声や言葉が「聞き取りづらい」と言われる人は、”母音”の響かせ方で改善を【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
人前で話すビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。

 

そこまで声が小さいわけじゃないのに、そこまで滑舌が悪いわけじゃないのに、

声や言葉が聞き取りづらいと言われたり、よく聞き返されたりする人も、いらっしゃるのではないでしょうか。

 

また、頑張って声が届くように喋っているのに、その頑張りがあんまり反映されていないような気がする・・・

という人も、いらっしゃるかもしれません。

 

そのような方は、”母音”が所々、音として響いていないことが多いのです。

 

声のボリュームとしては問題なく出ているのに、言葉が聞き取りづらく聞こえるのは、

話の中で、“母音”が響いている部分と、響いていない部分が混在していることが原因なことも多々あります。

 

 

まず、大前提の知識として、日本語の50音の中で、

音として空気中に響いてくれるのは、母音「a i u e o」だけです。

 

子音「k s t n h m y r w」などは、それ単体では、

『クッ』『スッ』などの摩擦音や、『ン』と詰まったり鼻に抜けたりするだけで、

“音”として空気中に広く響いてくれません。

 

日本語の母音以外の音をローマ字で表すと、

『Ka Ki Ku Ke Ko

『Sa Si Su Se So

という具体に、子音+母音で発音します。

 

この時に、子音ばかり頑張って出しても、その直後の母音がうまく響いていなければ、声や言葉が聞き取りづらくなってしまうのです。

 

 

サンプル音声:母音が所々響いていない

では、母音が所々響いていない話し方を、例として録ってみました。

※ミュートに設定していますので、小さめの音量からお聞きください。

 

上記の音声では、

  • 『夏本番(なつほんばん)』の『Tu()』『Ho()』

  • 『連日(れんじつ)』の『Ji()』『Tu()』

  • 『猛暑日(もうしょび)』の『SYo(しょ)』

  • 『続いて(つづいて)』の『Tu()』『Zu()』

赤字にした母音が息交じりになって”音”として響いていなかったり

母音を発音する時間が短すぎて、ほとんど聞き取れなかったりしています。

 

そのため、“話”としては、ボリュームがバラバラに聞こえて、所々、単語が分かりづらくなっています。

 

サンプル音声:母音がちゃんと響いている

では、同じ内容で、母音をしっかりと“音”として響かせた音声を撮りましたので、聞き比べてみてくださいね。

※ミュートに設定していますので、小さめの音量からお聞きください。

 

いかがでしょうか。

母音が響いていないバージョンと、交互に聞き比べていただければ、その違いがよく分かるかと思います。

 

言葉の中の母音をしっかりと響かせることで、声のボリュームが安定したり、大きな声じゃなくともハッキリと聞き取れたりするようになるのです。

 

母音を響かせられるようになるには

では、どうすれば母音をしっかりと響かせて、聞き取りやすい声や、ハッキリとした発音ができるようになるのか、

その練習法を2つ書いておきます。

 

1.母音だけで話してみる

1つめは、言葉の中の母音だけを言ってみる方法です。



例えば、

『猛暑日が 続いて いますね。』

の母音のみだと、

『おーおいあ うういえ いあうえ』

となります。

 

『もしょび』と書きますが、

話し言葉としては『もしょび』と伸ばして言います。

 

何度か、”母音のみ”で言った後は、普通に喋ってみましょう。

この練習をすることで、言葉の中の母音を意識しやすくなって、丁寧に発音できるようになります。

 

2.腹式発声をマスターする

2つめの練習法は、腹式発声をマスターすることです。

 

短い単語であれば、腹式発声をせずに母音をしっかり響かせることができても、

長く話すとなると、腹式発声をマスターしなければ、母音をずっと響かせることが難しくなってきます

 

腹式呼吸で、吐く息をコントロールできるようになると、簡単に母音をきれいに響かせることができるようになりますので、

ぜひ取り組んでみてください。

 

腹式発声の練習法については、

伝わる話し方の基本!「話す時の呼吸」を身につける練習法

上記リンクからお読みくださいね。