「無意識下に落とし込む」が話し方上達のカギ【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。
プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!

発声、滑舌、抑揚、話の組み立て、言いまわし表現等、ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!

「どれくらいレッスンしたら、話し方が上達しますか?」
という質問をたまに受けます。


実は・・・

声を良くしたり
滑舌を良くしたり
分かりやすい順序・言葉で話したり
することは
1回のレッスンでもある程度すぐに出来るんです。




ですから、
レッスンの前後で別人のように声や話し方が変わることや
その人の雰囲気まで変わる(どっしりと自信あるように見える)ことは
私は普段から普通に見ているので、驚きません。


レッスンの前と後とを録音・録画するのですが
受講生さんご本人も、音声を聞いてその変化を目の当たりにし
「全然違う・・」
と驚かれることも多々あります。





でも、 そうやってせっかくレッスンで変わっても
普段の生活で元に戻っちゃうんです…。


やはり、昔からの癖・習慣に
どんどん無意識に引っ張られていく
からですね。



つまり
声や話し方を向上させることは簡単に出来るけれど
それを維持し続けることこそが
「本当の意味での話し方の上達」
と言えるんです。

レッスンを重ねることの効果

レッスンで変わった声と話し方を
長く維持し続けるために大切なのは2つ。

  • レッスンを重ねること
  • レッスンでやったことを普段から意識すること




当然ながら、レッスンを重ねていくことで
どんどん身に付いていきます。

いつでも良い声のまま・伝わる表現で話せるようになったり、
一瞬で「しっかり話すスイッチ」を入れることができるようになったりするんです。


不思議ですが
3回目までのレッスンでは
指摘されないと出来なかったことが、
4回目のレッスンでは
指摘なしですぐに出来るようになっている・・・
(本人は無自覚)
ということが起こるんですね。



同時に「自己認識」も変わっていきます

「自分はこんな声だ、こんな話し方だ」
「思っていることを言語化するのが苦手だ」
と思っていた”自分自身”が、
レッスンでの良い声・話を自分で聞くことによって
「デキる自分」に上書きされていく

だから、
ますます「変わった自分」が当たり前になっていく。




そして、
レッスンで指摘されたことを
普段の生活で話す時に、少しでも意識することで
さらに定着しやすく
なります。


その人のこれまで「当たり前」「習慣」が書き替わって
無意識にできるようになれば
一段上の伝わる話し方を手に入れたも同然です。




そうやって、体が覚えるまでには
最低でも3ヶ月は必要でしょうか。


始めは頭で一生懸命に考えて、意識してやっていたことが
体が覚えれば、自然と無意識にできるようになります。

何をするにも”無意識にできる”がポイント

話し方に限らず、
なにか新しいことを始めたり
出来なかったことが出来るようになる過程は
いつも「当たり前」「無意識」が書き替わっているはずです。


例えば、
ギターを弾けない人は
始めた当初は「左の人差し指‥中指…」なんて
動かす指を一生懸命確認しながら
少し弾くにも頭をフル回転させて演奏しますが、

弾けるようになれば
楽譜を見るだけで指が自然と動くはず。



自転車に乗れない時は
バランスを取りながらペダルを漕ぐことに必死ですが、

乗れてしまえば
無意識に体がバランスを取って、足が動いているはず。




話すスキルをつけるのも
緊張しないで堂々と話せるようになるのも
それと同じなんです!


初めは、
色んなことを意識しながら
頭をフルに使って疲れてしまう・・

一つを意識したら
他のことができなくなる・・・

なんてことは良く起こります。




それが
身に付いてしまえば、
人前やビジネスの場面では
体が自動的によく通る声を出してくれる!
勝手に声が意図を表現してくれる!
頭が整理されて言葉が出てくる!



何をするにも「無意識にできるようになる」ことが
ことが習得のポイントなんですね。



頭で理解しただけでは
なかなか話し方は上達しません。


体を使って「無意識下に落とし込む」時間は必要です。


でもそれが出来てしまえば
あとは自動操縦!

必要な時には
良い声で堂々と伝わる話ができるようになりますよ。