場面によって変わる!求められる話し方とは?【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。
ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。[声と話し方のパーソナルトレーニング]
プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!
声の出し方、滑舌、抑揚、話の組み立て、構成、言いまわし表現等、ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!
あなたの話し方は、
あなたが話す目的に合っていますか?
話が上手い人=どんな場面でも伝えられる
と思われがちですが、
実際はそうとは限りません。
たとえば、
- 会議で自分の意見を発言する時
- 会議のファシリテーションをする時
- 結婚式のスピーチをする時
- 社外でプレゼンをする時
- セミナーや研修の講師を担当する時
- 社内イベントの司会をする時
などなど、
ビジネスにおいても
場面や目的が変われば
求められる話し方のスキルも変わります。
つまり、求められる
- 声のトーン
- 立ち居振る舞い
- 話す構成
- 言葉
- 言いまわし
- 伝え方
などが
「どこで誰に向けて話すか」によって
変わってくるのです。
今回は
どんな場面で、どんなスキルが必要なのか
具体例を交えながらご紹介していきます。
ご自身の話す場面を思い浮かべながら
これからどんなスキルをつけるべきか
考えてみてくださいね。
会議で「意見を述べる」と「進行する」
同じ「会議の場」でも
【自分の意見を述べる時】と
【ファシリテーターとして場を進行する時】では
求められるものが変わります。
【会議で自分の意見を述べる】場面では、
- 端的に話す
- 論理的で分かりやすい
- 説得力や納得感のある話し方
などが求められます。
これは
面接や商談などにも通じる
「自分の考えを言語化する」
「説明する」
技術の基本です。
一方で、
【会議のファシリテーションをする】場合は
- 参加者全員が発言しやすい雰囲気作り
- 出た意見を整理・集約して伝える
- 全体の時間管理を行う
- 参加者の平等性を保つ
など、
単に「分かりやすく話す」だけでなく
「場を回す力」や
「場を作る力」
が必要です。
会議の参加者が
全く同じメンバーだったとしても
Aさんがファシリテーションをしていると
みんなの議論が活発になって
議題がまとまる・生産性のある場になるが
ファシリテーターがBさんに変わった途端、
発言しづらい空気感になったり
話がまとまらず持ち越しになる
ということも起こり得ます。
会議において、立場が変わると
これまで全く求められなかった能力が
必要になるのです。
結婚式の「スピーチ」と、社外での「プレゼン」
続いては
「スピーチ」と「プレゼン」においての
求められるスキルの違いです。
【結婚式でスピーチをする】場合には、
- 聞き手がにこやかになるような話題提供
- 柔らかく優しい印象を与える話し方
- 忌み言葉や過度な冗談を避ける言葉選び
など、場の空気に寄り添った配慮が不可欠です。
スピーチ自体が主役ではなく、
主役は新郎新婦とその空間である
ということを意識して話すことが大切です。
ですから
言葉を印象に残しつつも、
自我が強く出たスピーチにならないよう
気を付ける必要があります。
一方、【社外でのプレゼンテーション】では
- ストーリー性を持たせて引き込む力
- 第一印象で信頼感を与える声や話し方
- 相手の心を動かし、行動を促す表現力
- 説明の明瞭さ
- 論理と想いのバランスが取れた構成力
など
商品やサービスの魅力だけでなく、
ビジネスパーソンとしての魅力を伝える力が求められます。
結婚式のスピーチが
「和やかに心を届ける話し方」だとすれば、
社外プレゼンは
「成果につなげるための戦略的な話し方」
とも言えるでしょう。
セミナーや研修の「講師」と、社内行事やイベントの「司会」
最後は
「講師」として教える立場と
「司会」として進行する立場においての
求められる話し方の違いです。
いずれも、
長時間に渡って
人前に立っていることが多い役割ですね。
【セミナーや研修講師】として話す際は、
- 参加者が「自分ごと」として聞ける巻き込み力
- 長時間でも飽きさせない話題や話し方
- 聞き手の集中力を保てるような場を作る力
- 分かりやすく噛み砕く説明力・言葉選び
などが求められます。
そのために
声のトーン、スピード、抑揚、間の取り方など
声の表現力も欠かせません。
一方で、【社内行事やイベントの司会】では、
- 滞りなく進行するタイムマネジメント
- 自分の声や話し方で場の雰囲気を変える
- 自分の言葉で参加者がスタッフを動かす
- 来賓や主役が引き立つような配慮
といった
「縁の下の力持ち」的な役割が求められます。
司会は“黒子”でありながら
場全体の空気をつくる重要な役割です。
前に出すぎず、でもちゃんと耳に届く声で
場の流れや雰囲気をコントロールしていく力が必要です。
どの場面でも共通して大切なこと
話す場面や目的によって
求められるスキルが違うとはいえ、
どんな時でも共通して大切なのは
声や言葉が聞き取りやすく
印象が良いこと。
これはビジネスパーソンとして
話し方の「基本の基本」の要素です。
そのうえで、
自分がどんな立場・目的で話すのかを意識して
その場にふさわしい話し方のスキルをつけていきましょう。
さて、あなたが話す場面では、
どんなスキルが必要でしょうか?
まずは、ご自身が
どんなシーンで話すことが多いか
どんな聞き手が多いかを
振り返って考えてみてくださいね。
当教室では、
- 話す場面
- 話の目的
- 聞き手の属性
- 話の内容
などを丁寧にヒアリングしたうえで
その方に必要なスキルを磨いていくレッスンを行なっています。
「そんな細かいことまで聞くの?」
と思われるかもしれませんが、
一人ひとりに必要な話し方を身につけていただくために
大切にしているステップです。
どうぞ、遠慮なくご相談くださいね。