AI時代に「話で伝えられる人」「話で人の心を掴める人」は、今より価値が上がるワケ【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。
最近、生成AIの進化は目覚ましいものがありますね。
現在は、”文字”で返答してくれる生成AIですが、
そのうち、人と同じ発話の滑らかさで”喋る”ことも
できるようになるでしょう。
「人が話すよりも、
AIに“音声で”説明してもらうほうが分かりやすい」
という時代が来るかもしれません。
実は、私がまだアナウンサー時代(2017年頃)
一部のアナウンス・ナレーションを音声合成に置き換えようか・・?
という話が社内でありました。
音声合成(機械音での読み上げ)も
昔は、”ザ・ロボット!”みたいな声と話し方でしたが、
徐々にスムーズな発話になって
人間と変わらない品質のものも出てきましたよね。
そこにAIが組み合わさると、
人が喋るよりも
- 良い声で
- 滑舌よく
- 分かりやすく
- 情報を取捨選択しながら
- 場面に合わせて
話せてしまうのではないでしょうか。
この先、近いうちに、
話が苦手な人は「AIに代わりに話してもらおう♪」
という日が来る可能性もあるでしょう。
商品説明でもプレゼンテーションでも、
人が説明するよりAI音声の方が
商品の特長を言語化して、分かりやすく伝えられる能力は
充分にありますからね。
でも、だからこそ!
話すことで
- 人の心を掴むことができる人
- 深い共感を得たり、深く納得させる話ができる人
- この人の話をもっと聞きたい!と思わせられる人
- 聞き手に安心感や信頼を与えることができる人
- 想いや細かいニュアンスを伝えられる人
- 人柄が伝わる人
などは、より一層これから価値が上がっていくと思うのです。
人間だからできることで価値を上げよう!
上記に挙げたようなことは、
「人の想い・感情・在り方」などが
声に乗って表現されることで実現されること、
つまり、人間だからできることなのです。
話す側が人間だから
その時の想い・在り方を”話”として声で表現できるし、
聞き手も人間だから、それを“心”で受け取って、
安心したり、納得したりと、心が動くんです。
それは、人が話すことの本質は、
単なる言語情報の交換ではなく
心のやり取りだから、だと思っています。
このような、人間にしかできないこと
すなわち、話によって
- 想い
- 共感
- 在り方
- 人柄
- 配慮
- 含み(ニュアンス)
などを
声と言語で表現することを磨いていくことが、
これからのAI時代において
自分の価値を高めるためにますます大切になると思います。
“話”を、「単なる情報伝達」だと認識して
- 資料をそのまま読んでいるだけの人
- 淡々と話す人
- 伝えたいことが明確でない状態でダラダラ話す人
などは、これから
「AI音声の方が優秀」になってしまうのです。
AI音声の方が、発音がはっきり聞こえて、正確ですから。
さらに、
良い声で、滑舌良く、分かりやすく、スラスラ話すだけの人は
今後は、単にAIと同等レベルになるだけなんです!
ということは、今後磨くべきは、
- 話のポイント
- 想い
- 細かいニュアンス
- 意図
などを、声によって表現して
聞き手を巻き込んだ話ができるような「表現力」です。
そして、話すことによって
人柄や魅力が垣間見れるような「人間力」も必要だと思います。
今度、どれだけ技術が発達して
AIが人間と同様に話せるようになろうとも
「あなたが話すからこそ伝わること」
が必ずあります。
まずは、その価値を認識して
声で表現・発信できるように
話のスキルとマインドを磨いていきましょう。