分かりやすく・印象良く伝えるコツは、話の中の”キーワード”の扱い方【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。
今回は、話が分かりやすく・印象良く伝わるコツとして、
抑揚のつけ方を、少し細かく述べたいと思います。
話の抑揚は
「伝わる」か「伝わらないか」を左右する、大事な要素です。
今回の内容を動画でご覧になる場合はどうぞ↓
特に、スピーチ・プレゼン・発表など、人前で話したり、
ビジネスシーンで説明をしたりする場面では、
話の中の”キーワード”が際立って聞こえるように、
抑揚をつけると良いですね。
話の中の”キーワード”とは、
「ここが大事!」
「ここは間違えないで!」
というポイントとなる言葉です。
例えば、
『60代から80代を対象にした講習会を、毎月第3月曜日に行っています。』
と言う時を考えましょう。
ここでは、
『60代から80代』
という、対象となる年代と、
『第3月曜日』
という日程は、
間違えられてはいけないポイントとして
しっかり伝えると良いですね。
そこで、これらの言葉が、際立って聞こえるように、
これらの言葉だけを
「少し声を高く」
「ゆっくり・ハッキリ」
発音して、抑揚をつけると良いでしょう。
詳しくは、過去記事にも書いていますので、
参考になさってください。
話に抑揚がないと言われたことありませんか?効果的な抑揚のつけ方のコツ
話の中で大事なポイントを確実に伝えるコツ
話の抑揚ひとつで、説得力が出たり、嘘っぽくなったりする
では、話の中のキーワードを際立たせようとする時に、
分かりづらい・印象の悪い話し方になってしまう抑揚のパターンをご紹介します。
悪い例:キーワードを投げつけたように聞こえる
話の中の大事なキーワードを、一生懸命に伝えようとすると、
無意識に、声が強く出てしまって
聞き手に言葉を投げつけたような
丁寧さに欠ける印象の話し方になってしまう場合があります。
音声サンプルをお聞きください。
音声サンプル:キーワードを投げつけたように聞こえる
伝えたい気持ちは分かるのですが、
聞いた印象が良くないですね。
大事な言葉は、聞き手に”投げつける”ように発するのではなく、
“丁寧に渡す”・”届ける”意識を持って話すと
印象良く伝わるようになります。
話がグンと伝わるコツ!聞き手へ話を「届ける」感覚とは?
悪い例:キーワードを自分の中だけに留めているように聞こえる
話の中のキーワードを、高い声でゆっくり言って
抑揚はついているけれど、
聞き手のほうへ言葉が届かずに
自分の中だけで話しているような印象に聞こえる場合があります。
印象としては悪くないのですが、
せっかくの大事な言葉がしっかりと届かないので
抑揚があるわりには、話が伝わりにくくなってしまうんですよね。
こちらも、音声サンプルをお聞きください。
音声サンプル:キーワードを自分の中だけに留めているように聞こえる
話の中の大事なキーワードは
聞き手にとってしっかりと聞こえなければ意味がありませんから、
キーワードを、少し前に押し出すように
ハッキリと発音する必要があります。
自己満足の抑揚ではなく、
言葉がしっかりと伝わる抑揚を心がけましょう。
では最後に、
大事なキーワードを、聞き手へ際立たせて届けるように話した場合の
音声サンプルをお聞きください。
分かりやすく・印象よく伝える:キーワードを際立たせて届けるように
今回は、抑揚のある話をしようとする時に
よくやってしまう、残念な話し方の例をご紹介しました。
分かりやすく・印象良く話すには、
話の中のキーワードを
丁寧に聞き手へ差し出すように
「少し高い声で」
「ゆっくり・ハッキリ」
表現してみてくださいね。
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