人に与える印象を認識しましょう【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

 

今回は、

人にどう見えているのか、という自分の印象を認識していただきたい、

というお話をしたいと思います。

 

この印象によって、話し方にも工夫が必要になってくるからです。

 

 

例えば、私は人前で話す時、

自分としては自信がなかったり、緊張していたり、焦っていたりしても、

人からはそうは見えないらしいのです。

 

『いつも落ち着いて、自信満々に見える』

と言われたりします。

 

別々の人たちから何度も言われていることなので、

そうなんだな、と認識しています。

 

これは、私の表情・しぐさ・行動・目線・声のトーン・話す速さなどなど、

全般的なことから受ける印象なのでしょう。

 

マイペースだからでしょうか(笑)

 

ということは、

自信がなかったり焦ったりしても、そうは見えないわけですから、

その点は、私の利点として受け入れています。

 

無理に取り繕う必要がないので、ラクなのです。

 

 

ですが逆に、私が自信満々に話してしまうと、

人からはちょっと傲慢・自信過剰に見られる恐れもあって、

注意が必要だとも思っています。

 

 

同様のことは、生徒さんを見ていてもよく感じます。

 

『人と話すのが苦手なんです。』

とおっしゃる方でも、

そんな風に見えない方がいらっしゃるんですね。

 

その人の話し方・表情・態度・声などをチェックしての印象です。

 

話しやすそうな雰囲気をまとって、

落ち着いて話されているように見えるのです。

 

 

だから、

ぜひご自分のその印象をメリットだと思って、

話す時に有効活用してくださいね!

と伝えています。

 

 

人に与える印象によって、話し方を工夫する・有効活用するとは、どういうことなのか?

 

いくつか例を挙げてみますね。

 

  1. 柔らかく優しい印象の方

  2. チャキチャキした印象の方

  3. カッチリした印象の方

1.柔らかく優しい印象の方

人当たりが柔らかく、優しい雰囲気をお持ちの方は、

声に感情が乗ることが多く、相手に好感を持ってもらいやすいため、

話を聞いてもらいやすいメリットがあります。

 

ただ、しっかりと主張をしなくてはいけない場面では、

説得力のなさや、頼りなさを感じられてしまうこともあるため、

思っているよりも強めに話してちょうど良いでしょう。

 

大事な箇所は強調したり、繰り返したりして、

相手の印象に強く残るように工夫する
と良いです。

 

そんな風に強めに主張しても、

押し付けがましくならないところがお得なタイプです。

 

 

2.チャキチャキした印象の方

少し高めの声で、早口で話すタイプの人は、

チャキチャキした印象を持たれることが多いです。

 

 

このタイプの人は、

聞き手を置いてけぼりにして、自分のペースで話を進めがちで、

聞き流される可能性が高くなります。


 

話の大事な箇所だけを、間を置いてゆっくりと話す工夫をするだけで、

緩急がついて要点が分かりやすく
なります。

 

言葉に強弱をつけるのではなく、

「ゆっくり」発音することと、

「話の間(ま)」がポイント
です。

 

 

これが出来れば、

話の中に丁寧さや、

聞き手に寄り添っている印象がプラスされます。

 

 

3.カッチリした印象の方

カッチリ、固い印象を持たれる方は、

聞き手との間に見えない壁が出来てしまいがちです。

 

このタイプの方は、

話の中に、自分自身の経験や、気持ちなどを

うまく盛り込む
と良いでしょう。

 

 

話す側の個人的な気持ちや、弱さなどを感じることで、

聞き手は「人柄」を感じて、心を動かしやすくなります。


つまり、興味を持って聞いてもらえるようになるのですね。

 

 

そして、しっかりと説明しなければならない箇所では、自然と誠実さが出るので、

そこは利点として有効活用しましょう。

 

 


 

上記はあくまでも一例ですが、

人からの印象によって、話をする時に適切な工夫をする、

ということがご理解いただけたでしょうか。

 

人に与える印象は、

自分自身の工夫次第で、利点にもなり、欠点にもなり得ます。

 

 

まずは自分がどんな風に見えるのか、

認識するところから始めてみてください。