AIに負けないプレゼン・スピーチ術|自分らしく要点や意図を伝えるプロミネンスとは?【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」VOICE美studioの砂川顕子です。

ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。[声と話し方のパーソナルトレーニング]

プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!

声の出し方(発声)、滑舌、抑揚、話の組み立て、構成、言いまわし表現等、

ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!

2年以上前に
私はAIについて以下の記事を書きました。

AI時代に「話で伝えられる人」「話で人の心を掴める人」は、今より価値が上がるワケ


過去の記事で

『そのうち、人と同じ発話の滑らかさで
”喋る”こともできるようになるでしょう』

と書いたのですが・・


その未来は
すでに現実のものとなったようです。





つい先日も
NHKの”AIアナウンサー”のニュース読みを
数秒だけ聞いて(AIと知らずに)
「このアナウンサー下手だな」
と瞬時に思ったんです。


そう、一瞬聞いた感想は
「下手な“人間の”アナウンサー」
という第一印象だったのですね。


「AI音声は、緩急もなく機械的だから
一瞬で違和感を感じる」
と思っていた私にとっては衝撃でした。





さらに、
最近、私が衝撃を受けたのは
「最新のAI音声が
”プロミネンス”を使いこなしている」

という点です。



プロミネンス・・

プレゼンやスピーチで
分かりやすく説得力を持って話すためには、
必要なテクニック
なんです。


伝わる話に必須のスキル「プロミネンス」とは

プロミネンスとは
話の中でポイントとなる言葉や
特に印象に残したい言葉を
際立たせて伝える
テクニックのことです。


具体的には
重要な言葉のところだけ

  • 声を高くする
  • ゆっくり話す
  • 言葉の前or後に間(ま)を取る
  • あえて低い声で話す

などの変化をつけることで
その言葉を際立たせ
より耳に残るように
伝えます。




話の抑揚とは?抑揚のない話は、なぜ伝わらないのか

話に抑揚がないと言われたことありませんか?効果的な抑揚のつけ方のコツ

話の抑揚によって、伝わる意図やニュアンスが変わるってどういうこと?



これができると
話の要点が明確になり、
プレゼンなどの説明が飛躍的に分かりやすく
なります。


「何を伝えたいのか」という
話す側の”意図”や”想い”を届ける
ためには、
まさに必須のスキルと言えるでしょう。





逆に、プロミネンスのない話し方は
いくら滑舌が良くても淡々として聞き流されて
しまい、

聞き手には、ダラダラ印象を与えたり
棒読み(心が入っていない)
に聞こえてしまいます。



人よりAIが表現力が高い!?

当教室のトレーニングでも
当然、プロミネンスで伝えていくことは
必須で行なっていますが、

実は、人間にとっては
少し難易度が高いスキルだったりします。





特に
「話をする時は、声が聞こえて、言葉が正確であれば良い」
と思っていた人たちや
話し方を習い始めた初期の人たちにとっては

  1. 聞き手に届く通る声で
  2. 話す内容(言葉)も考えながら
  3. 同時に「何がポイントなのか」を瞬時に判断し
  4. それを適切な「声」で表現する


ことは、「同時にやることが多い!」と感じるようです。


(訓練すれば
そこまで意識しなくても自然に出来るようになります!

そして、訓練していない多くの人は出来ないテクニックなので
プロミネンスが出来ると確実に周りより一歩抜きんでます!






これをAI音声は
難なく身につけているのです・・

自然なイントネーションや抑揚はもちろん、
説明する時の”キーワード”を
ちゃんと際立たせて話せるんですね。


おそらく、
話が聞きやすいアナウンサーやコメンテーターなどの話し方を学習させて

話のまとめ方と同時に
抑揚(話し方)についても真似しているんだと思います。


訓練を受けていない多くの人間よりも
AIの方が要点を捉えた分かりやすい話し方が
できてしまっている時代なのです。


「聞き手への思いやり」こそが人間にしかできない領域

では、AIが”話すテクニック”を習得した今、
私たち人間に残された優位性は何でしょうか。


それは「聞き手への思いやり」だと思うのです。





AI音声は
情報を端的にまとめて
それを分かりやすく音声で表現するスキルはありますが、

聞き手にとって

  • 今の声(言い方)はどう聞こえるか
  • 言葉から何をイメージするか
  • 今の説明は分かりやすかったかどうか
  • 聞き手の心がどう動くか

といった
聞き手を想う視点がまだありません。


自分(AI)がまとめた情報を
単に、それなりの”音”にするだけです。(今のところ)






ですから
聞き手(相手)の「無言だけど微細な反応」や
その場の「空気感」を読み取って、
話題や言葉を柔軟に変えて話すことは
人間にしかできない芸当
です。


プレゼンやスピーチの現場で、

  • 聞き手の理解度に合わせてゆっくり話す
  • 言葉の意味をイメージしてもらうために「間(ま)」を取る
  • 時には少し速めのリズムで聞き手の集中力を高める

などの「場を巻き込む力」は、
生身の人間だからこそ発揮できる
ものです。


自分らしい話し方へ

プロミネンスは、単なるテクニックを超えて、
本来は、聞き手が内容を理解しやすいように
自分の”意図”や”想い”を込めて表現するもの
です。


つまり、AIのように
キレイに上手に話すために使いこなすのではなく、

聞き手を思いやり、自分の心を伝える
「心のつながり」を大切にするためのもの
です。





話で”心”を感じ、表現することが
自分らしい話し方に繋がるのではないでしょうか。


ビジネスの場でも
抑揚をつけてハキハキ話せるようになることは大切ですが、
その根底には「相手に届けたい」という想いが必須です。


技術を磨きつつ、
人間にしかできない「共感」や「配慮」を大切にする
ことで
AIには真似できない
相手の心に響くプレゼンやスピーチになるでしょう。