採用選考で提出する、自己紹介動画の話し方のポイント【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。
最近では、
採用選考で、履歴書などと共に
「自己紹介動画」の提出を求められることがありますね。
採用選考だけではなく、
学生のインターンシップの選考でも
動画を提出することがあるようです。
コロナ禍で、気軽に対面できないことに加えて、
スマホで誰でも簡単に動画が撮れるようになったことも
要因として大きいでしょう。
書類だけとは違って
ご本人の人柄がダイレクトに伝わりますから
話し方にも気をつけたいところです。
そこで、自己紹介動画を撮影する時に
注意するポイントを挙げていきましょう。
今回の内容を、動画で端的にご覧になりたい方はどうぞ↓
(ブログのほうが少し詳しく書いています)
- 堅くなりすぎない
- いつもより、ゆっくりハキハキと
- 一文が長くならない
1.堅くなりすぎない
採用選考のための動画ですから、
「きちんと話さないと!」
「しっかりと話さないと!」
という意識が強くなると思います。
そうすると、
ビシッとした堅い喋り方や、
硬い表情で撮影してしまうんですよね。
ですが、採用のための動画ということは、
「その人と一緒に働きたいかどうか」
「その人の人柄・雰囲気」
を見られるということです。
きっと、
ガチガチにお堅い雰囲気の人や
緊張した雰囲気の人よりも、
話しやすそうな雰囲気を持っている人の方が
一緒に働きたいと思われるはずです。
また、固い表情や、お堅い話し方の人は、
その人の中身(人柄)が見えてきません。
そこで、無理にビシッと姿勢を正して
硬い言葉で喋ろうとせずに、
カメラの向こうの人に、明るく「話しかける」ようにして
撮影してみましょう。
その方が、あなたの魅力が伝わるはずです。
2.いつもより、ゆっくりハキハキと
動画を撮影するとなると、
ある程度、内容を決めてから話し始めると思います。
頭の中で決めている内容を言おうとすると、
どうしても話すスピードが速くなりがちなんですよね。
普段はそんなことないのに、
早口な人に見られたり
せっかちで焦っているように見られたら
もったいないです。
そこで、これも、
目の前の人に「話しかける」ように
ゆっくりめに話すようにしましょう。
言葉の発音自体をゆっくりにするのは難しいと思いますので、
間(ま)を少しだけゆったりめにとるように心がければ
ちょうど良いです。
最初はゆっくり話し始めても、
話し続けるうちに、どんどん無意識に速くなってしまうものですから、
最後までゆったり話せるように気をつけましょう。
そして、いつも話すときよりも、
ほんの少しだけ言葉をはっきり発音するようにしてみましょう。
頑張ってハキハキ話そうとすると、余計におかしくなりますので、
言葉を、カメラの向こうの人に丁寧に届ける気持ちを持つと良いでしょう。
3.一文が長くならない
話の内容を考える時点から、
一文を長くしてしまう人が多くいらっしゃいます。
文章で言うと「一文」ですが、
話だと「。」で一区切りつくまで、ですね。
どうしても、
「。」までの中に、たくさんの情報を詰め込みすぎて
ダラダラと話してしまいがちです。
そうすると、要領を得ない人だという印象を持たれかねません。
一文の中には、
言いたいことが1つ、または2つくらいになるように
適度に句点「。」で話を区切って話すように心がけましょう。
その時は、接続詞を効果的に使って
話がつながるように工夫も忘れずに。
そうすれば、話の内容が伝わりやすいだけでなく、
すっきりと簡潔に話せる印象にもなります。
まとめ
選考のための動画だからと
いつもとは全然違う自分を演じてしまうと、
あなたの魅力が発揮されない動画になってしまいます。
カメラの中に、好きな人がいるようにイメージして、
その人に対して「話しかける」ようにすると
自然な魅力が出るでしょう。
その際に、
- 堅くなりすぎない
- いつもより、ゆっくりハキハキと
- 一文が長くならない
の3つのポイントに気を付けて、撮影してみてくださいね。