これNG!滑舌が悪い・緊張して焦る・声が通らない…その練習やセオリー、逆効果かも【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。[声と話し方のパーソナルトレーニング]

プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!

声の出し方(発声)、滑舌、抑揚、話の組み立て、構成、言いまわし表現等、

ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!

今回の内容を動画でご覧になる



ビジネスの場面でのプレゼンやスピーチ、
また、日常のコミュニケーションでも
「通る声で滑舌よくハキハキ話したい!」と思って
本やYouTubeで紹介されているセオリーを試す方は多いですよね。


でも実は、その中には
やると逆効果になるものもあります。





これは「その方法が間違っている」という話ではなく、
本やYouTube等では
どうしても情報が断片的になりやすく、
受け取る側が自己流に解釈してしまうこともあるからです。



そして、なにより
声の出し方や話し方の癖は十人十色

一般的なノウハウやセオリーでは
対応できない
ことも多く、

自分には必要のないセオリーを取り入れてしまっている…
ということも多いのです。





例えば
「ハキハキ話せない」
「よく聞き返される」
という原因ひとつ取っても、

  • 滑舌の問題
  • が響いていないせい
  • 早口で口が追いついていない


など、人によって全く違います。


さらには、上記のそれぞれの原因も
人によって違う。

だから、改善方法も違うんです。


間違った方法で練習してしまうと、
改善どころか
癖が強くなってしまう
こともあります。




そこで今回は

当教室に来られた方からよく聞く
「自己流でやって逆効果だったセオリー3つ」をご紹介します。


逆効果かも!?①口を大きく動かす練習

「あえいうえおあお」や早口言葉を
口を大きく動かして練習する…

舌をぐるぐる回す…

こういった練習、
どこかで見たことがある方も多いのではないでしょうか。





もちろん、
口や舌の筋肉を鍛えるためには
口を大きく開ける動作や
舌を動かす運動も良いのですが、

“話す時”にも同じように
口を大きく動かそうとすると、
口周りや舌に力が入りやすいんです。

その結果、噛みやすくなったり、
不自然で硬い話し方になったり
します。






話す時は、口の力を抜いて
リラックスすることが大切。


口の横、顎、舌などに
無駄な力が入っていないからこそ、
自然に動かせるようになります。



そもそも、滑舌よく話すために大切なのは
口の表面を大きく動かすことではなく、
”口の中”を適切に動かすこと。

ここを間違えると、
どれだけ練習しても
滑舌良くハキハキ話せるようにはなりません。


滑舌良く話すために口を大きく開ける必要はありません


逆効果かも!?②声のトーンを上げる

『明るくハキハキ聞こえるように
少し声のトーンを上げて、高めの声で話しましょう』
というセオリーもよく聞きますね。


高い声で話すことは
短い挨拶や、軽い会話なら問題ありませんが、

仕事での説明や
長時間のセミナー・プレゼンなどでは要注意
です。


高いトーンで話し続けると、

  • 声が通らない
  • 喉が疲れる
  • 説得力がなくなる
  • 抑揚がなくなる

などの弊害が出てきます。





高い声で話すと
喉が閉まりがちになってしまう
からです。

カラオケで高音をずっと歌っているような
細く、響きの悪い声になって
喉にも力が入った状態になります。



私たちは
少し構えたり、緊張する場面では
元々、喉に力が入りやすく、声が上ずりがち。



ですから
そこからさらにトーンを上げようとすると
余計に伝わらない声になるのです。


逆効果かも!?③息をたくさん吸って話し始める

「話す前にたくさん息を吸う」
これもやってしまいがちなNG習慣です。


当教室に来られた方の中には
「話す時には、息をたくさん使うこと!」
というセオリーをどこかで見て、

息をいっぱい吸ってから話し始めるように
試していたとのこと。


でも、そのせいで
話しながらどんどん息が苦しくなったり
焦って早口になってきたり
していたんですね。




確かに話す時には息を使いますし、
息が弱いとボソボソ聞こえるのも事実です。


でも、話す前に大きく吸い込むと、
胸・肩・首に力が入って
力んだ状態で声を出してしまう
のです。


そうなると

  • 声や話し方が堅く、不自然な印象になる
  • 一生懸命に必死に話している印象になる
  • 自分自身もどんどん焦ってくる
  • 呼吸が苦しくなってくる
  • 通る声が出ない

などの悪循環が起こります。

上半身に力が入っている状態で話すと
胸呼吸になって、リラックスできないからです。





話す時には
ラクな腹式呼吸で話せるのがベスト。

話す時に必要な腹式呼吸についてまとめ

呼吸が浅い人は注意!浅い呼吸で話すのはデメリットだらけ


腹式呼吸で、上半身に力が入らない状態で話せると
自然体に見えて、
聞き手からも堂々とした信頼感のある印象になります。


たっぷり吸うと
胸や肩に力が入る人は要注意!

ラクに、自然に話し始めるようにしましょう。




以上、取り入れるには注意してほしい
「一般的に言われているセオリー3つ」でした。

  • 口を大きく動かして話す
  • 声のトーンを上げる
  • 息をたくさん吸って話し始める

これらは人によっては
逆効果になることがあります。


少なくとも
当教室に来られた方にとっては
良くなるどころか、

  • 話しづらい
  • 伝わらない
  • 焦る
  • 言葉を噛む
  • 声が通らない

などの原因になってしまっていました。



自分にはどんな練習やノウハウが必要なのか
知りたい方は
ぜひ当教室の見学、体験へいらっしゃってくださいね。


当教室は
マンツーマン・個別指導(少人数制)のみを行っておりますので
あなたの癖や課題に合わせて
アドバイスをさせていただきます。