話す語彙力~「すごい」から卒業しよう~【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。

 

今回は、

話すときの語彙力について書いていきたいと思います。

 

 

話すときの語彙力のつけかたについては

過去の記事でも書いていますので、

以下のリンクよりご覧ください。

 

人前で話すための”語彙力”を伸ばすには

 

 

上記の記事では、

“話す語彙力”をつける2つの練習方法をご紹介しました。

 

  1. 言いかえ表現を考える
  2. 具体的に表現する

 

今回も上記の方法に関連することなのですが、

もっと初歩の練習として、

よく口にしてしまう「あいまいな言葉」を

「明確な言葉の表現」に変える

という練習方法をご提案したいと思います。

 

今回の内容を、動画でご覧になりたい方はどうぞ↓

 

話すための語彙力がない人は、

あいまいな表現を多用してしまう癖があるように思います。

 

例えば、

『すごい』『ヤバい』『素晴らしい』『キレイ』『上手い』

などですね。

 

気軽な会話ではよく使うでしょうし、

打ち解けた人との会話であれば

それである種「通じて共感できる」部分もあるんですよね。

 

 

ですが、仕事でしっかりと伝えるとなると、

あいまいな表現を

「明確な表現」に置きかえて話す必要があります。

 

ぼんやりした、あやふやな表現でも、

大体の言いたいことや雰囲気は伝わりますが、

話の本質が伝わらなったり

説得力が出なかったりしますよね。

 

信頼も得られないでしょう。

 

そこで、

あいまいな表現を、違う言葉で話せるように

普段から練習していきましょう。

 

では今回は、『すごい』を例にあげて、

「明確な言葉の表現」への置きかえ方をご紹介します。

 

 

そもそも『すごい』って?

『すごい』という言葉、よく使いますよね。

 

ここでは、『すごいキレイ』などの副詞として使う場合ではなく、

 

  • 仕事に取り組む姿勢がすごい
  • コミュニケーション能力がすごい

のように、形容詞として使う場合を考えてみましょう。

 

『すごい』という形容詞は、

そもそも「並外れている」ことですね。

 

ですから

プラスの意味でも、マイナスの意味でも使えて便利で、

口に出しやすいんですね。

 

 

 

「すごい」の言いかえ表現を考える

では、

『仕事に取り組む姿勢がすごい』

を例にあげて考えましょう。

 

ただ単に、

「すごい」を類似した言葉に変えるだけであれば、

「素晴らしい」や「驚異的」となって

あいまいなままですから意味がありません。

 

ここでは、

“仕事に取り組む姿勢とはなにか?”

を述べられるようにしましょう。

 

『人から言われたことは必ずメモをとって、忘れないようにしている』

『先日も、仕事のやり方の改善提案を上司にした』

など、具体的に言えるようにするんですね。

 

 

『仕事に取り組む姿勢がすごい』

という表現を口にした直後に、

その言いかえ(具体的で明確な表現)をすぐに付け足せるなら

付け足すようにしたらいいですし、

 

その場ですぐには言いかえられなかったとしても、

後から「どんな明確な表現に置き換えられたのか」を考えて

口に出してみると良いでしょう。

 

 

『すごい』という言葉は

日常会話や、独り言でもよく口にすると思いますから、

『すごい』という言葉を使う自分に

敏感になってみてください。

 

 

あいまいな言葉を使うのが”ダメ”ではない

話す時に『すごい』『上手い』などのあいまいな表現を使うのが

ダメなわけではありません。

 

使ってたとしても、

その後に、きちんと「明確な表現」と付け足せば

全く問題ないんですね。

 

『〇〇さんの、仕事に取り組む姿勢はすごいですね。


人から言われたことは必ずメモをとって、忘れないようにしていますし、

先日も、仕事のやり方を改善できないか、提案していました。』

上記のように、

『すごい!』が

話の「振り」として活きてくる場合もあるのですね。

 

つまり、『すごい』で

聞き手の興味をひくこともできるわけです。

 

 


 

このように、

よく使ってしまう「あいまいな表現」を

「具体的で明確な言葉」に置きかえて話せるように

普段から練習していきましょう。

 

置きかえる言葉の表現は

考えるだけではなくて、

思いついたら、必ず声に出して

「話すための言葉」としてインプットしましょう。

 

こうやって、いろんな具体的な表現を口に出していくことで、

話すための語彙力がついていくようになります。

 

 

  

  

  

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