PowerPointの作り方次第で、話し方のレベルも上がる!②【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
人前で話すビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。

 

今回も、前回に続いて、プレゼンやセミナーをする時の

PowerPoint(パワーポイント)の作り方を工夫することで、それに合わせて”話し方”もレベルアップする、

という内容で書いていきます。

 

前回記事は、「1枚のスライドに言いたいことをまとめて、アニメーションをつける」という内容でした。

PowerPointの作り方次第で、話し方のレベルも上がる!①

まだお読みでない方は、上記リンクからどうぞ。

 

さて、今回は②として、

「参考資料は、最終スライドに作成して、リンクで飛ばす」

というPowerPointの作り方について、ご紹介しようと思います。

こうすることで、“話の流れ”や”話の構成”を明確にしたまま、話を進めることができるのです。

 

つまり、聞き手は、”話の迷子”にならずに聞き続けることができるので、理解を深めやすくなります。

 

では、今回も例題を表示したいと思います。

 

参考資料は、最終スライドに作成して、リンクで飛ばす

上の画像は、PowerPointの中の1枚のスライドです。

 

前回の記事では、このようなスライドは、1枚をぱっと見ただけでは、「このスライドで言いたいこと」が明確に分からないので、

分かるように工夫して作成しましょう、ということを書いていました。

 

ただ、話の中の「参考資料」として、上の画像のように、スライド1枚にグラフだけを表示したいことなどもあると思います。

その時、「参考資料」をスライドの流れの中に組み込んでしまうと、”話の流れ”や”話の構成”が分かりづらくなってしまうんですね。

 

例をご覧いただきましょう。

PowerPointのスライドと、併せて”話す内容”を提示します。

 

「参考資料」をはさむことで、話の流れや構成が分かりづらくなった

『当社の現状としては、新商品が定番化しないことと、商品のリピート率が徐々に下降していることによって、

全体的な売上金額が伸び悩んでいるという問題があります。

そこで、繰り返し購入してもらえる定番商品の開発が急務となっています。』

次のスライド表示

『こちらは、毎月の売上金額の推移です。

新商品発売直後の、毎年6月には、売上が一時的に上がるのですが、

すぐに下降傾向となって、新商品が定番化していません。』

次のスライド表示

『続いて、リピート顧客数の推移です。

わずかではありますが、2018年の第3四半期以降、徐々に下降しています。』

 

このように、3枚のスライドが順に流れていくと、

「今は、何の項目についての説明なのか」

が、ぼやけてしまいます。

 

聞き手は、スライド2枚目・3枚目のグラフを見て説明を聞いているうちに、

1枚目の「現状の問題点」の項目についての記憶が薄れてしまって、

話の要点や構成が分かりづらくなってしまうのです。

 

2枚目と3枚目のスライドのグラフは、あくまでも1枚目のスライドの中の「問題点」を補足する「参考資料」として表示しているのですから、

このような場合には、スライドにリンクを設定して飛ばすと、分かりやすくなります。

 

「参考資料」はリンクで飛ばして、構成を分かりやすくした例

スライドに合わせた”話”

『当社の現状としては、新商品が定番化しないことと、商品のリピート率が徐々に下降していることによって、

売上が伸び悩んでいるという問題があります。

では、新商品が定番化しないことについて、こちらのグラフをご覧ください。』

(①グラフへジャンプし、グラフの説明)

(②1枚目のスライドへ戻る)


『続いて、リピート率の下降についてのグラフをご覧ください。』

(③グラフへジャンプし、グラフの説明)

(④1枚目のスライドへ戻る)


『このように、全体的な売上金額が伸び悩んでいることから、

繰り返し購入してもらえる定番商品の開発が急務となっています。』

上の画像のように、1枚目のスライドの項目にリンクを設定して、

クリックしたら、その「参考資料のグラフ」のスライドに飛ぶように設定します。

 

そして、グラフからは、また1枚目のスライドへ、リンクで戻るようにします。

 

「参考資料」であるグラフのスライドは、最終ページに置いて、通常のスライドページの流れには表示されないようにしておきます。

 

こうすることで、聞き手は常に、1枚目の「問題点」の内容を踏まえた上で、その参考資料としてグラフの説明を聞くことができますので、

話の構成や流れが明確になり、「今、何について説明しているのか」をはっきりと認識しながら聞くことができます。

 

また、話す側も、スライドの動きに合わせて話すことで、話の組み立て方が変わって、分かりやすく説明することが、自然とできるようになります。

 

まとめ

1枚のスライドを、「参考資料」として提示したいだけなのであれば、

大枠(基本)となる情報を常に表示させて、そこからリンクで「参考資料」へジャンプさせる、という1つの方法ですので、お試しください。

 

そうすると、スライドの動きに合わせて話していくだけで、”話”があちこちへ散らばることなく、

一本筋の通った説明をすることができるようになります。

 

また、聞き手は、頭を整理しながら、たくさんの情報を理解していくことができるようになります。

 

このようなPowerPointを作成する機会があれば、ご参考になさってください。

 

次回は、「大枠(基本)」となるスライドと、「その詳細説明」のスライドを作成する場合について、書いていきます。

PowerPointの作り方次第で、話し方のレベルも上がる!③

グラフなどを「参考資料」とするのではなく、

「詳細資料」として、スライドの流れの中に表示させたい場合のPowerPointの作り方ですので、

ご興味ありましたら、上記リンクからどうぞ。