オンライン環境で話すと伝わらなくなる、と感じてしまう原因【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。



今回は、オンラインセミナーや、オンライン会議などで話をするときに、

リアルに対面して話す時と比べて

「伝わりづらい」

「伝わらなくなった」

と感じてしまう原因について、書いていきます。





まず、私自身も現在、

対面レッスンと、オンラインレッスンの両方を行なっています。



また、アナウンサー時代には、

大勢の人の前で(対面して)話すこともあれば、

テレビカメラに向かって話すことや、

ラジオやナレーションなどのように、顔を出さずに音声だけで伝えること

がありました。



対面せずにカメラやマイクに向かって話すという意味では、

オンライン環境と似ていると言えますね。



そして、私自身は、対面の時と、オンラインの時とで、話し方そのものは特に変えていません


対面か・オンラインか、という括りではなく、

その時の状況や、話す内容によって、声の表現を変えています。




ですから、私自身は、「オンラインでは伝わりづらくなる」と感じることはないのです。



ですが、周りの人にアンケートをとると、

『オンラインセミナーで話す時に、今まで通り(対面の時と同じように)話しても、伝わらない』

『オンライン会議で話すと、あまり聞いてもらえなくなった』


という声をよく聞くんですね。



そこで、なぜオンライン環境だと伝わらないと感じるのか、を探ってみました。

次の3つの原因があると考察します。

  1. オンラインの音声品質を考慮していない

  2. 対面とオンラインで、話す側の心理が変わる

  3. 元々伝わらない話し方だった


1.オンラインの音声品質を考慮していない

まず、大前提として、現状のオンライン環境だと、

  • 音声の遅延
  • 音声品質の低下

が、環境によって程度の差はあれ、起こります。


対面して声を聞くときよりも、

当然ながら、声や言葉が少し聞き取りづらくなるわけです。





このことが考慮されていれば、

自然と、いつもよりはっきりめに発音したり、

少しゆっくりめに話を進めたりするはず
だと思うのです。



耳の遠いおじいちゃん・おばあちゃんに話をする時には、

きっとみんな自然に、はっきりゆっくり話しますよね。


日本語の勉強を始めたばかりの外国人に対して、日本語で説明するときも、同様でしょう。



これは、相手への気づかいと同じです。

オンライン環境での音声の問題を考慮して、

相手が聞き取りやすいよう気づかいながら、伝えようとすることで、

自然と話し方が変わるでしょう。



2.対面とオンラインで、話す側の心理が変わる

2つめは、対面しているときと同じように話している、と本人は思っていても、

実は無意識に話し方が変わっている場合です。



心理(気持ち)と、声や話し方は、密接に関わっていますから、

オンライン環境で話す時に、いつもと違う心理が働くことで、

話し方も勝手に変わってしまっていることもあるでしょう。




例えば、

オンラインで話すとなると、なんとなく構えてしまう、

対面と違って、ちょっと緊張する、

ということもあるのではないでしょうか。


反対に、オンラインだとちょっと気が緩む、ということもあるかもしれません。




また、考えられるのが、

オンライン環境だと、対面しているときよりも、聞き手が近く感じてしまう

ということです。



本来、オンライン環境だと、

聞き手は、対面している時に比べて、物理的に遠くにいるのです。



ですから、その分、

「遠くにいる人に伝えよう」

とする心理が働けば、オンライン環境に適した話し方になるはずです。





でも、ここで勘違いが起きやすいのです。


オンライン環境で、目の前のパソコンやスマホのところに聞き手がいる、

という心理が働いてしまうと、

対面している時よりも近い相手に対しての話し方になってしまいます






特に、イヤホンをしていると、

相手の声もダイレクトに届いてきますから、

すぐそばにいると勘違いしやすいのです。



そうすると、無意識に口を動かさずにボソボソと話してしまったり、

テンションが低い状態で抑揚のない話し方になってしまったりするため、

伝わらなくなるんですね。


3.元々伝わらない話し方だった

3つめは、ちょっと辛辣になってしまいますが、

元々対面で話していたときから、聞き手の心をつかむ話し方ができていなかった場合です。



では、なぜオンライン環境で話したときだけ、「伝わらない」と感じるのか?というと、

それは、対面だと、聞き手が一生懸命に聞いてくれていたからではないでしょうか。



やはり、目の前にいる人の話は、ちょっと分かりにくかったとしても、

「ちゃんと聞かなきゃ!」「理解しよう!」

と思うんですよね。


そして、聞き手は頭をフルに働かせて、話の内容を自分なりに解釈するでしょう。



また、その場の空気を感じ取って、”聞く”姿勢が整いやすいです。





でも、オンライン環境だと、

話をしている相手が目の前にいるわけではありませんから、

聞き手の集中力が切れやすくなります




話しながら、聞き手の心をつかんで、興味をひくことができないと、

聞き流されやすくなってしまうんですね。



聞き手は、耳から聞こえてくる声はBGMのようになって、全く別のことを考えていたとしても、

それが話す側や周囲にバレにくいですからね。





まとめ

このように、オンラインセミナーや、オンライン会議となると、

「伝わらなくなってしまう」と感じている人は、

  1. オンラインの音声品質を考慮していない

  2. 対面とオンラインで、話す側の心理が変わる

  3. 元々伝わらない話し方だった

ということがないか、振り返ってみましょう。



テクニックではなく、「心の持ち方」によって話し方がガラリと変わる場合も多いものです。




加えて、オンライン環境では、聞き手の心をつかみ続ける工夫も必要です。


過去記事に書いていますので、ご興味がありましたら以下のURLからどうぞ。

オンラインでのセミナーや研修で最後まで”聞いてもらえる”コツ

オンライン環境で、伝わりやすくなる人と、伝わらなくなる人

オンライン会議で、話がしっかりと伝わるコツ①