ビジネスで伝えるためのトレーニング素朴な質問Q&A【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。[声と話し方のパーソナルトレーニング]

プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!

声の出し方、滑舌、抑揚、話の組み立て、構成、言いまわし表現等、
ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!


今回は、声の出し方や話し方について
よく寄せられる質問にお答えしていきます。


「もっと伝わる声になりたい」
「ハキハキ話したい」
「話すことが苦手だけど改善したい」
そう思って、

色々と調べたり
周りの人の話し方が気になったりした時に
多くの人が抱くであろう疑問を
ピックアップしていきます。

今回の内容を動画でご覧になる場合はこちら↓


Q1.声は生まれつきじゃないの?ボイトレで変わる?

『声って生まれつきのものでしょう?
ボイストレーニングで変わるんですか?』





よくいただくこの質問。

結論から言うと、変わります。


確かに、声帯や骨格など、
声を作る物理的な要素は生まれつきの部分もあります。

けれども、
・声を出すための息の使い方
・声帯の動き
・共鳴の仕方
などによって、
声の響きや印象は大きく変わります。



特に、「人に届く声」に変えていくには

  • 体や口の中での共鳴のさせ方
  • の使い方
  • 想いを乗せて話すこと

が大切です。




声は単なる音ではなく、
その人の印象や信頼感を大きく左右する要素でもあります。

トレーニングで
聞き手に安心感を与える「通る声」「伝わる声」に変化させましょう。


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Q2.話すボイトレと歌のボイトレの違いは?

『話すためのボイトレって、歌のボイトレと何が違うんですか?』




基本的な部分、例えば
「余計な力を抜く」
「腹式呼吸で声を出す」
といった基礎は共通しています。


ただし、
声を出す時の
・息の使い方
・出す音域
・声の響かせ方
などに違いがあります。



話す時は、
歌う時ほど息の量は必要なく、
使う音域も、一般的には低め
です。




また、話し声では
口の前の方(前歯の裏あたり)に響かせるのが
自然で伝わりやすい声になります。


歌う時ように口の奥や鼻腔に響かせると
声がこもって聞こえる
ことがあります。



さらに
歌は音程に従って声をコントロールしますが、

話す時は
感情や伝えたい内容に応じて
声のトーンやリズムを自由に使い分け
ます。






つまり、話すためのボイトレは
声のコントロールだけでなく、
言葉や表現の工夫も含めたトレーニングになります。

※言葉の表現までは教えていないスクールもあります


Q3.滑舌が良い人は口をよく動かしている?

『滑舌を良くするには口をしっかり開ける必要があるのでは?

でも、周りの滑舌が良い人やアナウンサーは、
そんなに口が動いてない気がします…』






鋭い観察ですね。

子供の頃、ボソボソ話していると
「口をしっかり開けて話して!」
と言われた方も多いのではないでしょうか。





実は、口の”表面”は
大きく動かす必要がない
のです。

大切なのは、“口の中”や”舌”を
正確に動かすこと
です。


“口の中”で正しい発音の形を作ることができれば、
“口の表面”(前から見た口)を大きく動かさなくても
十分に聞き取りやすい話し方ができます。



逆に、表面的に口を大きく動かしすぎると
口の周りに力が入りすぎて
発音が不自然になることも。


子どもや、日本語初心者が
発音の形に慣れるためには
「口をしっかり開ける・動かす」練習も有効ですが、

自然で滑舌の良い話し方を目指すなら、
・息の使い方
・”口の中”の形と動き
を意識した練習が効果的
なのです。


関連記事:
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Q4.話すのが得意な人は才能?それとも…?

『うちの職場に、声がよく通って、話も上手い人がいます。
そういう人って、元々そういう才能があるからですか?』






確かに
生まれつき得意な人もいますが、
環境や経験によって培われたものも大きいと思います。

  • 子どもの頃から、家族や兄弟がよく話す環境で、
    口で言い負かされないように育ってきた
  • 他人を笑わせるのが好きで、
    自然と表現力が鍛えられた。
  • 日記をつける習慣によって
    言葉のアウトプット力がついた。



こうした日常の中の行動が
自然と「話すトレーニング」になってきた人は
結果的に「話し上手」になっていきます。





実は、私自身も
子どもの頃は、おとなしく、声も小さくて
人前で話すのは苦手でした。


でも、大学時代からの練習と経験によって
人前でも堂々と話せるようになったんです。





声や話すスキルは、
誰でも、いつからでも鍛えられます。

日々のちょっとした意識と練習で、
伝わり方が大きく変わる
ものです。





頭と体を持って生まれた私達は
練習を重ねることで
出来なかったことが出来るようになれます。


だからこそ
「自分には無理かも…」と諦めず、
上達を目指していただきたいと思います。