あなたの話は、なぜ伝わらないのか?【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。
話をしていて、相手にうまく伝わらなくて
首をひねられたり
よく聞き返されたり
説明したはずのことを質問されたり
したことはないでしょうか?
こういうことは、誰でも多かれ少なかれ、あるはずです。
でも、そういうことが”多い”と感じる人は、
「伝わる話ができていない」と言えるでしょう。
では、話が伝わらない原因は何だと思われるでしょうか?
伝わらない原因は多種多様
「話が伝わらない」原因は、単純ではありません。
ざっと挙げるだけでも
- 声が聞きづらい
- 滑舌がはっきりしない
- 話の間(ま)が適切にとれていない
- 抑揚がない
- 言葉選びが適切ではない
- 話の順番(組み立て)が適切ではない
- 言葉が足りない
- ムダな言葉が多すぎる
- 話の筋が通っていない
- 言葉の表現(言い回し)が単調
- 気持ちがこもっていない
などなど、枚挙にいとまがありません。
そして、これらの原因がいくつも混在することで
話が分かりづらくなっていることも多いです。
また、上記に挙げたそれぞれに対しても、
「なぜそうなってしまうのか」という原因が様々なのです。
例えば、「声が聞きづらい」を一つとっても
その原因は、
- 呼吸が浅い
- 母音が出ていない
- 声が上ずっている
- 息交じりの発声
- 声がこもっている
など、人によって違うのですね。
ですから、
伝わらない原因を、自分で分析して究明することは
なかなかハードルが高いと思います。
よく聞き返される原因は、「声」や「滑舌」だけじゃない
ひとつ事例として、
「よく聞き返される」というケースを考えてみましょう。
人によっては、
「聞き返されるのだから、声が小さいんだろう」
と思われる方もいらっしゃるでしょうし、
「自分の感覚的に、声がこもっている気がするから、そのせいだろう」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
また、それとは別に、
「滑舌が悪いせいだろう」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、私が”プロの目”で見たときに、
その原因は別にあることもあるのです。
これも人によって様々に違うのですが、
全然違う見地の例としては
「声の響きも、滑舌も、さほど問題があるわけではなく、
話す自信がないせいで、言葉を遠慮がちに発してしまうのが原因」
というような、
マインド面に問題がある、ということもあるのですね。
このように、
ご自身であれこれと想像した「伝わらない原因」は、
合っていることもあれば
全然的外れなこともある
というわけです。
周囲からの指摘も、間違っているかも
自分では伝わらない原因を推察できなくても、
周りの人から
「滑舌がよくない」とか
「抑揚がない話し方」などと
指摘されることもあるかもしれません。
その指摘が、曖昧なものであれば、
当たっていることも多いものです。
例えば、
「話が分かりにくい」
「声が聞こえづらい」
などですね。
ですがプロでもないのに、
「話の抑揚が・・・」とか
「滑舌が・・・」とか
それらしいことを指摘された時には、
実は間違っていることもありますから
あまり振り回されないようにしましょう。
このことは、過去記事にも書いていますので、
下記リンクよりお読みください。
話し方の欠点を指摘された時、上司の”分かった風な”批評を鵜呑みにしないで
まとめ
このように、伝わらない原因は
人それぞれ千差万別で、複雑です。
ですから
「話が伝わらない」
「分かりやすく話せるようになりたい」
と思われるなら、
やはり、話のプロにアドバイスを求めて
原因を明確にしてもらうのが一番早いと思います。
原因が分かれば、改善方法も分かりますから、
効率的に話すスキルを上げられるんですね。
また、今まで良かれと思ってやっていたことが
実は「話が伝わる」弊害になっていた
ということに気づくこともあるでしょう。
話が伝わらないモヤモヤの中に、光が差し込むかもしれません。
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