「対面レッスン」と「オンラインレッスン」のメリットとデメリット【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。
当教室では、
教室での「対面レッスン」と
ZOOMでの「オンラインレッスン」
を選んでいただけます。
もちろん、距離的な問題で、
大阪市内まで通える方は「対面」
通えない方は「オンライン」
という面もあるのですが、
今回は、レッスンの内容面において、どう違うのか
ということを書いていきたいと思います。
今まで対面レッスンをされていた方でも、
コロナの影響でオンラインレッスンに切り替えて、
「やっぱり対面の方がいいな」
「これからは、オンラインレッスンでもいいかも」
など、様々にご感想をいただくのですが、
“レッスンで何を強化したいか”によって、感じ方が変わってくるようです。
基本的には、対面でもオンラインでも、
レッスンの質が変わることはありません。
そのうえで、
それぞれに、微妙な違いや、メリットとデメリットがありますので、
まとめていきます。
対面レッスン
対面レッスンでは、やはり、
講師が、話している姿を全体的に(総括的に)みてアドバイスをできる
点がメリットです。
実際に、
“聞き手からどう見えているか”
“どう聞こえているか”
録音・録画を確認して、自分で俯瞰的に見ることもできます。
また、実際の声の大きさは、対面でなければ分かりません。
人前でしっかり話すためには、どれくらいの音量や響きが必要なのかを、
実際の声の大きさを聞いてアドバイスできます。
さらに、人前に立って話す時の
“体の使い方”
“気持ち(心理)”
なども一目瞭然ですので、
その場で細かく改善していくことができるのも、対面レッスンのメリットです。
反対に、デメリットと言えるかは分からないのですが、
ちょっと滑舌が微妙で、しっかり聞き取れる状態ではなくても、
対面だと音がダイレクトなので、何を言っているのかだいたい分かったり、
体全体を使ったパフォーマンス(雰囲気)によって、
なんとなく伝わったりします。
ですから、その人が醸し出す空気感も含めた全体像をみて、
“話が伝わる”のであれば、
ちょっとした滑舌や、文章のおかしなところなどは、
あえて指摘しないこともあります。
オンラインレッスン
オンラインレッスンのメリットとしては、
“声”
“声の表現”
“話の内容”
に集中してアドバイスできることです。
実際の声の大きさは、マイクを通してしまうと分かりませんが、
“声の質”や“響き”は充分に判断できます。
つまり、弱々しい声だったり
説得力のある声だったり
冷たい声だったり
温かい声だったり・・・
という“質”も分かりますし、
声からは、その人の醸し出す”印象”や”気持ち”も伝わってきます。
また、体をどんな風に使って、
口の中でどのように響かせて声を出しているのか、
という想像もつきますから、
それを基にアドバイスをしています。
さらに、オンラインでは、
「なんとなくの雰囲気」で言いたいことを伝えることができなくなりますから、
“言葉選び”や、言葉がはっきり聞こえる“滑舌”の面でも、
少しシビアになるかもしれません。
環境によっては、たまに音声品質がよくないこともありますので、
“ハキハキ”と”明瞭に聞こえるように”話したい方には、
オンラインは良い練習になります。
オンライン環境では、上半身のみを平面上で見るだけですから、
“どんな言葉で、どんな声で、どんな表現をするのか”
が、話をする時の肝となります。
声での表現力を強化したい方
声(話)で情報を伝えられるようになりたい方
も、オンラインは向いていると言えます。
逆に、デメリットとしては、先に述べましたが、
講師は、実際の声の大きさが分からないこと
その人の全体像を見ることができないこと
です。
それによって、対面とは、少しアドバイスの方向性が変わってくることもあります。
また、生徒さんは、オンラインだとリラックスされるようです。
それは、当然メリットでもあるのですが、
“人前での緊張感を再現する”ことは叶いませんので、
そのリラックス感を、本番でも持てるかどうか、本人次第というところでしょうか。
オンラインで会議をしたり、セミナーをしたりする方も増えていますから、
そのような機会のある方は、オンラインレッスンは特におすすめです。
まとめ
まとめると、
- 実際の声の大きさが分かる(対面)か、
分からない(オンライン)か - 話す姿の全体像を見てアドバイスできる(対面)か、
“声で伝えること”に集中してアドアイスできる(オンライン)か - 人前に立つ緊張感を味わえる(対面)か、
リラックスしてレッスンできる(オンライン)か
というのが、大きな違いでしょうか。
月謝制レッスンの場合は、
毎回、対面かオンラインかを選んで受講していただけます。
どこを特に伸ばしたいのか、によっても、
レッスンを選んでみてくださいね。