話す技能は、使わなければ衰えます【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
人前で話すビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。

 

本日のタイトル「話す技能は、使わなければ衰えます」は、私自身にも言い聞かせています(笑)

 

生徒さんや、体験レッスンに来られる方などで、

『仕事で話す時に、最初、声が出なくて焦る』

『よく噛んで困る』

というお悩みを、割りと聞きます。

 

そして、そう言う方は、普段、黙々と仕事をされていたり、小さな声での短い会話しかしていなかったり、することが多いのです。

中には、一人暮らしで、一日にひと言も喋らずに終わることも多い、という方もいらっしゃいます。

 

そのようなタイプの人が、急に会議で発言・発表しなければならなくなったり、プレゼンやセミナーで話す機会を与えられた時に、「声が出ない・よく噛む」のは、当たり前なんですよね。

普段、人前で(自分主導で)話すという行為をしていないわけですから。

 

寝起きと同じ

例えるなら、会話にしろ話していない時間が長いということは、発声・発音器官は、寝起きと同じ状態なんですよね。

 

起きた直後は、目もボーっとしていたり、体も俊敏に動けなかったりします。

それと一緒で、ずーっと”話す”という行為をしていなければ、声も出ないし、口の中もうまく動きません。

ちょっとした会話であれば問題なくても、人前できちんと話すとなると、さらにハードルが高くなるでしょう。

 

ですから、話す機会の少ない人は、普段から、”発声・発音器官を起こす”工夫をしていただければ、と思います。

 

例えば、家で文字を読む時は、「声に出して読む」とか、

本番前には、「腹式で呼吸だけしてみる」「直前まで周りの人となるべく話しておく」など、

環境に合わせて、出来ることを考えてみましょう。

 

ちなみに、アナウンサーも本番前には、毎日声を出して”チューニング”作業をするんですよ。

 

筋肉と同じ

また、体験レッスンに来られた方に、例えとして私がよく出すのが、

話す練習をすることは『筋トレするのと同じですよ』

ということです。

 

普段から仕事で、重いものを持ったり、肉体労働をしている人は、筋トレなんてしていなくても、ムキムキだったりしますよね。

 

ですが、デスクワークなどで、あまり普段から体を動かさない人は、筋トレをしなければ、筋肉がつかないわけです。

 

そして、例えば3ヶ月間、筋トレを頑張って、理想の体格になったとしても、

そこで満足してサボってしまえば、すぐに筋肉は落ちてしまいます。

 

話す技術についても同じで、普段から話す経験が多く、経験から学んで自分で改善していける人は、”話し上手”でいられるのです。

 

ですが、これまであまり話す(特に人前で話す)経験のなかった人や、自身で改善できない人は、

話すための体の器官が鍛えられていなくて、うまく使えていないのです。

 

さらに、レッスンを受けて、声が良くなったり、滑舌や表現力が身についたとしても、

その後、自分でそれを維持する努力をしなければ、元に戻ってしまいます

 

体を鍛えていくのと同じように、話すための器官も、普段から鍛えていく必要があります。

 

楽器と同じ

もう一つ、”話す技能”は、楽器演奏と同じだな、と実感しています。

 

私はピアノを5歳から高校1年まで習っていて、当時はそこそこ弾けていたのですが、

その後、ピアノ教室に通うのをやめたら、ほぼ弾く機会がなくなり、今となっては、全くと言っていいほど弾けません。

楽譜も、ぱっと見て読めなくなりました。

 

楽器をされていない人は、小学校の時にやった、リコーダーやハーモニカを思い出していただければいいと思います。

 

結局、練習して身についていたことが、何年もブランクがあると、出来なくなってしまう、というのは、話し方の技術についても、同じです。

一旦、身につけた技術でも、使わなければ忘れて、さび付いてしまうのです。

 

ただ、知識や経験は残っていますから、もう一度やろうとした時には、上達は早いですけどね。

ですから、話す練習も、長期的な視点で、継続して身につけていかなければならないということです。

 

少なくとも、身につけた技術を、使い続けられるようにキープできるくらい、普段から自分の話し方を振り返って、改善してくことは必要です。

 

まとめ

“話す”という行為は、成長過程で自然と身についたものなので、仕事などで改めて、

「話さなければならない!」という場面に直面して初めて、”できない”ということに気づくのですよね。

 

ただ、”衰える”という感覚は、あまりないかもしれません。

“話す”ことも、体の機能を使っているわけですから、使わなければ、衰えるのは当然です。

 

  • 普段から、体の発声・発音器官を起こす工夫をする
  • 話すための体の器官を鍛えていく
  • 身につけた技術を長期間継続させる

ことで、”話す技能”を衰えさせないようにしていきましょうね。