ホントは仕事が出来るのに、子供っぽく聞こえてしまう話し方と改善方法【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。



私が普段から

「もったいないなー」

と強く思うことの一つに、

『仕事が出来る人なのに

話し方の癖のせいで、子供っぽく稚拙な印象を与えてしまう人』

がいらっしゃることです。



たまにいる、というレベルではなく

よくいるんです。

(教室でも、私がよく指摘することの一つです。)



“子供っぽく稚拙な印象”の話し方で

接客や、プレゼンなどをしたりすると、

聞き手からは

「あまり経験のない人なのかなー」

「大丈夫かなー」

なんて思われかねませんよね。



そこまでひどくなくても

聞き手は無意識に頼りなさを感じてしまうかもしれません。



もちろん、色々と深くお話していくうちに

仕事がしっかりと出来る人なんだということは分かるのですが、

第一印象で損をすると、挽回が大変ですからね。

 



今回の内容を動画でご覧になる場合はどうぞ↓




稚拙な印象になる話し方の癖とは

私がよく見かける”稚拙な印象になる話し方”とは

どんな癖かというと、

「口の中が狭いまま、鼻の方へ声を響かせている話し方」

なんです。



“口の中が狭いまま話す”ということは

上あごと舌がくっつき気味で

口の中の空間が、べちゃっと横長になっている状態です。



口の中がそういう狭い状態では

声が”音”としてきれいに共鳴しませんから

無意識に鼻の方へ響かせて話しているんですね。



といっても、あくまでも”鼻の方(鼻腔)へ響かせて”いるだけなので

鼻声になっているわけではありません

 

ですから、余計にその癖に気付きにくいんですね。



実は、私自身も

完全にスイッチOFFの時、

例えば、家で家族と他愛もない話をする時などには

この話し方をするので、よく分かるのです(笑)

 

体がなまけきって、口もなまけきっている状態では

自然とそうなります。

 

 

では、

「口の中が狭いまま、鼻の方へ声を響かせている話し方」とは

どんな風に聞こえるのか、音声でお確かめください。

 

【稚拙な印象になる話し方】口の中が狭いまま、鼻の方へ響かせる


 

いかがでしょうか?

 

普段の何気ない会話では、なんとも思わないんですが、

人前に出たり、改まった場面だと

こんな話し方の人は、

ちょっと子供っぽい印象や

洗練されていない印象になってしまうんですよね。

 

男性でも女性でも、よくいらっしゃいます。



仕事が出来る人なのに

人前やビジネスでこの話し方になるのは、本当にもったいないです。



稚拙に聞こえてしまう話し方の改善方法

では、まず、

上記の話し方を改善した音声サンプルをお聞きください。

 

【洗練された印象になる話し方】


 

稚拙な印象になる話し方と、何が違うのかというと、

  1. 少し低い声で話す
  2. 舌を下げて話す(口の中に縦の空間を作る)

ことを注意しました。

これだけで、“デキる大人な”話し方に早変わりします。



教室のレッスンでも、

いつも生徒さんが速攻で改善されているので

間違いありません。

 



1.少し低い声で話す

稚拙な印象になる話し方では

声が上ずって、鼻の方へ響かせてしまいますので、

少し声のトーンを落として

胸~喉の辺りに響かせるように話すと良いでしょう。

 

喉も広がりやすくなり、声の響きが良くなります。



腹式発声が出来れば、さらに完璧です。

話す時に必要な腹式呼吸についてまとめ



2.舌を下げて話す(口の中に縦の空間を作る)

口の中(前歯のすぐ裏の辺り)に

うずら卵が縦に入っているようなイメージで

舌を下げて話していただくと良いのですが、

難しいようでしたら、

口を縦に開けて、あごを下にガクーンと落とすようなイメージ

で話してみてください。

 

 

人前で緊張していたりすると

顔がこわばったり、無理に笑顔を作ろうとして

口の横にグッと力が入っている人が多いです。

 

口の横に力が入っていると、口を縦に開ける妨げになりますので

口の周りの力を抜くことも意識してください




まとめ

口の中が平べったい形のまま、話している人は、

おおよそ拙い話し方や

洗練されていない話し方になってしまいます。

 

そして、人前できちんと喋ろうとしたり、緊張したりすると

声が上ずって、さらに子供っぽい印象の話し方になってしまうんですね。

 

仕事が出来る、信頼できる印象で話せているかどうか

今一度チェックしてみてください。