滑舌が悪くなる原因TOP3!【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。[声と話し方のパーソナルトレーニング]

プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!

声の出し方、滑舌、抑揚、話の組み立て、構成、言いまわし表現等、
ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!


「人前で話すと、なぜか聞き返される…」
「滑舌が悪いせいで、プレゼンやスピーチに自信が持てない」

そんな悩みをお持ちではありませんか?





Googleで「滑舌が悪い 原因」と検索すると

  • 舌の機能の問題
  • 口周りの筋肉の衰え
  • 歯並び・噛み合わせ

などが出てきます。


たしかに一理あるのですが、
話し方の講師として
マンツーマンで1,000人以上じっくり見てきた経験上、
それとは少し違う傾向を感じています。


今回は、現場で得られた“私調べ”による
「滑舌が悪くなる原因TOP3」を詳しく解説します。

第3位「話す時の口の中が狭い」

滑舌が悪くなる原因のひとつが、
話す時の口の中が狭いことです。


仕事や人前で話すときに、
緊張したり、プレッシャーがかかると
口周りや顎にグッと力が入ってしまいませんか?

(このことを認識している人も少ないのですが…)



この無意識の力みは、
口の中を平べったく狭くして
口や舌を動かしづらくしてしまいます。


また、笑顔で話そうとして
無理に口角を上げて話そうとしている人も
口が横に引っ張られるために
口の中は平べったく狭くなります。





口の中が狭いと、
舌が十分に動ける空間がなくなり、
早口になったり
正確な発音ができなかったりします。


「口を大きく開けて話そう」とはよく言われますが、
大事なのは、表面から見える口の大きさではなく、
口の中
なんです。


口の中に空間ができると、
声の響きも良くなりますので
その観点からも、言葉がはっきり聞こえるようになります。


滑舌良く話すために口を大きく開ける必要はありません

第2位「無意識の手抜き(=舌抜き)」

第2位は、無意識に手抜きして発音するのが
癖になっていることです。

実際には「舌抜き」と言えるかもしれません。


例えば『おはようございます』と言う時、
本当にそのまま、9文字すべて発音していますか?


私がよく耳にするのは、

  • 「はぃざぃまーす」
  • 「はょざいまー」

など、舌の動きがかなり省略されているもの。


そう、実は
文字通りにしっかり発音している人は
少ない
のです。





このように
発音がラクな方向へ無意識に崩れていく癖
滑舌の悪さにつながります。

しかもこの癖は、日々の積み重ねによって
口の動きが、間違った状態で固定化されていきます。



これが、ちょっとした挨拶や
気軽な会話だったら
雰囲気で伝わるので問題ないのですが、

仕事で「伝える力」が問われるシーン(プレゼン・営業・報告など)では
“雑に話している印象”を与えてしまいかねません。


言葉がハキハキ聞こえないのは、口の中を怠けすぎかもしれません

第1位「声を出すときの息が浅い」

滑舌が悪くなる最大の原因——
それは、話すときに使う息が弱く、浅いことです。





実はこの「息の浅さ」は、
第2位・第3位の原因にも関係しています。


話す時に、息がしっかり使えていれば
口の中も自然に広がり
舌も動きやすくなるからです。


反対に、浅い息で話していると、

  • 舌が動かない
  • 口が動かない
  • 声がこもる

といった
まさにボソボソと聞こえる原因が多発します。



腹式発声で
息を安定的に使って話す
ことで

声を良くするだけでなく
言葉がはっきり聞こえるようになって
滑舌の印象も大きく変えられます。





実際に、当教室のレッスンでも
滑舌練習などはせず、呼吸を変えただけで
滑舌良く聞こえるようになった事例は多数あります。


話す時の息の使い方は
スピーチやプレゼンなどで
「ハキハキ話す」
「説得力ある声を出す」
ためにも非常に重要なポイントです。


滑舌が悪い原因は「舌」ではなく「声の響き」

呼吸が浅い人は注意!浅い呼吸で話すのはデメリットだらけ



滑舌が悪くなる背景には
「体の癖」「無意識の動き」が潜んでいます。


併せて、
声がしっかり響かないと
当然「言葉」はハッキリ聞こえません。





そこで、滑舌を改善するには

  1. 話す時の息の使い方を習得して、声を響かせること
  2. 口や舌の余分な力を抜いてラクに話せるようになること
  3. 口の中に空間を作って、より声を響かせやすく、舌を動かしやすくすること

という順番でやっていくのがおすすめです。


滑舌が良く、言葉がはっきり聞こえるようになると
聞き手にストレスなく伝わるだけでなく
あなたの印象や評価が大きく変わるでしょう。


滑舌にお悩みの方は、ご相談くださいね。