言葉がハキハキ聞こえないのは、口の中を怠けすぎかもしれません【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
人前で話すビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。

 

レッスンをしていると、「今まで口の中を怠けながら喋ってきたんだろうなー」と思う方がいらっしゃいます。

 

「口の中が怠けている」というのは、舌や軟口蓋(なんこうがい)・硬口蓋(こうこうがい)という口の中の上の部分を、あまり使わずに発音している、という意味です。

話し始めたばかりの子供は、ちょっと言葉がふにゃふにゃしていますよね!?

それは、まだ発音のための口の中の動作が発達してなくて、適切に動かせないためなのですが、

そこまでではないにしろ、同じような状態になっている、ということです。

 

特に、普段、浅い息での”会話”しかしていなかった人は、あまり口の中を動かさなくても、それほど問題がなかったのか、その傾向が強いです。

 

ですが、自分主導で説明をしたり、人前で話したりする場面では、ハキハキと聞こえず、言葉がぼやけてしまうのが顕著になってしまうんですね。

 

そして、皆さんに共通して、”口の中が怠けやすい”音がありますので、特に気をつけたい音をピックアップして書いていきます。

 

ポイントは、口の中の

  1. 摩擦
  2. 破裂

の力を強くすることです。

1.舌の力を強く使う

発音する時の舌の力が弱いために、言葉がはっきりしなかったり、言いづらかったりする音があります。

 

ら・り・る・れ・ろ

りゃ・りゅ・りょ

は、舌の先っぽを、上あごに、少し強めに押し当てなから、弾いてみましょう。

 

さ・し・す・せ・そ

は、舌の先っぽを、前歯の裏の上の方に少し強めに押し当てながら、発音しましょう。

 

発音する瞬間に舌の先を”押し当てる”力が弱いと、言葉がぼんやりするのですが、

押し当てる力の源は、「息の勢い」を使うとやりやすいです。

つまり、浅くて弱い息では、舌の力も弱くなってしまうんですね。

 

舌の力だけで頑張って押し当てようとすると、口にグッと力が入ってしまって、逆に、話しながら噛むことが多くなってしまいます。

口の周りはリラックスしたまま、息が出ていく力を利用して、舌を押し当てて発音すると、言葉が明瞭になります。

 

2.摩擦の力を強くする

“摩擦”の力を使って発音する音があります。

今まであまり意識したことがないかもしれませんが、口の中の”摩擦”に注意を向けてみてください。

 

さ・し・す・せ・そ

は、舌の先っぽと、前歯の裏の上の方を摩擦させています。

 

ざ・じ・ず・ぜ・ぞ

は、舌全体(特に奥の横のほう)と、上あごを摩擦させています。

 

ち・つ

は、舌の先の方(横のほうも含め)と、上あごを摩擦させています。

 

この摩擦が弱いと、言葉がフワフワした印象になります。

 

ここでも、「息の勢い」「息の力」を有効に使って、摩擦を強くしてみてください。

くれぐれも、口にグッと力を込めて、口を固めてしまわないようにしましょう。

 

3.破裂の力を強くする

口の中の”破裂”の動作が分かりやすいのは、

『ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ』

『ば・び・ぶ・べ・ぼ』

でしょうか。

唇を一度閉じてから、それをポンっと破裂させるように発音しますね。

 

その他にも、

『た・て・と』

『だ・で・ど』

も、舌と上あごを一度くっつけてから、それをポンっと素早く離して、破裂させるように発音します。

 

この破裂させる勢いが弱いことでも、言葉がぼんやりして、聞き取りづらくなります。

 

破裂させるには、「息の力」がないと難しいのがよく分かるでしょう。

吐く息を利用して、しっかりと破裂の動作をしましょう。

 

まとめ

普段、話している時に、口の中なんて意識していない方も多いと思いますが、

  1. 摩擦
  2. 破裂

の3つの力を、少し意識してみてください。

いつも、かなり怠けて話していることが、よく分かるかもしれません。

 

上記に提示した音を、しっかりと息の力を使いながら、発音する練習をするだけでも、

口の中の力を適切に使えるようになります。

 

暇な時にちょっとずつやってみて、体に覚えさせてしまうのが、一番早いです。

ぜひお試しください。