人前で、声が震えると余計に緊張する【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。
プレゼンやスピーチなど、人前で話すことになった時、
『緊張して声が震えてしまった』
という人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、『震えた自分の声を聞くことで、ますます緊張する』というのも、共感できるのではないかと思います。
人前で緊張しやすい人から、よく聞くセリフです。
『声が震えるから、人前で話すことが苦手になった、嫌になった』という方もいらっしゃいますね。
ということは、声さえ震えなければ、緊張度がマシになる、とも言えますね。
実際に、教室の生徒さんでも、
『人前で声が震えなくなったことで、ちょっと落ち着いて話せた』
という方が、多々いらっしゃいます。
そこで、人前で緊張しても、声が震えなくなるコツをご紹介します。
- 腹式発声を身につける
- 第一声から声を出す気持ちを持つ
- 聞き手に話しかける気持ちを持つ
1.腹式発声を身につける
人前で声が震えなくなるには、腹式発声を身につけるのが、一番近道です。
浅い呼吸で、弱々しい声を出してしまうために、緊張すると震えてしまうんですね。
腹式発声では、たくさんの息を使って、安定した太い声を出すことが出来ますから、
緊張していたとしても、声が震えなくなります。
腹式発声の一番のポイントは、「上半身をリラックスすること」です。
特に、肩・胸・首(のど)・あごの力を抜いて、
自分が一番ラクに出せる高さの声で話せるようにしましょう。
腹式発声の練習方法については、以下のリンクの記事を参考になさってください。
伝わる話し方の基本!「話す時の呼吸」を身につける練習法
2.第一声から声を出す気持ちを持つ
いくら腹式発声を身につけて、よく通る安定した声が出せるようになっても、
人前に立った時に使えなければ、意味がありません。
人前で話す時、一番大事なのは、「第一声」です。
この第一声がうまく出ないと、どんどん自信がなくなっていきます。
過去の失敗体験がよみがえってしまうんですね。
ですから、第一声から、しっかりと声が前へ飛ぶように、お話をしていきましょう。
何も準備なく、いきなり話し始めようとしても、うまく声がでないことがあります。
人前に立つ前から、腹式呼吸での深呼吸をやっておいたり、周りとお話しておいたりして、体の準備を整えましょう。
出来るなら、本番前に発声練習をするのが一番効果的です。
そして、話し始める前には、気持ちの準備も整えましょう。
しっかりと聞いている人のほうを見て、自分の中で「よし!」と気持ちを整えてから、話し始める癖をつけるのがいいです。
3.聞き手に話しかける気持ちを持つ
そして、第一声から聞き手の方へ声を飛ばせたなら、
あとはひたすら、聞き手に話しかける気持ちでお話をしていくことも大切です。
話しかけることに必死になっていると、”自意識”が薄れていきます。
つまり、「自分の声が震えるかどうか・緊張しているかどうか」が、どうでもよくなっていくんですね。
緊張していることさえ忘れるぐらい、聞き手のために一生懸命に話しかけることができれば、成功です。
緊張して声が震えるという方は、解決法が明快ですから、すぐに直りやすいです。
そして、自分の震えた声を聞いて余計に緊張してしまう、という人は、
自分の「震えない良い声」を聞いたら、安心して話せることも多いのです。
声が震えるからと、いつまでも人前で話すことに苦手意識を持っていては、もったいないです。
すぐに改善していきましょう。