結婚式の司会を頼まれた時に気を付けたいこと【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
人前で話すビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。

 

今日は、ビジネスシーンからは少しはずれますが、

知人・友人の結婚式の司会を頼まれた方に向けて書きたいと思います。

また、今後、頼まれるかもしれない方も、ぜひお読みください。

 

一般的に「結婚式の司会」とよく言いますが、細かく分けると、

  • 結婚式
  • 披露宴
  • 二次会

があります。

「結婚式」で司会を頼まれる場面と言えば、「人前式」をする場合や、

披露宴の中で人前式を併せて行う「宴中人前式」をする場合ではないかと思います。

これは、あまり頻繁にあるものではないでしょう。

 

一方、結婚式は神前やチャペルで行ない、その後の「披露宴」で司会を頼まれるパターンは多いのではないでしょうか。

最近では、少しラフな雰囲気の「1.5次会」もありますね。

 

さらに、披露宴後の「二次会」は、友人有志が企画することも多いため、司会を頼まれる機会もたくさんあるでしょう。

 

実は、私自身の結婚の時も、披露宴の司会を知人にお願いしました。

私の場合は、披露宴の来賓は親族と友人達で、アットホームな宴にしたかったことから、

他人(プロの司会者)が入って司会をすることで、その雰囲気を変えられたくなかったのです。

そこで、全く司会経験のない知人に無理を言ってお願いし、ありがたいことに快諾していただきました。

 

その代わり、司会原稿や、話し出しのタイミングなどを書いた進行表をこちらですべて用意し、

新郎新婦紹介は、自分たちで自己紹介するなど、なるべく司会者は話す量を減らせるような演出を、会場側と打合せて工夫しました。

 

それでも、司会を頼んだ知人は、かなり緊張したようですし、責任を感じながら頑張ってくれました。

本当に、感謝しかありませんし、一生の思い出です。

 

そこで、結婚式で司会を頼まれた方も、ぜひお祝いの気持ちを込めて、頑張って引き受けていただきたいなぁと思うのです。

 

では、結婚式の司会をすることになった時、気を付けていただきたいこと挙げていきます。

 

  1. 役割を全うすること
  2. はじめに共感される自己紹介とあいさつを
  3. 式~乾杯まではきっちり、乾杯後は楽しく
  4. 最後に上手い言葉でまとめようとしない

1.役割を全うすること

結婚式や披露宴や二次会で司会をするとなると、

噛まないようにしなくちゃ!とか、盛り上げなくちゃ!とか、

新郎新婦の良いところを言わなくちゃ!とか、感動的なことを言わなくちゃ!とか、

色々と思われるかもしれません。

 

ですが、司会者に一番に求められる役割は、ずばり

「つつがなく進行すること」

です。

つまり、なにも問題が起きず、誰も嫌な思いをせず、予定した時間通りに、平穏無事に行われることが何よりも重要です。

 

これが出来た上で、盛り上がったり、感動的な式になったりすれば最高ですが、

そこはあまり意識されないことをお勧めします。

なぜなら、盛り上がりや感動は、司会者が何かを言ったから作られるものではなく

新郎新婦や列席者の気持ち・空気感が作り上げるものだからです。

 

自分も列席者の一人として、その空気感の中に一緒にいるのだ、ぐらいの感覚で司会を行なう方が、よい宴になるのではないかと思います。

 

それよりも、酔っ払った列席者によって、おかしな空気になった時に、うまく切り替えることの方が難しいかもしれません。

司会をする時は、特に会場の雰囲気に敏感でいましょう。

 

そして、会場によっては時間を延長できなかったり、延長料金を取られたりする場合もありますので、予定通りに終われないことも問題です。

 

反対に、噛んだり詰まったりすることは、全体の進行からしたら大した問題ではありません。

あまり気に留めないようにしましょう。

ちょっとした言い間違いなども、すぐに訂正し、謝罪すれば大丈夫です。

 

つつがなく進行すること、を全うできれば、それで司会としては成功だと思ってください。

 

2.はじめに共感される自己紹介と挨拶を

司会をする際には、話し始めの段階で、自己紹介と簡単な挨拶をすると思うのですが、

ここで、列席者の共感を得て、進行しやすい空気を作りましょう。

司会が自己紹介をする段階では、列席者もまだ畏まったり、少し緊張気味だったりするので、

注目して話を聞いてもらえることも多いと思います。

そこで、

  • 新郎新婦の知人であること(関係性)
  • 結婚式の司会は初めて、もしくは慣れていないこと
  • どれくらい慣れていないか、どれくらい緊張しているか

などを、具体的なエピソードなども少し交えて自己紹介することで、列席者の目が温かくなります(笑)

これこそが、プロの司会ではない知人司会の強み!ですから、ぜひ活用しましょう。

 

大切なことは、

『慣れていないため、お聞き苦しい点もあるかと思いますが…』

など、お決まりの台詞を言うのではなくなるべく自分だけのエピソードを交えて、自分の弱みを出してしまうことです。

例えば、

『学生時代にスピーチコンテストで入賞したことがあるので、司会という大役を任されたのだと思いますが、

〇〇さんの一生に一度の日だと思うと、今までになく、足が震え出しました。』


など、素直に言ってしまうほうが印象が良いです。

弱み=人間味ですから、それを感じることで、列席者は心を開いて共感してくれるのです。

 

3.式~乾杯まではきっちり、乾杯後は楽しく

つつがなく進行することが大事!といっても、やはりメリハリのある司会をしたいですよね。

 

人前式(宴中人前式)に関しては、かっちりと厳かな雰囲気を持って進めたいところです。

式の進行では、余計な言葉は挟まず、必要最低限のことだけを簡潔に言うようにしましょう。

新郎新婦の動作に注目が集まるように、工夫してください。

人前式での、承認の拍手をいただく時、結婚成立の宣言をする時には、少し声を張って、明るい声で言うようにします。

 

さらに、披露宴や二次会では、始まってから乾杯をするまでは、きちんと卒なく進めるのが良いと思います。

乾杯をする前から、グダグダの雰囲気にならないように、言うことをしっかり決めておくことをお勧めします。

 

乾杯後、お酒やお料理を楽しむ段階になってからは、司会者もリラックスして話しましょう。

皆がリラックスして楽しめるような雰囲気を作れれば、けじめがついて良い宴になるでしょう

 

4.最後に上手い言葉でまとめようとしない

披露宴でも二次会でも、最後は、親族や新郎新婦からの挨拶があると思います。

この挨拶の後に、うまく締めくくろう、感動させよう、と司会があれこれと話をしてしまうのは、よくありません。

 

列席者は、司会の言葉が聞きたいのではないのです。

最後は、親族または新郎新婦の言葉が余韻として残るように、簡素な台詞でまとめましょう。

 

そして、最後に挨拶をした人の空気感を壊さないように注意します。

例えば、新郎が感極まって震える声で話し、皆が感動している雰囲気を、

司会が明るい声で壊してしまうことのないようにしましょう。

 

とはいえ、しっかりと締めないと、グダグダ流れるように終わった印象になってしまいます。

締めの「ありがとうございました」などは、これで終了です!の合図にもなりますので、

声を張ってゆっくりと言い切りましょう。

 

ちなみに、ここに何度も書いている「最後」や「終わり」などは、結婚式では忌み言葉となりますので、司会で言わないように気を付けてください。

 


司会の台詞に関しては、会場によっては、知人が司会をする際のマニュアルがあったり、

簡単な原稿を用意しているところもありますので、もし必要なら聞いてみましょう。

 

お決まりの台詞なども、検索をすれば色々と出てくるとは思いますが、

あまり形式にとらわれず、自分の言葉で話すのが、知人司会ではよいのではないかと思います。

新郎新婦(またはどちらか)をよく知っている、ということが、知人司会の一番の強みであり、プロ司会者には出せない魅力なのですから。

 

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