プレゼン・セミナー・スピーチで成功するために伸ばすべき技術とは【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】
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ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。
ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。
プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!
発声、滑舌、抑揚、話の組み立て、言いまわし表現等、ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!
「話す」という行為は
無意識にされてきた方が多いと思いますので、
いざ、プレゼン・スピーチ・セミナー等をやることになった時に
うまくやるためには、自分のどこを伸ばしたらいいのか?
何を練習して、強化すればいいのか?
が漠然として、分からない方もいらっしゃるようです。
もちろん、人によって、
伸ばすべきところ・改善すべきところは違うのですが、
一般論として
プレゼンやセミナーなど”人前で話す”場面において
伝わる話ができて、成功できるために
必要な要素である”伸ばすべき技術”を
改めてまとめておきます。
- 発声
- 滑舌
- 表現力
- 構成力
1.発声
まずは、声です。
プレゼン・セミナー・スピーチなどは
ある程度長い時間、話すことになりますから、
・聞き取りやすい声
・ずっと聞いていてもストレスなく、内容がすんなり頭に入ってくる声
は、重要なポイントです。
声が原因で伝わるのを邪魔しているケースは、
- 息まじりや、声のボリュームがバラバラで、所々聞き取りづらい
- 声が高すぎて、聞き続けていると疲れる
- 声が硬い(緊張感がにじんでいる)ので、内容が入ってこない
声が弱々しいので、聞くのにムダな集中力がいる - 声に威圧感があって、聞く気がおきなくなる
などです。
それぞれの人が持つ“声自体”が悪いのではなく、
発声の仕方に問題があることで
聞き手にとっての”良い声・伝わりやすい声”になっていないのです。
そのため、プレゼンやスピーチで成功するには、
まず発声技術を見直してみると良いでしょう。
2.滑舌
単純に「滑舌」と書きましたが、要は
「言葉がはっきりと聞き取れるように発音できているか」
ということです。
これは、普段の会話では、全く滑舌に問題がなく
今まで発音なんて気にも留めていなかった人でも、
人前で話す時には
“言葉が聞き取りづらい”と思われてしまう可能性があります。
普段の会話では
相手は聞こえなかったら「え?」と聞き返せますし、
会話のキャッチボールをする中で意味が分かることもあります。
ですが、プレゼン・セミナー・スピーチなどでは、
聞き手は即時に聞き返せないことも多いですよね。
また、プレゼン・セミナー・スピーチにおいては
聞き手はたくさんの情報を一気に受け取ることになるため、
一つ聞き取れない箇所があると
スムーズな理解を妨げてしまうのです。
さらに、会話をする時よりも広い空間で
複数人に向けて話すことになりますから、
会話と同じような発音の仕方では
聞き手からすると、
「聞き取れるけど、はっきり気持ちよく聞き取れない」
という状況になりがちです。
つまり、聞き手は、
話の“内容”に重点を置いて聞きたいので、
ひとつひとつの言葉自体は、
耳を使って集中しなくても自然と明確に聞き取れる状態でいたいのです。
普段の何気ない“会話”に比べて、
“人前で話す”場面では発音もより明瞭にするのが良いでしょう。
3.表現力
ここでいう表現力とは、
- 効果的な抑揚
- 話すリズム(間や速さ)
- その場面に合ったテンション
- 話す人の想いが伝わってくること
- 言いまわし
- 言葉の選び方
などです。
やはり、どんなに通る声でハキハキ話しても、
定型的な棒読みでは、伝わるものも伝わりません。
話す側の”思い”が言葉に乗っていないと、
聞き手の心を動かすことはできないのです。
また、聞き手の人数が多くなればなるほど、
話す側にはエネルギーが必要です。
話すテンションや気持ちの乗せ方が、場面に合っていないと、
“浮く”ことになったり
聞き手の雰囲気に“飲まれて”しまったりして、
話を聞いてもらえる状態ではなくなります。
さらに、”内容”をどう言葉で表現するのかという
「言いまわし」や「言葉選び」も、
効果的に伝えるために、必要な技術です。
この表現力は、要素も多く複雑ですが、
伝わる話し方の要と言えるでしょう。
プレゼン・セミナー・スピーチの成功には欠かせません。
4.構成力
そして最後は、「話の組み立て」です。
この組み立てがうまくいかないと、聞き手は、
「その瞬間に言ってること自体は分かるけど、心が動かない・興味が持てない」
という状態になります。
なぜなら
- 話にストーリー性(つながり)が見えない
- バラバラな話題を並列して提示される
- 言いたいことの本質をイメージできない
ような話の構成では、
聞き手の心が動く隙さえないからです。
情報は、単に並べればよいというわけではありません。
様々な情報を伝えているとしても
話の内容の中に”つながり”が見えて、
それら全てが一番伝えたい”本質”にたどり着くように話を組み立てることで
聞き手は、
一つひとつの内容をスムーズに理解しつつ
一番伝えたい”本質”がストンと腑に落ちて、心が動くようになるのです。
当然、プレゼンテーションでは
聞き手の行動を促さなければなりませんから
構成力が重要になります。
また、知識や思いを伝えるようなセミナーやスピーチであっても、
聞き手に頭で理解されるだけではなく
心から納得してもらえる“話”にしたいものです。
まとめ
プレゼンテーション、セミナー、スピーチ等で成功するために
外せない技術を4つご紹介しました。
これらは、どれか1つでも欠けると
“伝わる魅力的な話”にはならないものです。
- 発声
- 滑舌
- 表現力
- 構成力
一度にすべてを習得するのは難しいですが、
これから”話すスキル”を磨いていこうと思っている方は
この4つの要素を意識してみてくださいね。