人前での”口癖”や”話し癖”の中でも、すぐ直したい!伝わらない話し癖トップ3!【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。
人それぞれに
「口癖」や「話し癖」
がありますよね。
話す時の”癖”は
個性とも言えますから、
全部が全部、悪いわけではありません!
でも、その“癖”によって
伝わる妨げになってしまったり
良くない印象を与えてしまったりするのであれば、
少し意識して、減らしていくようにしましょう。
人前やビジネスでの”口癖”
口癖は、他人も自分も気付きやすいですから
意識すれば減らしやすい、とも言えます。
人前やビジネスで話す際によく聞く口癖といえば・・
『えっと・・あー・・』
『〇〇でですね、〇〇にですね、』
『〇〇という形になります。』
などなど、多岐に渡ります。
何度も言うことで、聞き手の耳障りになって
内容が伝わりづらくなる可能性もあります。
また、口癖によって
良くない印象を与えてしまう場合もありますね。
『えっと・・』
と話の中で何度も挟むことで
自信なさげな印象を与えますし、
『〇〇という形になります。』
と何度も言うことで
- 決定事項で従ってほしいのか
- 自分の考えを述べているのか
など、話す側の意図が曖昧な印象になりますね。
自分で「いつも無駄に言っているな・・」と気付いたり
他人から指摘されたりしたら
意識して減らしてみましょう。
時には、自分の話を録音して
客観的に聞いてみるのもおすすめです。
人前やビジネスでの”話し癖”
“話し癖”は、話し方の癖です。
早口なのも話し癖だし、
話しながら、声の高低が大きく変わるのも話し癖です。
話し癖によって個々を識別できるほど
声と同様に「個性そのもの」です。
でも話し癖の中には、口癖以上に
伝わる妨げになってしまうものがあるんです。
その話し癖のせいで
「言葉」や「言いたい本質」が伝わりにくかったり、
話が聞きづらくて
聞き手にストレスを与えていたりすることもあります。
そこで、
自分も他人も気付きにくいけれど
伝わらず、良くない印象を与えてしまっている話し癖を
よく聞く順に3つご紹介します!
今回の内容を動画でご覧になる場合はどうぞ↓
第3位:ずっと同じトーンの声
よくある伝わらない話し癖の第3位は
ずーっと同じトーンの声で話す癖です。
つまり、抑揚や緩急がなく、
話をしながら声の高さがほぼ一定なんです。
声の高低差がついたり
内容によって声色が変わったりしないんですね。
これは、無意識の人と、意識的にやっている人がいます。
無意識の人は、単なる癖になっている状態ですが、
意識的にやっている人は
「人前やビジネスでは、冷静に話さなければならない」
と考えて、
あえて同じトーンの声で話すようにしていることもあるようです。
いずれも、淡々と話している印象になりますし、
なにより、話の中の言葉がはっきりと聞こえにくくなり
内容が伝わりづらくなります。
サンプル音声:ずっと同じトーンの声の話し癖
※初期設定でミュートにしています。小さめの音声からお聞きください。
第2位:語尾で間(ま)をとる
よくある伝わらない話し癖の第2位は
語尾で間(ま)をとる癖です。
語尾とは、言葉の後の区切りのところです。
この癖は、説明が難しいので
先にサンプル音声を聞いていただきましょう。
サンプル音声:語尾で間(ま)をとる話し癖
※初期設定でミュートにしています。小さめの音声からお聞きください。
語尾(つまり言葉の区切り)ごとに間(ま)をとって話すのは、
文章で例えると
読点「、」がたくさん振ってある状態と同じです。
文章全体(話全体)として何が言いたいのか
理解しづらくなるのです。
ただ、これも
ゆっくり話そうとして
あえて語尾ごとに間(ま)をとって話している方もいらっしゃいます。
ゆっくりにはなるかもしれませんが、
話が聞きづらく(理解しづらく)なりますので
やめましょう。
また、無意識にたくさん間(ま)をとっている人は
それが、自分の話しやすい”リズム”になってしまっているようです。
意味が繋がっている言葉であれば
ヘンに間をとらずに話しましょう。
その分、文節や文末など一区切りついたところでは
しっかり間(ま)をとって、
話全体の理解がしやすいように工夫しましょう。
話の間(ま)は、言葉と同じくらい
話を理解してもらうために重要なのです!
サンプル音声:話の内容に合わせて間(ま)をとった例
※初期設定でミュートにしています。小さめの音声からお聞きください。
第1位:助詞の声が目立つ
よくある伝わらない話し癖の第1位は
助詞の声が目立ってしまう癖です。
助詞は、
『~は』『~の』『~に』『~を』
などですね。
話をしながら、
助詞の部分だけ、声が強くなったり高くなったりして
目立って聞こえてしまうのです。
どういう癖なのか、
これも先にサンプル音声をお聞きください。
サンプル音声:助詞の声が目立つ話し癖
※初期設定でミュートにしています。小さめの音声からお聞きください。
話をしながら助詞だけが目立つと、
相対的に、助詞の前に付いている「単語」が聞き取りづらくなります。
助詞ばかりが聞こえてきて
肝心の言葉がはっきり聞こえない印象になるんですね。
これは、伝えるためには致命的です。
助詞を強くしたり高くしたりするリズムが
自分の中で「言いやすいリズム」になってしまっているのが原因だと思います。
まるでラップで韻を踏むように(?)
『~で、~に、~が、・・』と
同じリズムのほうが喋りやすいのでしょう。
ですが当然、聞き手にとっては
聞きづらい話し方になりますので、
気付いたらすぐに直せるようにしてみましょう。
助詞が目立つ話し方は、
内容が伝わらないばかりか
稚拙な印象を与えてしまうこともあります。
多く耳にする話し癖ですので
ご自身はやっていないかどうか、気にしてみてください。
以上、多くの人がやっている
伝わらない話し癖トップ3でした。
これら3つの癖が
単独ではなく、複数組み合わさっている人も
多く見かけます。
ご紹介したような癖がないかどうか、
ご自身の話し方を俯瞰して聞いてみてくださいね。
それが難しそうなら
やはり録音して聞いてみることがおススメです。
自分の話し癖を認識できて
それを改善することができるほど客観性が持てれば、
話の上達も速くなるでしょう!