スピーチは、形式的な言いまわしにとらわれない【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。

 

今回は、スピーチをするときに、よく陥ることについて、書いていきます。

 

それはずばり、「形式的な言いまわし」をスピーチ原稿に書いてしまうこと、

また、スピーチの場面で「形式的な言いまわし」で喋ってしまうことです。

 

「形式的な言いまわし」とは?

スピーチなど、改まった場面で話す経験が少ないと、

「改まった場では、こんな風に言わなければならない」

「この場では、こういうことを言うのが慣例」

と思い込んで話してしまうことがよくあります。

 

また、「とりあえず慣例的なことを言っておこう」と思われる方も多いと思います。

 

 

私がよく聞く、昔ながらの慣例的な言いまわしは、

  • 只今、ご紹介にあずかりました・・・

  • 〇〇する次第でございます。

  • ご清聴ありがとうございました。

などです。

スピーチの場面で、よく聞きますよね?

 

 

こういった形式的な言い回しは、とってもお堅い表現です。

 

改まったお堅い場面では、このような言いまわしを使わなければならない、と無意識に思われている方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

でも、心のこもった伝わるスピーチをするためには、

このような言いまわしには、とらわれないほうが良い
のです。

 

 

「形式的」とは「心がこもっていない」こと

昔からよく使われる形式的なお堅い表現は、「あなたが普段から使う言葉」ではありませんよね。


その場(スピーチの場)だけで使う表現だと思います。

 

ということは、そこには、当然、心がこもりません。

 

「無難な形式的な言葉を使って話す」ということは、「形だけ」のスピーチをすることと同類なのです。

 

 

自分では、頑張って「ちゃんとした言葉」でお話をしたつもりでも、

形式的で気持ちのこもらないスピーチによって、結果的に、その場をしらけさせてしまうこともあるのですね。

 

 

「自分の言葉」を大切にしよう

スピーチの言葉を考えるときには、「普段から口に出している自分の言葉」を使うことを大切にしましょう。

もしくは、「すんなり口から出る言葉」を使うのが良いです。

 

例えば、

『只今、ご紹介にあずかりました・・・』は、

『今、ご紹介いただきました・・・』でも構わないのですね。

直前にご紹介くださった人の顔を立てたいとき以外は、言う必要さえないでしょう。

 

 

『〇〇する次第でございます。』も、

『〇〇しているところです。』や、場合によっては『〇〇です。』だけで事足りることもあるでしょう。

 

 

『ご清聴ありがとうございました』も、最後に言ったほうがいいわけではありません。

最後の言葉ですから、もっと心に残る表現を使って終わったほうが当然良いでしょうし、

単に〆るだけであれば、『ありがとうございました。』で良いのです。

 

 

無理に、形式ばった堅い表現を使おうとすると、どんどん自分の言葉から乖離してしまいます

そうすると、どんどん心のこもらない話し方になってしまって、

話しているほうも、聞き手も、双方が「不毛な時間」を過ごすことになるんですね。

 

普段から、丁寧なお堅い言葉を話しているわけでないなら、なおさら、

自分の口からすんなりと出る「自分の表現(言葉)」を「しっかりと」お話するのが一番なのです。

 

 

まとめ

今回挙げた例のほかにも、形式ばった言いまわしは色々とあると思います。

どうしても人前や、改まった場で話すことに自信がないと、

形だけの昔ながらの表現を使って、無難に終わらせようとしてしまう心理も分かるのです。

 

経験もなく自信もないから、形式的に無難に話す、ということを繰り返していると、

いつまでも気持ちのこもった話ができずに、聞き手の心をつかめないままなので、

結局いつまでも自信がつかない、ということもあるのです。

 

自信を持って人前でスピーチができるようになるためには、

改まった場でも「自分の言葉」で表現して、聞き手から積極的に「耳を傾けて」もらえる経験を積んだほうが、早いと思います。