〔最新版〕緊張しても声が震えないコツ【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。
プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!

発声、滑舌、抑揚、話の組み立て、言いまわし表現等、

ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて
伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!



以前に

「人前で、声が震えると余計に緊張する」

という記事を書きました。

人前で、声が震えると余計に緊張する



この中で、緊張しても声が震えないコツとして

以下の3つを挙げています。

  1. 腹式発声を身につける
  2. 第一声から声を出すと決める
  3. 聞き手に話しかける気持ちを持つ



人前では緊張して

声が震えてしまうというお悩みをお持ちの方が多いので、

今回は、上記3つをもう少しかみ砕いて

すぐ出来ることを具体的にお伝えしようと思います。



まずは、上記の過去記事からお読みください。

今回の内容を動画でご覧になる場合はどうぞ↓




私自身も、アナウンサーとして

大舞台やプレッシャーのかかる場面で話してきましたが、

やはり、緊張はしていました!



しかも、手がかすかに震えて

メモを取ろうとした時に

字がうまく書けないこともあったんです。



でも、そうやって体が震えていても

声が震えることは決してありませんでした




それは、

震えない(体の震えが声に伝わらない)発声や話し方を

しているから
に他なりません。





それでは、

どうすれば緊張で声が震えないのか

上に挙げた3つのポイントを基に説明していきます。



1.腹式発声を身につける

まず、声が震えない基本の基本として

腹式発声(腹式呼吸で話すこと)を身につけるのが一番です。


話す時に必要な腹式呼吸についてまとめ

腹式呼吸・腹式発声を練習する多くの人が、出来ていないこととは?



とはいえ、

腹式発声を体になじませていくには

少し時間がかかることがあります。



そこで、すぐに試せるコツをお伝えしましょう!



それは、

口から太い息がまっすぐ遠くへ流れていくとイメージしながら話す

ことです。




声を出す時には、息を吐いていますから、

その息をイメージするように話します。



話す時の息が

口から太い筒状にまっすぐ流れて行って、

たとえ風が吹いたとしてもビクともしないくらい

密度の高い・重い息
だと想像しましょう。






それが、最低でも自分から1m先以上に向かって

まっすぐまっすぐ、気持ちよく流れていくイメージです。




そうすると

自然と腹式発声に近い呼吸と声になります。




どうしても緊張している時には

呼吸が浅くなり、息が弱くなり、声が弱々しくなりがちです。



太い息をイメージすることで

芯のある声になって、体の震えが声に伝わらなくなります。


2.第一声から声を出すと決める

人前で話す時、

話し始めの第一声が重要になります。



しっかりした第一声によって

その場の空気感を掴むこともできますし、


逆に、自信なさげな声になって

集中して聞いてもらえないばかりか、

自分でもどんどん自信をなくす結果となることもあります。



第一声の声が震えてしまうと

どんどん緊張が増してしまうこともあるでしょう。







そこで、話し始めの第一声を決めておくことをおすすめします。



『それでは、』

『皆さん、お疲れ様です』

『お時間になりましたので、』


等々、場面に合わせて考えておきましょう。




そして、人前に立って

どれだけ緊張していようが

どれだけ不安だろうが、

第一声から、太い息を使って話す!と決めて実行
しましょう。






第一声のしっかりした声を聞いて

自分で安心して、その後自信を持って話せることも多々あるのです。


3.聞き手に話しかける気持ちを持つ

最後は、マインド面からのアプローチです。



緊張して声が震えてしまう人は

「緊張するのは嫌だ」

「声が震えるのは恥ずかしい」

「人前で話すのは苦手だ」

等の想いを抱えて、自信がない状態のことが多いです。






もちろん、これらは私も思ったことはあります。



ですが、これらの“自分”の想いは、

一旦横に置いておきましょう。




そして、人前で話す時には、

「聞き手に理解してもらう」

「話を聞いて行動してもらう」

「その場のモチベーションを上げる」

等、必ず話す”目的”があるのを思い出します。






話す目的を明確にして、

それを果たすために、聞き手に対して”発信”をしていきましょう。




つまり、言うべきことをただ述べるのではなく、

どうやったら理解してもらえるのか?聞いてもらえるのか?

と試行錯誤しながら

聞き手に対して一生懸命に話しかける気持ちが必要なのです。






そうやって外向きに発信していると

“自分”のことを不安に思っている内向きな気持ちは

忘れてしまいます。



聞き手へ伝えようとする思いを持って発信していれば、

声が震えることはなくなっているでしょう。



声が震えることの一番の原因は、発声方法にありますが、

震えない方法論だけを一生懸命に試してみても

結局は「声の震え」を気にしている限り、不安は消えないかもしれません。



方法論を試しつつ、マインドを整えて

声が震えようが、震えていまいが

伝えようとする気持ちを第一に持ってくださいね。