結婚式のスピーチを頼まれた場合のテンプレート【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

 

前回は、結婚式の「司会」を頼まれた場合のことを書きました。

 

ご興味ある方は、以下のリンクからどうぞ。

結婚式の司会を頼まれた時に気を付けたいこと

 

今回は、結婚式の「スピーチ」を頼まれた場合の、テンプレートです。

 

 

といっても、特に悩まずにスピーチが出来る方や

何度かやったことがあって慣れている方は、

今回の内容は読まれる必要はないと思います。

 

やはり

全てご自身で考えたスピーチに勝るものはありませんから、

テンプレートのような先入観は入れずに

お話しになる方がよいでしょう。

 

 

今回の記事では、

結婚式で何を話せば良いのか分からない!思いつかない!

という方に向けて

こんなことを話すのはどうですか?

というヒントとして書きたいと思います。

 

友人スピーチでも、

上司(先輩)としてのスピーチでも、

応用していただけます。

 

だいたい5分くらいにまとめればよいでしょう。

 

では、新郎新婦との関係ごとに、ちょっとした骨子を作ってみます。

 

  1. 新郎新婦のどちらもよく知っている


  2. 新郎新婦どちらかだけをよく知っていて、お相手とは顔見知り程度


  3. 新郎新婦どちらかだけをよく知っていて、お相手とは結婚式で初対面


1.新郎新婦のどちらもよく知っている

新郎新婦の共通の友人、または知人である場合です。

 

お二人のことをよく知っているからこそ、

スピーチを頼まれることも多いでしょう。

 

スピーチの内容としては、

下記の順番で話すと、上手くまとまると思います。

 

  • A.新郎新婦との関係を含めた自己紹介

  • B.新郎(新婦)の性格や、長所・短所などを、思い出や具体的なエピソードを用いて

  • C.新婦(新郎)の性格や、長所・短所などを、思い出や具体的なエピソードを用いて

  • D.二人でいる時の(付き合っている時の)エピソード

  • E.そんな二人ならピッタリ(よい夫婦になる)、という話でまとめる

例えば、

  • A.新郎の上司

  • B.新郎は、面倒見の良い性格で、皆から相談を持ち掛けられている

  • C.新婦は、よく気が付き、何でも率先してやってくれるので、皆が甘えてしまっている

  • D.二人でいる時は、新婦の方が聞き役

  • E.皆から頼られている新郎が甘えられるのは、新婦だけなのだと思う

のような感じでしょうか。

 

 

無理やり、お似合いなネタを考えなくても、

普段から二人を見ていて、

お似合いだな~・仲が良いな~

と思う点を素直に話せばよいと思います。

 

また、傍から見たら全く合うとは思わなかったけど、

二人でいる時は違うらしい…

というエピソードでも面白いと思います。

 

 

新郎新婦ともに知っているということは、スピーチのネタの宝庫ですから、

とにかくたくさんの具体的エピソードを用いて話すことをお勧めします。

 

 

2.新郎新婦どちらかだけをよく知っていて、お相手とは顔見知り程度

元々、新郎(新婦)の友人や知人で、

お相手を紹介されて顔を合わせたことや話したことがある、

という関係性は、よくあるのではないでしょうか。

 

この場合は、下記の順番にまとめてみてはどうでしょう。

 

  • A.新郎(新婦)との関係を含めた自己紹介

  • B.新郎(新婦)の性格や、長所・短所などを、思い出や具体的なエピソードを用いて

  • C.お相手に会った時のエピソード

  • D.二人でいる時の新郎(新婦)の様子

  • E.二人のお似合いエピソードでまとめる

例えば、

  • A.新郎の幼馴染

  • B.新郎は、昔から自分を持っていて、こだわりがある性格

  • C.ショートカットの人が好きとずっと言っていたのに、彼女はロングヘアで驚く

  • D.新郎はメロメロに惚れこんでいて、彼女の尻に敷かれている

  • E.こだわりのある新郎の好みを変えるほどの新婦は、運命の人

のような感じでしょうか。

 

 

新郎(新婦)との信頼関係が強いのであれば、

ちょっと大げさに、お相手側を持ち上げてもよいと思います。

 

 

新郎(新婦)の性格がよくわかるエピソードや思い出をたくさん話しましょう。

 

列席者も新郎新婦も、その方が嬉しいですし、

後になって心に残る話になると思います。

 

 

3.新郎新婦どちらかだけをよく知っていて、お相手とは結婚式で初対面

お相手には結婚式で初めて会う、ということは、

スピーチを考える時点では、どんな人なのか分からない

ということです。

 

お相手のことは、新郎(新婦)から話だけは聞いている

ということもあるでしょう。

 

こんな場合は、お相手にも少しだけ触れられるように、

下記の順番でまとめてはどうでしょうか。

 

  • A.新郎(新婦)との関係を含めた自己紹介

  • B.新郎(新婦)の性格を、思い出や具体的なエピソードを用いて

  • C.結婚すると聞いた時のエピソード

  • D.結婚したら、こんな旦那(奥)さんになるだろう、という想像

  • E.お相手が、新郎(新婦)の性格をうまく受け止めてくれるでしょう、とまとめる

例えば、

  • A.新婦の友人

  • B.よく一緒に〇〇へ出かけた。新婦は何事にも一生懸命。荷物が多く鞄には何でも入っていて用意周到

  • C.仕事に没頭していた時だったので、まさか結婚するとは

  • D.家庭でも仕事でも、完璧な奥さんになるだろう

  • E.頑張りすぎるところがあるが、旦那様がよく分かっていてコントロールして下さるでしょう

(E)は、新郎(新婦)との信頼関係が強ければ、

『◎◎な性格なので、結婚生活では〇〇なことをするかもしれませんが、そんな時は△△してください。よろしくお願いします』

のように、お相手にお願いしてもよいと思います。

 

 


 

あくまで一例として挙げましたので、

スピーチを考える時の参考程度にお使いいただけたら幸いです。