話す時の「息継ぎ」で、声も話し方も分かりやすさも変わる!【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。



今回は、話す時の「息継ぎ」について

詳しく書きたいと思います。



というのも、

息継ぎひとつで

  • 話す時の声の良さ

  • 抑揚

  • 印象

  • 話の分かりやすさ

などが変わるからです。

今回の内容を動画でご覧になる場合はどうぞ↓






話している時に

「いつ」「どうやって」息継ぎをしていつかなんて

全く意識していない方もいらっしゃると思いますが、


息は、声の源ですから、

これを機会に意識してみてください。





とはいえ、私自身も、

話している時に、そこまで「息継ぎ」を

意識しているわけではありません。




無意識にできるようになるまで体に落とし込んでいるから

適切なタイミングで

適切な方法で

息継ぎをして、話すことができるんですね。






息継ぎのタイミング

まずは、息継ぎをするタイミングです。



これは、私自身も

完全に無意識のタイミングで行なっているわけではなく、

どこで息継ぎをするのが良いのか、を考えながら

話をしていることもあります。





息継ぎをするということは、

話に、「空白の時間」(間)ができてしまうということです。



仮に、


『下水処理が普及して/

いるとはいうものの各家庭に/

おいても油を/

排水溝に流すなど川や/

海が汚れる原因となる/

ことをやめていきましょう』


と、一行ごと(/ごと)に息継ぎをして

空白の間(ま)ができるとしたらどうでしょう?



話がプツプツと途切れて

話の”流れ”や、”意味”が分かりづらくなってしまいますね。




これは、

文字に書いた文章で

読点「、」がたくさんあると意味が分かりづらくなるのと

同じです。








話の意味がまとまっている(つながっている)ところは

一息で言うようにする
のが良いですね。





上記の例文だと


『下水処理が普及しているとはいうものの/

各家庭においても/

油を排水溝に流すなど川や海が汚れる原因となることをやめていきましょう』




のように「/」で息継ぎをすれば

話の意味や、流れが分かりやすい間(ま)となりますね。







話の間(ま)の取り方については

過去の記事にも書いていますのでぜひご覧ください。



話の間(ま)は、決して息継ぎのためだけではありません。

効果的に取ることで、話が分かりやすくなるのです。



分かりやすく話すために、間(ま)の長さと、その効果を理解しよう


話している時の間(ま)の取り方のコツ





息継ぎの仕方

続いて、

実際に息継ぎをどうやってやるのか?

を意識してみましょう。




まず、皆さんは話す時に

「鼻から」吸っていますか?

それとも「口から」?




話す時の息継ぎで

「口から」だけで息を吸ってしまうと、

喉の息がダイレクトに届いて、むせてしまう原因になったり

喉が渇きやすくなったりします。





話している時には、口を開いているので

ついつい「口から」空気を取り入れたくなりますが

デメリットもあるのでやめましょう。



(話しているときだけでなく、口呼吸は体に良くないですね)








では、「口から」がダメなら「鼻から」吸うわけですが、

ここで注意が必要です。




「鼻から息を吸おう!」と思うと、

口を閉じて、鼻から上へ向かってツーンと

息を吸ってしまいがちです。





そうすると、

肩が上がって、胸に力が入りやすくなります。


これは良くありません。





肩や胸に力が入る胸呼吸(胸式呼吸)では

声を出す時に力んでしまったり

喉が締まってしまったりして

良い響きの声・通る声が出せない
のです。






また、胸呼吸で吸った息は、

胸や肩の力を抜くと同時にフッと、すぐに吐き切ってしまいます。



ため息と同じですね。



そのようなすぐに吐き切ってしまう息で話すと

息継ぎの回数(空白の区切り)が多くなるし、

なにより、

適切に抑揚をつけて声で言いたいことを表現することができません




胸呼吸を続けながら話していると、

焦っているような印象に見えてしまう
こともありますし

実際に交感神経が活発になって

本当に焦って、どんどん緊張する!頭が真っ白になる!


ということもあり得るのです。






そこで、

口を少し開けて

鼻と口との両方から息を吸うイメージ


吸ってみましょう。



そうすれば、鼻から吸った息が

スムーズに肺に流れるようになるので、

空気が吸いづらい感覚がなくなるでしょう。




口を開けるのは、

上唇と下唇のすき間を、数ミリ開ける程度で良いです。



加えて、口の中の

舌と上あごにもすき間を作りましょう。



舌と上あごをくっつけず、

舌を下に落として、口の中に空間を作るのです。




鼻から吸った息が

たっぷりと肺(体の下の方)へ流れるように

口の中を開いて、空気の通り道を作る感覚ですね。




体の中に空気が入るので、

体幹が太くなって・・

体が少し重くなって・・

重心が下へドーンと下がる・・


という感覚を感じて、

リラックスできれば、完璧です。







こうして息継ぎを意識することで

胸呼吸ではなく、

ゆったりとした腹式呼吸で話せるようになります。



腹式呼吸については、過去記事をご覧くださいね。


話す時に必要な腹式呼吸についてまとめ





このように、

話す時の息継ぎをちょっと見直してみることで

良く響く聞きやすい声で

落ち着いた印象で

分かりやすく話をすることができる
ようになるのです。




息は、「声の源」

つまり「話の源」とも言えます。



たかが息継ぎですが

侮らずに普段から意識してみましょう。