オンラインセミナーで、聞き手の反応が分かりづらい時に陥ってしまうこと②【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。



今回も、前回に引き続いて、

オンライン環境で話す時に陥ってしまいやすいこと

について、書いていきます。



前回の記事をまだご覧になっていない方は

以下のリンクよりどうぞ。


オンラインセミナーで、聞き手の反応が分かりづらい時に陥ってしまうこと①




最近増えてきたオンラインセミナーやオンライン会議では、

どうしても、聞き手の反応が分かりづらくなります。



話をしていて、やりづらさを感じたり

このまま話し続けるのが不安になったりした経験もあるのではないでしょうか。







前回は、そのようなオンライン環境で話す時に

つい陥ってしまうこととして、

  1. 間(ま)をとらずに次々と話を進めてしまう

  2. 話がブチブチ途切れてしまう

ことを挙げたうえで、

「1.間(ま)をとらずに次々と話を進めてしまう」

ことについて書いてきました。



今回は、もう一つの

「2.話がブチブチ途切れてしまう」

ことについて

原因と対策を挙げていきますので、

思い当たるところがないか、振り返ってみてくださいね。


2.話がブチブチ途切れてしまう

オンライン環境では

音声が遅れて届いたり

音声品質も悪くなったりしますから、

自分の言葉が相手にしっかりと聞こえているのかどうかが、不確実です。



ましてや、相手の反応が分かりづらいとなると、

言葉を発するごとに、

聞こえているのか・届いているのか

確認したくなるんですね。



そのため、対面して話している時と違って、

話がブチブチと途切れがちになってしまうことがよくあります。





例えば、

『先ほどぉ( )お話ししたぁ( )新商品のぉ( )特長ですがぁ( )従来と比べてぇ( )・・・』

のように

文節ごとに細かく間(ま)をとってしまって、

話の意味が分かりづらくなったり


全体として聞きづらくなったりするんですね。




加えて、一言一言が伝わっているのか確認したい心理から、

『〇〇がぁ』

『〇〇でぇ』

と、間(ま)をとる直前の語尾や助詞を

強く伸ばしてしまいがちになります。



そうすると、

言い聞かせているような印象になったり

緩慢な話し方になったりしてしまいます。



そこで、オンラインで話す時には、

  • 少しゆっくりめのスピードで

  • 意味のつながった言葉のまとまりは切らずに言う

ように心がけてみましょう。



ちょっと意識するだけで、

ブチブチと途切れがちに話してしまうことがなくなるでしょう。



先ほどの例だと、

『先ほどお話しした新商品の特長ですが、』

までは、切らずに

意味がつながるように話すのが良いです。



どうしても、“切らずにつなげて”言おうとすると、

速くサラっと発音してしまいがちになる
ので気を付けましょう。



ゆっくりめに発音すれば、

一文節ごとに切らなくても、言葉が聞きやすくなります





日本語は、途中で間(ま)を取りすぎると

かえって意味が分かりにくくなって

話が聞きづらくなるものです。



オンライン環境で

一つ一つの「言葉」をはっきりと伝えていくことも大切ですが、

「意味」を伝えるために

言葉のつながりも大事にしてみてください。




オンライン環境では

対面して話す時以上に、聞き手に配慮することが必要ですが、

配慮した結果が

「話がブチブチと途切れる」話し方になってしまうこともあるでしょう。



聞き手の反応が見えにくい分、

“話全体”として、聞き手にとってどう聞こえているのか

聞き手の頭の中は、どう反応しているのか

という想像力を働かせて、話していきましょう。



また、オンラインセミナーなどでは、

なるべく、聞き手と双方向にやりとりができるように

内容の工夫も必要ですね。




  

  

  

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