」に意識を向けてみましょう。



少しでも聞き手にとって

  • 分かりやすく
  • 心を込めて
  • この時間を有意義なものにしてもらうために

話そう!

と、聞き手へ心を向けると
自意識がマシになっていきます。



「自分」のことは、
今の自分が出来ることを精一杯したらいいや!
とある意味、開き直ってしまいましょう。


そのほうがリラックスして
持っている力や、練習の成果を
発揮できるようになります。


「緊張しないで話せること」に価値を置かない

緊張せずに話せるようになりたい気持ちは
よく分かります。


でも、緊張していたとしても、
ちゃんと伝わる話はできるんです。


「緊張しないこと」よりも
「緊張していても、しっかりと伝えられること」
のほうが大事
だと認識を変えましょう。


なぜなら、
緊張するのは、体の反応として当たり前だから。



私自身も、20年以上アナウンサーとして
人前やプレッシャーのかかる場面で話してきましたが、
やはり、どれだけキャリアを重ねても
緊張する時はするんです。


☆過去記事もご覧ください。
「緊張しないで話す」ことを諦めるほうが成功する





ですから、緊張したとしても
まぁ仕方がない!
それが普通!
と諦めて、
その緊張に囚われないようにするのが一番です。



そこで
本番前に緊張してきたら、
「おぉ今日も緊張してますねー」
「ちょっと手も震えてるんじゃない?」
など、自分を俯瞰的に見て
心の中で実況してみてください。


もしくは
「ほんとに緊張しますねー」
と、周りの人へ明るく言ってしまいましょう。


そうすると
緊張している自分にどっぷり浸らなくなって、
「緊張はしているけど、それはそれ!」
「自分のやるべきことをやろう!」
と気持ちを切り替えやすくなります。


腹式呼吸をマスターしよう

私たちは、
緊張している時には「胸呼吸」になります。

つまりは
肋骨や肩を少し動かす浅い呼吸になっているんです。




これは、体の自律神経の働きとして
交感神経が活発になり
自然と胸呼吸になるんですね。



でも胸呼吸のまま人前で話し続けていると、
どんどん交感神経が活発になって
話しながらどんどん焦ってきたり、
より一層緊張してきたりしやすいです。




そこで、
副交感神経(リラックス神経)を優位にする
腹式呼吸を意識的にできるようになりましょう。





本番前は、
意識的に腹式呼吸をして
心を落ち着かせる
のがおすすめです。


また、そのまま腹式呼吸で声を出せば、
ゆったりと落ち着いて、堂々と話せるようになります



さらに
緊張して声が震えやすい方の改善策としても
腹式呼吸は絶対的におすすめ
です。



話すための腹式呼吸・腹式発声を身に付けると、ここが変わる!

伝わる話し方の基本!「話す時の呼吸」を身につける練習法

話す時に必要な腹式呼吸についてまとめ

〔最新版〕緊張しても声が震えないコツ


緊張しやすい人ほど、話すスキルをつけよう

先ほどご紹介した腹式発声も含めて

  • よく通る良い声
  • ハキハキと明るく
  • 緩急のある表現で
  • 分かりやすく

話すことができるようになれば
話すことに自信がついて
自己肯定感が上がります。



そうすると、緊張緩和にもつながります。

緊張していようが、
堂々と伝わる話ができるようになるんです。






話す訓練をした人から良く聞くのが、
『人前に立って緊張していても、
話し始めの第一声を発した時に
自分の声を聞いて安心する』
ということです。


自分の声を聞いて安心しよう


やはり
弱々しく震えている自分の声を聞いたり
ダラダラ喋っちゃっう自分を認識したりすると、
どんどん自信がなくなってきて
緊張してくる原因になる
んですよね。


話すスキルがつくと、
どれだけ緊張していようが
話し始めた自分の声を自分で聞いて
「あ、大丈夫だ!」と自信が持てるようになります。


自分の声を聞くことで
落ち着いて話せるようになる
んです。


自信がないことや自己肯定感が低いことが
緊張の原因になっている方は、特に
話すスキルをつけることをおすすめします。



これらのアドバイスの中から
自分に合ったものを取り入れてみましょう。


人前での緊張に飲み込まれることがなくなり、
自信を持って自分らしく話すことができるようになるはずです。