話し方はどれくらいの期間で上達するのですか?【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
人前で話すビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。

 

今回は、体験レッスンに来られた方からよくご質問される

「話し方は、どれくらいの期間で上達するのか?」

について、私の経験からの見解を書いていこうと思います。

 

まず前提として、”話し方の上達”とは、なにか明確な基準があるわけではないので、

私が「すごく良くなった!」「以前とは全然違う話し方になった!」と思っても、

生徒さん本人にはそこまで自覚がなかったり、(昔の録音と聞き比べてもらうと、納得してもらえますが・・・)

 

反対に、私は「まだまだ良くなる余地があるなー」と思っていても、

生徒さん自身は、自分ですごく変わったと感じていたり、周囲から「変わった」と言われたりすることもあります。

 

このように、”話し方の上達”は、それぞれの感じ方によって違うということは、最初にご了承ください。

 

さて、当教室の月謝制コースでは、受講していただく目標期間を「6ヶ月」としています。

 

これは、6ヶ月あれば、その生徒さんにとって必要なスキルを伝授できて、

かつ、生徒さんが自身の体を使って実践訓練をしていける期間として設けています。

 

そこで、受講開始からの経過期間ごとに、レッスンでやっていることと、生徒さんの変化の過程をまとめてみます。

 

受講開始~2ヶ月めまで

レッスンを受講し始めて、最初の1~2ヶ月は、私は「開眼の時期」だと思っています。

 

“話す”という行為は、これまで無意識に行なってきた人が多いので、

  • 自分の声や話し方の、どこに問題があるのか、どうすれば改善できるのか
  • どんな声や話し方が、伝わる話し方なのか

ということが、明確に分かっていない方が多いです。

 

もちろん、自分は早口だと気づいていたり、声がモゴモゴして通らないと悩んでいたりすることは、当然あるのですが、

「なんでそんな声や話し方になっているのか」という原因や改善方法までは、分からないのです。

 

専門家ではないので、当たり前ですね。

 

ですから、最初の1~2ヶ月のレッスンで、

  • 伝わる声や話し方には、どんな要素があるのか
  • 自分はなぜこういう声や話し方になっているのか

という、話し方に関する”知識”をつけていただいています。

 

そうすると、今まで知らなかったこと・なんとなくしか理解していなかったことが、分かるようになります。

 

“分かる”と、今まで見えていなかったものが見えてきたり、気づいていなかったことに気づいたりしますよね。

見える世界が、変わってくるんです。

 

“話し方”という、曖昧で、捉えどころのないものの中で、自分のやるべきことが見えてくるので、

それだけで私からしたら「受講前とは全然違う人」になっているんですよね。

 

そうなると、レッスンでも、私が指摘する前に、ご自身で

「今のは、Tの母音がダメでハッキリ話せませんでしたね」とか

「空間を意識するのを忘れていたので、最後まで声が良くなかったですね」

と、ちゃんとその瞬間の自分の話し方を認識できるようになるんです。

 

これは、生徒さんからしたら、なんとも思ってないことだと思いますが、私は密かに感動しています(笑)

 

自分の話し方を、認識できるようになるということは、自分で気づいて、伝わる話し方へ修正していけるようになる、ということです。

 

話し方の上達には、この「自己修正力」が一番大事なんです。

なぜなら、レッスン受講時以外でも、自分が”話す”場面で、常に訓練をし続けることができるからです。

 

普段の生活でも訓練できていると、前のレッスンでは充分には出来ていなかったことが、次のレッスンでパッと出来ていたりするのです。

 

1~2ヶ月めでの目に見える変化としては、”声”や”ハキハキとした発音”は、レッスン中は私が認めるレベルで出来るようになります。

人によっては、”声を使った話の表現”なども、教材を使った練習でうまく出来るようになります。

 

受講開始から3~4ヶ月め

話し方に関する明確な”知識”がついてくると、自分の話し方を認識できるのと同時に、

他人の話し方も、これまでとは違う視点で見る(聞く)ことができるようになります。

 

「あの人の話が分かりやすいのは、抑揚でちゃんと表現しているからだな」とか

「分かりにくい人の話は、やっぱりダラダラと一文が長いなー」

という風に、なぜ”分かりにくい話”なのか、なぜ”聞き取りやすい声なのか”などが、分かってくる方が多いのです。

 

そこで、私は、3~4ヶ月めには、「ご自身の中で“目標像”を作ってください」と言っています。

 

3~4ヶ月めの時点では、

「レッスン中に出来たことが、普段の仕事で緊張したり他のことで頭がいっぱいだと、出来ない」

という方も多いので、「レッスン中の自分自身」を”目標像”としていただくこともあります。

 

そして、その”目標像”になりきって話すことを体感していただきます。

 

また、3~4ヶ月めになると、これまで頭に入れてきたたくさんの”知識”が、すべてつながってストーンと腑に落ちたり

頭で分かっていたことが、体で体感できたりする方が多いです。

「あーこういうことか!」という感覚ですね。

 

目に見えることとしては、「話し癖の改善」や「滑舌(間違った舌の使い方など)の改善」など、修正するにはレベルが高いことも、

生徒さんの努力次第で出来るようになってきます。

 

単に「声(発声)の改善」を目的に受講されていた方は、3ヶ月めくらいですでに目的達成される方が多いので、

さらに上の話し方を目指して受講を続けられるかどうか?をお聞きしたりもします。

 

受講開始から5~6ヶ月め

5~6ヶ月めになると、「すでに要所要所では出来るようになっていること」を繰り返し訓練して、いかに体に定着させるか、がポイントになります。

 

伝わる話し方が「出来ている時」と「出来ていない時」があったり、

話し始めは良いけれど、長く話しているうちに”分かりにくい話”になってしまう、ということがよくあるんですね。

 

ですから、私の指摘も、同じことを何回も言うことが多くなります(笑)

 

また、受講を終えられた後も、自分でさらにスキルアップし、維持していく方法などもお伝えしていきます。

 

レッスンでは出来ても、普段の生活(仕事)で活用出来なければ意味がありませんので、

生徒さんのお話をお聞きしながら、どうすれば話すスキルを維持できるのか、を一緒に考えていきます。

 

まとめ

このように、

  • 声(発声)の改善や、ハキハキ話すには、1~2か月で
  • 滑舌(舌の使い方)改善や、話し癖の改善は、3~4ヶ月で
  • さらに話の組み立て方や、表現力なども含めた”伝わる話し方”には、5~6ヶ月で

出来るようになる方が多いです。

 

これはあくまでも“レッスン中は”出来るのであって、レッスンで出来たことを、普段の生活(仕事)でも出来るようになるには、

もちろん、普段の生活でのご自身の意識や努力が必要です。

 

私がレッスン中に色々と指摘したり、アドバイスをしたりして「出来たこと」を、

普段の生活(仕事)では自分自身でやっていかなければなりません。

 

また、上達の仕方は人それぞれですから、皆さんが上記のようにバランスよく上達されるわけではありません。

何ヶ月経ってもなかなか上達できなかったことが、5~6ヶ月めにいきなり全部出来るようになった!という方もいらっしゃるんですね。

 

そして、受講期間を終えた後が大切なのです。

 

“話し方”に”完璧”なんてありませんから、常に自分で、

「目の前の人に対しては、どう話せば伝わるのか」

を考えながら、自分の話し方を変えていけることが、本当の意味での”上達”だと思っています。