話すスピードが、”ゆっくり”だと嫌がられる場合と、”速い”と嫌がられる場合②【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
人前で話すビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。

 

今回も、前回に続いて、話す”スピード”についてです。

 

前回の記事をまだ読んでいないかたは、先に下記リンクからどうぞ。

話すスピードが、”ゆっくり”だと嫌がられる場合と、”速い”と嫌がられる場合①

 

話すスピードは、いつも同じで良いわけではなく、話の内容や、聞き手の属性や、話の順番によって、変えなければなりません。

 

そこで前回は、”ゆっくり”話してしまうことで、聞き手から嫌がられる・イライラされる場面についてお話しました。

 

今回は、反対に、”速いスピード”で話してしまうことで、

聞き手の理解が追い付かずに、聞く気をなくされてしまったり、聞き流されたりする場合を考えていきたいと思います。

 

速いスピードで話すと嫌がられる場合

まず、「速いスピードで話す」とは、具体的にどういう状態なのかを認識していただきましょう。

 

一般的に”早口”な時は、

  • 一つ一つの言葉(音)を発音するスピードが速い

  • 話の切れ目での間(ま)が短い

という、状態です。

 

そうなると、聞き手にとって”話すスピードが速い”と感じられます。

上記2つのミックスで、「発音するスピードも速く、間(ま)も短い」ことも多々あります。

 

また、「言葉を発音するスピードは速くないけれど、間(ま)が短い」タイプの人は、自分では”速い”と気づきにくいですし、

「自分は早口ではない」「早口だと指摘されたことがない」と思っていらっしゃるかもしれません。

でも聞き手からしたら、”話すスピードが速い”と思われている場合もある、ということです。

 

早口の改善の仕方については、下記リンクの記事をどうぞ。

早口を直そう!

 

話すスピードが速くて、嫌がられる場面としては、

  1. 資料を読み上げる時
  2. 順序立てて論理的に説明する時
  3. 難しい言葉や専門用語を使う時

ではないでしょうか。

 

では、それぞれについて、見ていきましょう。

 

 

1.資料を読み上げる時

配布資料などの文字を”読み上げる”時は、注意が必要です。

 

というのも、普段は、話すスピードが全く速くない人でも、文字を読み上げるとなると、途端に速くなってしまうことが多々あるからです。

 

特に、配布資料だと、「聞き手に文字が見えている」という安心感(?)から、ダーッと早口で読み上げてしまう方がいらっしゃいます。

 

ですが、聞き手からすると、配布資料の文字を目で追いつつ、内容も理解していかなければなりません。

聞き手は、目と、耳と、頭とを同時にフル回転させる状態なのです。

 

あまりに読み上げるのが”速すぎる”と、聞き手は、途中で文字を目で追うのをやめて聞き流してしまったり、

逆に、”話し声”をシャットアウトして、自分の中だけで文字を必死に読んだりしたくなります。

いずれにせよ、聞き手は嫌気がさして、心が離れた状態になってしまうのです。

 

配布資料などの文字を読み上げる時は、聞き手が文字を一緒に目で追って、理解していくスピードに合わせる必要があります。

それは、話す側の感覚よりも、ゆっくりめだと認識しておきましょう。

 

2.順序立てて論理的に説明する時

順序立てて、論理的に説明する時というのは、 

直前に説明したこと(前提)を理解できていなければ、今から説明することが分からない(十分に理解できない)、という状況のことです。

 

このような場合に、話の区切りで間(ま)をとらない話し方になってしまうと、

聞き手は、話について行けなくなり、

「分かりにくい話だ」と、聞くことを(理解しようとすることを)やめてしまう可能性があります。

 

順序立てて”説明する”状況の時には、いつもよりゆっくりめのスピードで話して、

聞き手の反応を伺うように間(ま)も適切にとっていくことが大切です。

 

 

3.難しい言葉や専門用語を使う時

難しい言葉、特に漢語(漢字の音読み)が多い言葉や、聞き手にとって聞きなれない専門用語などを使う場合には、

速いスピードで発音してしまうと、聞き手は何をいったのか聞き取れない・聞き逃す可能性があります。

 

なかでも、漢語(漢字の音読み)は、同音異義語があったり、聞き間違いが起きやすいので、注意が必要です。

 

例えば、

『低減する』(ていげんする)という言葉は、

『提言する』

『逓減する』

などの同音異義語がありますし、

『けいけんする』

『ていねんする』

など、響きが似ていて、聞き間違いが起こり得る言葉もたくさんあります。

 

専門用語についても、聞き手の属性を加味して、「聞きなれている言葉かどうか」を意識しましょう。

聞き手に取って、聞きなれない言葉であればあるほど、ゆっくりと発音したり、補足を入れる必要があります。

 

配布資料やスライドに記載されているのであれば、さほど問題はないのですが、

言葉(音)だけで伝える場合には、言うスピードが速いことで、聞き手は聞き取れずに混乱したり、誤解が生じたりすることもあるのです。

 


このように、話すスピードが速くて、嫌がられる場合とは

聞き手にとって、理解が追い付かない・聞き取れない場合です。

 

話を聞いていて、内容がすんなりと分からないと、聞くのが嫌になってしまいますよね。

話すスピードが速いと、聞き手を疲れさせて、心が離れていく原因になってしまうのです。

 

 

状況によって、ゆっくり話しても嫌がられたり、速く話しても嫌がられたりしますから、

場面に応じて、話すスピードを変えていけるようになりましょう。

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