話すためのボイトレはメリットがいっぱい!すぐにやったほうがいい7つの理由①【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」砂川顕子です。
今回は、
「話すためのボイトレ」は是非やったほうがいい!
やればこの先、メリットがいっぱい!
というお話をしたいと思います。
まず、
“ボイトレ(ボイストレーニング)”というと
「歌」や「ボーカル」
を思い浮かべる方が多いでしょう。
やっぱり、どうせなら
良い声でうまく歌えるほうがいいですよね。
歌うためのボイトレも、
もちろん、たくさんメリットがあると思います。
ですが、日常生活やお仕事では、
“歌う”ことよりも
“話す”機会のほうが、圧倒的に多いはずです。
話す時も、当然、
良い声で、うまく話せたほうが良いに決まっていますが、
なかなか
「話すためにボイトレをしよう!」
という発想にはなりにくいですよね。
「話す」ことは
「歌う」ことよりも簡単にできるからでしょうか?
また、人によっては、「話す」時に重要なのは、
- 分かりやすく話すこと
- 流暢に話すこと
- 滑舌よく話すこと
などであって、
「声そのもの」はそこまで重要ではない
と考える方もいらっしゃると思います。
確かに、そういった側面もあるのですが、
実は
「話す時の声」をトレーニングすることで
これまでと全く同じことを
同じ言葉を使って話したとしても、
話が分かりやすく・伝わりやすくなったり
まるで滑舌が良くなったかのように聞き取りやすくなったりもするんですね。
また、声が磨かれると、
話している人の印象も大きくアップします。
では、そういった「話すボイトレ」をするメリットを
順番に挙げていきたいと思います。
話すためのボイトレ 7つのメリット
- 通る声・良い響きの声で話せるようになる
- 他人に安心感を与えられる・信頼度がアップする
- 滑舌が良くなって、言葉が聞き取りやすくなる
- 話がもっと伝わるようになる
- 生き生きとした印象・キラキラ充実した印象になる
- 健康的になる・若々しくなる
- 話すことが好きになる・自己肯定感が高まる
それでは、順番にご説明していきましょう。
1.通る声・良い響きの声で話せるようになる
まず、これは
皆さん真っ先に思いつくことかな、と思います。
特に、声が小さいとか
こもってしまってよく聞き返されたりする人は、
話すボイトレは断然おすすめです。
少しうるさい環境で、大きめの声で話していると
すぐにのどが痛くなる人や、
マスクをしたまま話していると
声が届きにくくなるような人にも、
もちろんおすすめします。
ここでいう、”通る声”というのは、
単に”大きい声”というわけではありません。
ボリュームの問題ではないんですね。
声が大きくて、よく聞こえてくるけれど、
耳ざわりになる声の人・・・いらっしゃいますよね。
聞いている人の耳に心地よく・違和感なく入ってくるような声が、
よく通る・良い響きの声と言えますね。
また、人前で緊張しやすくて
声が震えてしまうと悩んでいらっしゃる方も、
話すボイトレをすることで
そのお悩み、解消できます。
緊張して声が震えるのは、
・よく通る安定感のある声が出せていないから
・弱々しい発声で話してしまうから
という部分が物理的原因としては大きいので、
話すボイトレをすぐにでも試して
早くお悩みを解決していだだくといいと思います。
2.他人に安心感を与えられる・信頼度がアップする
2つめは、
周りの”良い声で話す人”をイメージしていただくと
納得だと思うのですが、
やっぱり
通る声・良い響きの声・心地の良い声で話す人というのは、
話に吸い込まれていくような
無意識に耳を任せてしまうような
安心感があるんですよね。
話している内容は、大したことを言っていないけれど、
なんだか心地よい声というだけで
話を聞いてしまうし、納得してしまう・・・
ということもあると思います。
お仕事では、
そういった良い声で話すことができれば
信頼感が増しますよね。
「自分は、そんなに良い声じゃないから・・・」
とおっしゃる方も多いのですが、
私の教室のレッスンで、初めて発声の訓練をされた方が
「自分はこんな声が出るんだ!」
とビックリされたり
感動されたりすることもあります。
実は、ご自分の本来の声は
ダイヤモンドの原石のように
まだ磨かれていないだけかもしれません。
そして、
「話す声を磨いていく」
「発声のトレーニングをする」
と、呼吸の仕方も変わってきます。
呼吸をした上で、声を出すので、
ボイトレと呼吸はセットになっているんですね。
呼吸と発声が変わると
早口も直っていきます。
つまり、ゆったりと話せるようになるので、
緊張したとしても焦ったような印象がなくなって
安心感や信頼感のある話し方になるんですね。
3.滑舌が良くなって、言葉が聞き取りやすくなる
声と滑舌は関係ないのでは!?
と思われるかもしれませんが、
実は、声を磨くと滑舌も良くなって、
言葉がはっきりと聞こえるようになる場合がも多いのです。
思い起こしていただくと、
声がよく通る人って
滑舌も良くないでしょうか?
ボイトレをして、良い響きの声で話すには、
- 呼吸の仕方
- 口の中の形
- のどの開き方
などのトレーニングをしていくのですが、
これらは
滑舌良く話すためにも、大事な要素だからです。
呼吸の仕方
呼吸と滑舌との関係性は、
ないようで、あるのです。
話す時に
口の中や舌を動かす時、
吐く息の勢いと使うと動かしやすいのです。
パキっと素早く動かすことができます。
それが、浅く弱々しい呼吸だと、
口の中の動きもフニャフニャして思うように動かず、
知らず知らずのうちに滑舌が悪く聞こえていたりするのですね。
口の中の形
話すボイトレをするとき、
日本語では
母音の「auieo」がよく響くようにトレーニングしていきます。
日本語をローマ字に分解すると分かりやすいのですが、
空気中に音としてよく響くのは
母音の「aiueo」だけです。
子音の「K」「S」「T」・・・などは、
単体では
「クッ」「スッ」「ツッ」など摩擦音や
「ムッ」「ブッ」など口の中にこもる音・破裂音など、
音として、空気中に気持ちよく響きません。
「子音」と「母音」を組み合わせて、やっと
『か き く け こ』
『さ し す せ そ』
と音としてきれいに響くようになるのですね。
母音が響かなければ、
声が息混じりのようになって聞きとりづらくなるのです。
ですから、日本語のボイトレにおいて
母音がきれいに響いて聞こえることが大事です。
そこで母音を響かせるために、
口の中が適切な「aiueo」の形になるようにトレーニングします。
母音がきれいに聞こえるようになると、
言葉もはっきりして、滑舌が良いように聞こえるというわけです。
のどの開き方
のどが絞まったまま声を出すと、
当然、良い響きにはなりません。
ところが、のどの辺りにグッと力を入れて
のどが絞まった状態で話している方が
結構多い印象です。
少し大きな声で話すと
のどがイガイガしたり、痛くなる方は
その傾向がありますね。
そして、のどを締めたまま話している人は、
ちょうど舌の付け根辺りの空間が狭くなって、
そこと続いている口の中の空間も狭いまま話していることがほとんどです。
前述の
「口の中が適切なaiueoになること」
とも重複しますが、
口の中の空間が狭いまま話していると
滑舌が悪く聞こえます。
子供っぽい発音になったりもしますね。
のどを開いて声を出すことで
口の中の空間も開きやすくなって、
それが滑舌に良い影響をもたらすのです。
次回の記事に続きます。
話すためのボイトレはメリットがいっぱい!すぐにやったほうがいい7つの理由②
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