淡々と話しているのに、自然と話に耳を傾けてしまう人がいるのはなぜ?【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
人前で話すビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。


今回は、淡々と話す人について考えてみます。

「淡々と話す」のは、プレゼンやスピーチなど、人前で話す場面では、ちょっとマイナスなイメージがありますよね。

一本調子で抑揚がついていなかったり、気持ちが乗っていないような話し方とでも言えるでしょうか。

 

でも、淡々と話しているのに、なんだかその人の話には、自然と耳を傾けてしまう、という人、いないですか?

例えば、俳優さんとか、ぼそぼそと面白いことを言う芸人さんとか・・・

その他、周りの人の中にも、思い当たる方がいらっしゃるかもしれません。

 

では、なぜ淡々と話しているのに、惹きつけられてしまうのか?

生徒さんとそんな話をしていて、私も疑問に思ったので、ちょっと分析してみました。

 

 

私が思うに、淡々と話しているのに、耳を傾けてしまう人には、3タイプあるのではないでしょうか。

 

  1. カリスマ性がある
  2. 話の内容がおもしろい・興味深い
  3. 実は抑揚がついている

1.カリスマ性があるタイプ

カリスマ性のある人や尊敬されている人、独特の世界感を持っていることを周りが認知している人、などは、

その人が話し出した途端、周りの空気を全部持っていくことがありますね。

 

その人が、淡々と話したとしても、「何を言うんだろう?」と”話の内容”のほうに興味を持ったり、

話し出したら、聞く雰囲気になったりするんですよね。

 

これは、上司だから、社長だから話を聞かなきゃ!という義務感ではなくて、

気づいたらじっくりと集中して話を聞いている・なんだか聞きたくなるほどの”パーソナリティ”を持っている人です。

 

俳優さんや芸術家さんなどは、このタイプでしょう。

このタイプには、なろうと思ってなれるわけではないので、目指そうとすると逆に失敗しそうです。

 

2.話の内容がおもしろい・興味深いタイプ

淡々と話していても、「その人の話はおもしろい」と分かっている(知っている)場合には、耳を傾けますよね。

あとは、自分にとって興味深い話をしている人に対しても、自然と聞く姿勢になると思います。

 

「内容がおもしろい」というのは、話の組み立てや、言葉のチョイスなど、聞く人の興味をひくように話している、ということです。

いくら「話のお題」が興味深くても、分かりにくい話であれば、面白いと思えません

 

 

淡々と、ぼそぼそと話していても、なんだか話を聞いてしまう、芸人さんなどは、このタイプですね。

適当に話しているようで、ちゃんと面白くなる組み立てや、興味をひくワードを使っていたりするのです。

 

2.実は抑揚がついているタイプ

淡々と話しているように聞こえる原因としては、

  • 話すスピードが一定
  • テンションが一定で落ち着いている
  • 声のトーンが一定

などが挙げられます。

 

通常なら、聞くのに飽きてしまって、途中から話が右から左へ・・・なんてことになるのですが、

それでも、中には聞きやすい話をする人がいます。

 

それは、聞き手にとって最適なスピードで、大事なワードが少し際立つように話している人だと思います。

 

一定のスピードで、一定の落ち着いた声のトーンで話しているので、印象としては「淡々と話している」のですが、

ちゃんと、話を聞きやすいツボは押さえているんですね。

話の中で大事なポイントを確実に伝えるコツ

 

例えば、アナウンサーの話す、3分程度のニュースや天気予報を思い浮かべてみてください。

 

あれは、何の感情も入れずに、淡々と事実を話している(原稿を読んでいる)のですが、

聞きやすい速さで、大事な言葉は少し強調して表現しているので、聞き取りやすいのです。

(なかには、そうでない人もいますが・・・)

 

ただ、これだけでは、なかなか「耳を傾けてしまう」まではいかないので、話の内容が興味深くなければいけませんね。

 

まとめ

このように見ていくと、淡々と話すことは、条件さえクリアすれば、マイナスばかりとは限らないですね。

元々が落ち着いた雰囲気を持っている人は、淡々と、でも面白く・聞きやすく話すほうが、その人の魅力が発揮されるかもしれません。

 

 

淡々と話しているように聞こえても、

  • 内容の吟味
  • 話の組み立て
  • 言葉のチョイス
  • 話すスピード
  • 大事なワードを強調

などの、話す技術を駆使できれば、場面によっては人を惹きつける話ができるのではないかと思います。