プレゼンやセミナーで、ヘンに緊張せずに伝わる話をするコツとは【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。
プレゼンテーションやセミナーをすることになった時
緊張するのは体の反応として当然です。
逆に、緊張感を全く持たずに話してしまうと
失敗することもありますね。
適度な緊張感があることで、頭が働きやすくなって
臨機応変に話せることもよくあります。
でも、人前で”ヘンな緊張”や
“度が過ぎる緊張”をすると
伝わる話をする障害になってしまいます。
例えば、緊張して頭が真っ白とか
しどろもどろになるとか
周りが全く見えなくなる、などですね。
ここで一つ、ご自身のことを振り返っていただきたいのが
ヘンな緊張の仕方をする人は、
「自分が主役だと思っていませんか?」
ということです。
プレゼンの”主役”は誰?
人前でプレゼンやセミナーをするということは
みんなの注目を一心に浴びる訳ですから、
その瞬間は
自分がその場のメイン(主役)になったように感じます。
でも、よく考えてみると・・・
プレゼンやセミナーでは
“主役”は他にいる(ある)はずなんです。
それは、“商品”や、伝えるべき”情報”です。
決して”話す人自身”が主役ではありません。
つまり、聞き手は
「話している人」を見たいのではなくて
「情報」を求めているんですよね。
そこの認識を誤ってしまうと
自分が注目を浴びることで、ヘンに緊張したり
真の主役である”情報”を伝えることが、おろそかになったり
するのです。
話す側の役割とは
プレゼンやセミナーでは、話す人は
主役である”情報”を最大限に引き立たせる”引き立て役”
なんです。
それなのに、情報を伝えることができなくて
“主役”の足を引っ張るなんて、ダメですよね(笑)
主役である”情報”が
どうすれば際立つのか
どうすれば聞き手に「良い!」と思ってもらえるのか
を考えて話すことに徹しましょう。
“主役”である商品(情報)の良さを知っている者として
それをみんな(聞き手)に分かってもらえるように努めるのです。
このような、話す側の役割を全うしようとすると
自分が注目されることに対する”ヘンな緊張”から解放されて
「聞き手のために」「最適な表現で」
情報を伝えることができるようになります。
そして、その結果として
話す人の評価が上がることにつながるのですね。
まとめ
私も、アナウンサーの仕事を始めたばかりの頃は
「自分は主役にはなり得ない」
と気付くまでは、失敗ばかりしていました。
でも、それに気づいてからは
「伝えること」を大切にできるようになりました。
自分の役割が明確になって
それを全うしようと話すようになってからは
仕事で褒められることも増えてきたのです。
人前で緊張して、うまく話せなくなる人は
自分は主役ではないことに気づいて
スポットライトの当たる場所から(心理的に)離れましょう。
自分から主役の座についているから
おかしな緊張をするのですね。
そして、真の主役である”伝えるべきこと”のために
ご自身の役割を全うしてくださいね。