話す技能は、使わなければ衰えます【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

今回の内容を、3分の動画で端的にご覧になる場合はどうぞ↓


本日のタイトル

「話す技能は、使わなければ衰えます」

は、私自身にも言い聞かせていることです。

 

 

生徒さんや、体験レッスンに来られる方などで、

『仕事で話す時に、最初、声が出なくて焦る』

『よく噛んで困る』

というお悩みを、割りと聞きます。

 

 

そして、そう言う方は、

普段、黙々と仕事をされていたり、

小さな声での短い会話しかしていなかったり、

することが多いのです。

 

 

中には、一人暮らしで、一日にひと言も喋らずに終わることも多い

という方もいらっしゃいます。

 

 

そのようなタイプの人が、

急に会議で発言・発表しなければならなくなったり、

プレゼンやセミナーで話す機会を与えられた時に、

「声が出ない・よく噛む」のは、当たり前なんですよね。

 

 

普段、人前で(自分主導で)話すという行為をしていないわけですから。

 

 

寝起きと同じ

例えるなら、会話にしろ話していない時間が長いということは、

発声・発音器官は、寝起きと同じ状態なんですよね。

 

 

起きた直後は、目もボーっとしているし、

体も俊敏に動けなかったりします。

 

それと一緒で、

ずーっと”話す”という行為をしていなければ、

声も出ないし、口の中もうまく動きません。

 

言いたいことを言語化するという動作も、

すばやく的確にできないでしょう。

 

 

ちょっとした会話であれば問題なくても、

人前できちんと話すとなると、

さらにハードルが高くなります。

 

 

ですから、話す機会の少ない人は、

普段から、”発声・発音器官を起こす”工夫

をしていただければ、と思います。

 

 

例えば、家で文字を読む時は、

「声に出して読む」

また、本番前には、

「腹式で呼吸だけしてみる」

「直前まで周りの人となるべく話しておく」

など、環境に合わせて、出来ることを考えてみましょう。

 

 

ちなみに、アナウンサーも本番前には、

毎日声を出して”チューニング”作業をするんですよ。

 

 

筋肉と同じ

体験レッスンに来られた方に、例えとして私がよく言うのが、

話す練習をすることは『筋トレするのと同じですよ』

ということです。

 

普段から仕事で、

重いものを持ったり、肉体労働をしている人は、

筋トレなんてしていなくても、ムキムキだったりしますよね。

 

 

ですが、デスクワークなどで、あまり普段から体を動かさない人は、

筋トレをしなければ、筋肉がつかないわけです。

 

 

そして、例えば3ヶ月間、筋トレを頑張って、理想の体格になったとしても、

そこで満足してサボってしまえば、すぐに筋肉は落ちてしまいます。

 

 

話す技術についても同じで、

普段から話す経験が多く、経験から学んで自分で改善していける人は、

“話し上手”でいられるのです。

 

 

ですが、これまであまり話す(特に人前で話す)経験のなかった人や、

自身で改善できない人は、

話すための体の器官が鍛えられていなくて、うまく使えていないのです。

 

それは、呼吸器官・発声器官であったり、

“言語化”という頭の使い方であったり、

様々です。

 

 

さらに、レッスンを受けて、

声が良くなって、滑舌や表現力が身についたとしても、

その後、自分でそれを維持する努力をしなければ、元に戻ってしまいます

 

 

体を鍛えていくのと同じように、

話すための器官も、普段から鍛えていく必要があります。

 

 

楽器と同じ

もう一つ、”話す技能”は、

楽器演奏と同じだな

と実感しています。

 

 

私はピアノを5歳から高校1年まで習っていて、

当時はそこそこ弾けていたのですが、

その後、ピアノ教室に通うのをやめたら、ほぼ弾く機会がなくなり、

今となっては、全くと言っていいほど弾けません。

 

楽譜も、ぱっと見て読めなくなりました。

 

楽器をされていない人は、

小学校の時にやった、リコーダーやハーモニカを思い出していただければいいと思います。

 

 

結局、練習して身についていたことが、

何年もブランクがあると、出来なくなってしまう
、というのは、

話し方の技術についても、同じです。

 

一旦、身につけた技術でも、

使わなければ忘れて、さび付いてしまう
のです。

 

 

ただ、知識や経験は残っていますから、

もう一度やろうとした時には、上達は早いですけどね。

 

 

ですから、話す練習も、長期的な視点で、

継続して身につけていかなければならないということです。

 

 

少なくとも、身につけた技術を、使い続けられるようにキープできるくらい、

普段から自分の話し方を振り返って、改善してくことは必要です。

 

 

まとめ

“話す”という行為は、成長過程で自然と身についたものなので、

仕事などで改めて、

「話さなければならない!」

という場面に直面して初めて、

“できない”ということに気づくのですよね。

 

 

ただ、”衰える”という感覚は、あまりないかもしれません。

 

“話す”ことも、体の機能を使っているわけですから、

使わなければ、衰えるのは当然です。

 

 

  • 普段から、体の発声・発音器官を起こす工夫をする

  • 話すための体の器官を鍛えていく

  • 身につけた技術を長期間継続させる

ことで、”話す技能”を衰えさせないようにしていきましょうね。