聞き手にマイナスな印象を持たれる”声と話し方”3選!【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただき、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。
今回は、聞き手に良くない印象・マイナスな印象を持たれてしまう
「声」「話し方」「話し癖」について
私がよく見る(聞く)ものを3つご紹介します。
声や話し方が、ちょっとぐらい良くなくても
「話の中身」で勝負する!
と思われるかたもいらっしゃるかもしれませんが、
最初にマイナスな印象を持たれてしまうと
話の中身を素直に受け取ってもらえないことも多々あるのです。
仕事で頼りなさそうな人・印象が悪い人の話は、
どんなに良いことを言っていたとしても
素直に聞こうと思えないのが、人の心情です。
ですから、
以下に当てはまらないかどうか
ご自身の声や話し方を意識してみてください。
- 子供っぽく稚拙に聞こえる声と話し方
- ボソボソした話し方
- 語尾に癖のある話し方
今回の内容を動画でご覧になる場合はどうぞ
1.子供っぽく稚拙に聞こえる声と話し方
まずは、子供っぽく稚拙に聞こえる声です。
どんな声・話し方なのか、音声を聞いてみてください。
※ミュートに設定しています。小さめの音量からお聞きください
声や話し方が、子供っぽく聞こえる人は、
実際には仕事がデキる人であっても
第一印象で頼りなく思われたり
ビジネスの場ににふさわしくないと思われたりしがちです。
(男性にも多いです)
このような声・話し方になるのは
話している時の口の中が狭いことが
一因になります。
舌に力が入らず、上がって伸びていると
口の中が狭くなって、口で声が共鳴されず、
鼻(鼻腔)に抜かしたような上ずった声になります。
加えて、舌足らずな発音になることもあります。
そのため、少し拙く聞こえてしまうんですね。
- 少し低めの声で話す
- 舌を下げて、上あごと舌の間に空間を作るように話す
ことで、ビジネスにふさわしい、
しっかりと話している印象の声・話し方になります。
2.ボソボソした話し方
ボソボソした話し方の人は、
話(言葉)が聞き取りづらいだけでなく
印象も良くありません。
頼りない印象
覇気のない印象
とっつきにくそうな印象
などを与えてしまいますね。
では、これも音声例をお聞きください。
※ミュートに設定しています。小さめの音量からお聞きください
このようなかたは
滑舌が悪いわけではなく、
体をなるべく使わずに”省エネ”で話しているのが
原因のことが多いです。
そこで、
- 話す時に、息をしっかり使う
- 大事な言葉がより際立って伝わるように抑揚をつける
ように意識してみましょう。
呼吸と抑揚については、
過去の記事も参考になさってください。
呼吸が浅い人は注意!浅い呼吸で話すのはデメリットだらけ
伝わる話し方の基本!「話す時の呼吸」を身につける練習法
話の抑揚とは?抑揚のない話は、なぜ伝わらないのか
話に抑揚がないと言われたことありませんか?効果的な抑揚のつけ方のコツ
3.語尾に癖のある話し方
語尾とは、言葉の区切りのところで、
文章で言うところの「、」や「。」の直前です。
これも、どんな話し方なのか、音声サンプルをお聞きください。
※ミュートに設定しています。小さめの音量からお聞きください
語尾が
- 強くなる
- 声が高くなる
- 伸びる
などして、目立ってしまうんですね。
話の中に、語尾は何度も出てきますから、
ここに癖があると、耳につく、癖のある話し方に聞こえます。
なにより、語尾ばかり目立つことで
肝心の”言葉”が際立たず、はっきり聞こえないことがデメリットです。
印象が悪いだけでなく、
話の中身が伝わらなくなるのですね。
このようなかたは、
言葉の最初を丁寧に発音するイメージで
話してみましょう。
例えば
『資料の1ページ目の表1をご覧ください』
と言う場合には、
「資料」の「し」
「1ページ目」の「い」
などの最初の音を、丁寧に言ってみるんですね。
そうすると、語尾ではなく
言葉のほうが目立ちやすくなって
聞き取りやすくなり、
印象も改善します。
以上、マイナスな印象を与えてしまう声と話し方を
3つご紹介しました。
私たちは、
「なにを話そうか」という”言語情報”を
一番に考えて、頭を悩ませますが、
それ以前に、言語情報を乗せる”声”や”話し方”
見直してみましょう。
どれだけ完璧に言葉を紡いでも、
印象の悪い声や話し方であれば、
その言葉は、聞き手の元へ届かない可能性が高いのです。
まずは、ご自身の声や話し方を
俯瞰的に聞いてみて、
聞き手にマイナスな印象を与えていないか
気を配ってみてください。