話の中で強調したいところを”強く”言おうとしてはダメ【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。


今回は、話の抑揚として、大事な言葉を強調して言いたいときのことを考えていきます。

今回の内容を動画でご覧になる場合はどうぞ↓

 

気軽な会話のやりとりなどで、自分の感情を表現するときには、

自然と声が明るくなったり、大きくなったりと、抑揚(声の変化・緩急)がつきやすいものです。

 

ですが、プレゼンやセミナー・発表など、仕事や人前で話す場面では、話の中に”感情を込める”ことが少ないので、

途端に抑揚のない話し方になってしまうことも多々あります。

 

仕事などの改まった場面で話すときには、

「楽しい!」「嬉しい!」「嫌い!」などの感情は、あまり出さないですからね。



しっかりと説明をしたり、分かりやすく話すときには、”感情”を表現する抑揚ではなく、

話す側の意図や大事なポイントを伝えて、話を理解してもらいやすくするための抑揚をつける必要があります。



そのためには、話の中で、

「自分は何を特に言いたいのか」

「どこが大事なポイントなのか」

「どの言葉をしっかりと伝えなければならないのか」

などを考えて、それが強調されて(際立って)聞こえるように、抑揚をつけます

 

でも、「強調したい」からと言って、話の中で「強く」言ってしまうと、

少しおかしな話し方になったり、印象が悪く聞こえてしまうこともあるのです。

 

強調したところを「強く」言った場合

ではここでは例として、

『この地域では、通勤に片道1時間以上かけている人が8割を超えます。』

と言う時を考えてみましょう。

 

強調して表現したいのは、どの言葉でしょうか。

 

ここでは、数値データを提示しているようなので、やはり数値の部分はしっかりと伝えたいですね。

 

そこで、

「1時間以上」

「8割」

という言葉は、話の中で強調して表現して、際立つようにするのが良いでしょう。

 

でも、そこを「強く」だけ言ってしまうと、ちょっとおかしな表現になります。

音声サンプルを聞いていただきましょう。

 

音声サンプル:強調部分を「強く」言った場合

※ミュートに設定していますので、小さめの音量からお聞きください。

お聞きのように、強調したい気持ちは伝わってくるのですが、

押しつけがましいような、言い聞かせているような印象の話し方になりかねません。

 

これは、今まで抑揚のない話し方をしていた人が、抑揚をつけて表現しようとしたときに陥りやすいことです。



また、「強調して言いたい」となると、そこに力が入ってしまいやすいので、

必然的に「強く」言ってしまうこともよくあるのですね。

 

強調したい言葉は、「少し高く」「ゆっくり」「はっきり」

そこで、強調したいところは、「強く」と意識しないほうが、自然な抑揚がつきます。

 

特に言いたい言葉、ポイントとなる言葉は、

  • 少し高めの声で
  • 少しゆっくり
  • 言葉をはっきり

発音するつもりで言ってみましょう。

 

「強く」しようとせず、「言葉をはっきり」言おうとするだけで、自然な「強さ」は出るんですね。

 

そして、際立たせるためには、声の高さとスピードを変えるのが、一番効果的です。

 

サンプル音声:強調部分を「高く」「ゆっくり」「はっきり」言った場合

※ミュートに設定していますので、小さめの音量からお聞きください。

このように、仕事などの改まった場面で話すときにつける抑揚では、

「声の強弱」に気を付けてください。

 

普段より緊張感もあるでしょうから、一層、声にも力が入りやすくなります。

 

抑揚のある話をする時に、声の強弱は、もちろんついているものですが、

強弱を“意識してつけようとする”と、不自然になることが多いのです。

 

伝えるべき言葉、大事なポイントは、「強さ」勝負ではなく、

  • 少し高めの声で
  • 少しゆっくり
  • 言葉をはっきり

言って、際立たせられるように、心がけてみてください。

 

「強さ」で表現している時よりも、もっと印象よく、細かいニュアンスが伝わるようになると思います。

 

以下の記事も参考になさってください。

話の中で大事なポイントを確実に伝えるコツ

 

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