人前で話す時、こんなマインドの人は伝わらない!【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】

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ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。[声と話し方のパーソナルトレーニング]

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今回の内容を動画でご覧にある場合はどうぞ↓



人前で話す時に「どんな心の状態でいるか」が
話の伝わり方を大きく左右
します。


どれだけ良い内容を話しても
話す人の「マインド(心の状態)」によっては
伝わらないことが大いにあるのです。



なぜなら、私たちが話す時には
心理状態が驚くほど映し出されてしまうからです。


隠そうとしても
声・無意識の動作(目線や身振り手振り)
さらには言葉の選び方にまで表れてしまいます。





皆さんも、聞く側の立場で
次のように思ったことはありませんか?

  • 「原稿を読んでいるだけで、伝えようとしていないな」
  • 「緊張していて自信がなさそうだな」
  • 「自分の言いたいことだけ話している感じだな」



このように
話す人の心理状態は
聞き手にバレてしまうのです。




ですから
話すテクニックを磨くのはもちろん大事ですが
それ以上に重要なのが
「話す時のマインドセット」
です。



そこで今回は
人前で話す時に伝わらなくなってしまうマインドを
3つご紹介します。


自分に当てはまっていないか
ぜひ確認してみてください。


1. 自分の欲が強い人は伝わらない

1つめは、「自分の欲が強い人」です。


“自分の欲”とは
例えば、次のような気持ちです。

  • 「上手く話したい!」
  • 「なにか良いことを言いたい!」
  • 「笑いを取りたい、ウケたい!」
  • 「失敗したくない!」



このように
自分のことばかりを考えている人は
「聞き手のことを思い、聞き手に対して話す」
ことができていません。



それは、聞き手にも伝わってしまい
話にしっかりと耳を傾けてもらえなくなるのです。






もちろん
「上手く話したい」
「失敗したくない」
という気持ちは誰にでもあります。

でも、それだけに意識が向いてしまうのが良くないということです。




そこで
「自分が上手く話す」ことではなく
「聞き手にどう伝わるか」を意識してみてください。

  • 聞き手が理解しやすいように話す
  • 聞き手が興味を持つ内容を伝える
  • 聞き手の反応を見ながら補足をする

など、聞き手へ心を向けることで
相手も自然と耳を傾けてくれるようになります。


まさに、日常のコミュニケーションと同じですね。



2. 苦手意識や劣等感が強い人は伝わらない

2つめは
「苦手意識や劣等感が強い人」です。


例えば、次のようなマインドで話していませんか?

  • やりたくないけど仕方なく話している」
  • 「人前で話すのが苦手!早く終わらせたい!」
  • 「自分は他の人と比べて下手だから…」






こうした気持ちが表に出てしまうと
聞き手は
「この人、伝えるつもりがあるのか?」
と感じてしまいます。


プレゼン・スピーチ・発表・報告など人前で話す時には
話す人には時間が与えられ、
聞き手はその話を聞くために時間を使っています。


せっかく時間を割いて聞いてくれているのですから、
ささっと終わらせるような伝わらない話をすることは
聞き手の時間を奪うのと同じこと
です。




聞き手にとって

  • 「へぇ知らなかった!」(新しい情報を得る
  • 「なるほど、そういうことか」(納得する・腑に落ちる
  • 「どうしようか?」(判断材料を得る
  • 「そんなことあるの!?」(意外な驚きを得る

など、話を聞いて
頭の中で反応できたり
心が動いたりできれば
話を聞いた時間はムダにはならない
のです。


「苦手だから」
「早く終わらせたい」
という意識にとらわれず、
内容をしっかり伝えようという意識が大切です。




3. 自分基準で考えてしまう人は伝わらない

3つめは、「自分基準で考えてしまう人」です。

自分基準というのは

  • 「スラスラ話せれば成功!」
  • 「途中で詰まったら失敗!」

など
自分がうまく話せたかどうかの基準があること。


その基準に沿って話そうとしてしまう人は
伝わりません。



なぜなら、話は
「相手がどう受け取るか」
が全て
だからです。





自分では
「良いことを言えた!」
「上手く話せた!」
と思っても、
内容が相手に伝わっていなければ意味がありません。


逆に、
言葉に詰まりながら話したとしても
その言葉が、聞き手のことを思って考えながら発したのであれば
聞き手の心を打つこともあります。



良い・悪いの判断基準にすべきは、

  • 聞き手の反応や感想はどうだったか?
  • その場の空気感はどうだったか?

という「伝わったかどうか」です。


自分基準は程々にして、
「聞き手にとってどんな話だったのか」
に重きを置くようにしましょう。




今回は、少し厳しい内容で
耳が痛い人もいらっしゃったかもしれません。




ですが
マインドが変われば
話し方や伝わり方は驚くほど変わります。


私自身、これまで何百人もの受講生さんを見てきましたが
心の持ち方を変えるだけで
途端に話が伝わるようになる
場面にたくさん遭遇しました。


人前で話す際には
ぜひ、自分の心持ちを見直してみてくださいね。