「させていただく」が言いづらい!【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。

 

話をしている中に

『〇〇させていただきます。』

がたくさん出てきて、

言いづらい!

噛みそうになる!

というのをよく聞きます。

 

確かに、お仕事でよく使う言葉ですよね。

 

そこで今回は

『させていただく』で悩まなくなる方法を書いていきます。

 

 

今回の内容を、動画でご覧になりたい方はどうぞ↓


「させていただく」はなぜ言いづらい?

『させていただく』が言いづらいのは

特に「させ」と「ただ」の部分ですよね。

 

似たような音(おん)が連続で並ぶと

言いづらいものです。

 

これは、

発音する時の”口の中の動き”そのものが

動かしにくい音(おん)ですから、

滑舌が悪かったり、噛みやすい人でなくても

みんな言いにくいんじゃないかな、と思います。

 

「させて」

「いただきます」

とそれぞれ単体でも言いにくい言葉なのに、

セットになってつながっているので

一層言いにくくなりますね。

 

 

「させていただく」を噛みそうになる原因として、

 

  • 口の横に力が入っている
  • 口の中の空間が狭い

ことが考えられます。

 

これら2つは関連していて、

口の横に力が入っているために

口が縦に開かずに、

口の中の空間が狭くなっているんですね。

 

上あごと舌が

ベチャっとくっ付いてしまいそうなくらい近づいて、

口の中の空間が、横に広がっている状態です。

 

 

その状態だと、

発音するための口の中の動きが一層やりづらくなるんですね。

 

これを改善することで、言いやすくなるでしょう。

 

 

「させていただく」が言いやすくなる発音のコツ

「させていただく」

を噛まずに、言いやすくするコツは、

口の横の力を抜いて

それによって顎が真下にガクンと落ちるようなイメージで

口を縦に開けることです。

 

 

特に、最初の『さ』と発音した瞬間に、

口の中に”縦の空間”ができるようにしてみましょう。

 

そうすると、

その後の『せて』が言いやすくなります。

 

 

また、

『いただきます』の2音目の『た』も同様に、

口の横の力を抜いて

口を縦に開けるように発音してみましょう。

 

そうすると、

それに続く『だきます』も言いやすくなります。



口の力を使って大きく縦に開けようとするのではなく、

逆に、口の横の力を抜くことで

あごが縦にカクンと落ちやすくするのがポイントです。

 

 

もう一つのコツは、

言いにくいからと「頑張って発音しようとしない」ことです。

 

最後までハッキリしっかり発音しようとすると

不自然になりますので、

最初の『さ』だけ少し丁寧に発音したら、

あとの『せていただきます』は

力を抜き気味に発音してみましょう。

 

とにかく、口に力が入っていることが

一番の”言いづらい”原因です。

 

 

「させていただく」を避けよう

口の力を抜いて、

口を縦に開けるようにラクに発音することで

言いやすくはなりますが、

そもそも、

「させていただく」を多用しすぎていることも多々ありますので

“話の中で使わない”という選択もしてみましょう。

 

「させていただきます」は、

「させてもらいます」の謙譲語(自分がへりくだる表現)です。

 

ですから、

「もらう」という言葉だけが敬語になっているんですね。

 

そう考えると、

「させてもらう」という言葉を

使う必要がないこともたくさんあります。

 

例えば、

『ご案内させていただきます』 ⇒ 『ご案内いたします』

『お返事させていただきます』 ⇒ 「お返事いたします』

で全く問題ないんですね。

 

 

また、相手の行動を言う時にも

「いただき」はよく使いますね。

 

『お越しいただきまして』

『お返事いただきまして』など。

 

この場合も、

「いただく」は、「もらう」の謙譲語です。

 

敬語を外すと、それぞれ

「来てもらいまして」

「返事をもらいまして」

のように、

“自分が”「してもらった」という表現になっています。

 

これも、

『お越しくださいまして』

『お返事くださいまいして』

という風に

“相手が”「してくれた」という表現の尊敬語に変えても良いですね。

 

 

「させていただく」の多用については

過去記事にも書いていますので、

よろしければご覧ください。

 

無意識に使っている敬語、正しいですか?

 

 


 

このように

話の中でよく出てくる『させていただく』は、

そもそも多用しすぎないこと。

 

そして使う場合には、口の力を抜いて、

縦に開けるように発音してみることをお試しください。

 

 

話の中で

「させていただく」という言葉自体は大して重要ではないので、

そんなところで噛みたくないですよね。

 

力を抜いてさらっと言うのがおススメです。