人前で説明する時の、最適な”話す速さ”が分からない原因【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
人前で話すビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。
皆さんは、自分の説明の”速さ”は、適切だと思われますか?
他人から「早口だ」とか、「ゆっくりマイペースだ」と言われたことがある人は、ご自身で自覚されているのかもしれませんが、
特に何も言われたことがない、そもそも人前で話す経験が少ない人は、話す”速さ”って何が正解なのか、頭をひねってしまうのではないでしょうか。
まず、前提として、説明する時の「話す速さ」と、「話を進める速さ」は、違うことを分かっていただきましょう。
聞き手の体感としては、どちらも『速い!』なんですが、細分化していくと、原因が違うのです。
“話す速さ”とは
話す速さは、“発音していくスピード”です。
話す速さが”速い”人は、一つの単語(言葉)を言い終わるのが速かったり、一文を言い終わる時間が短いんですね。
ですから、聞き手からすると、言葉が聞き取りづらくなりますし、
一文の中でたくさんのことを言われると、理解が追い付かなくなります。
これは単純に”早口”と言われる人ですね。
逆に、話す速さが”ゆっくり”な人は、舌足らずでタラタラと喋ってしまうでしょう。
緩慢で締まりのない印象や、幼い印象を与えてしまうことが多いです。
“話す速さ”を最適化するには
最適なスピードで話せるようになるには、話すための呼吸を身につけていただくのが、一番だと思います。
つまり、腹式発声で話せるようにするんですね。
腹式発声は、吸った息を、腹筋で調整しながら使っていきますので、”話す速さ”を自分で調節しやすいのです。
話す時の呼吸のペースを体に覚えさせることが大切です。
説明する時に、最適な”話す速さ”が分からない、もしくは直せないのは、
話す時の呼吸ができていないから、と言えます。
ご興味のある方は、下記リンクからどうぞ。
伝わる話し方の基本!「話す時の呼吸」を身につける練習法
“話を進める速さ”とは
もうひとつ、”話を進める速さ”についてです。
話を進めるのが”速い”人は、早口ではないのに、10分の内容を7分で話し終わっちゃった、という状態ですね。
すなわち、一つの内容(要点)を話した後に、間(ま)を開けずに、次の内容を話してしまうんです。
話す内容を文章で書いた時に、読点「、」や句点「。」のところで、ほとんど間(ま)がないということです。
反対に、話を進めるのがゆっくりマイペースな人は、考えるための間(ま)をたくさん取ったり、
同じ内容のことを、ムダに繰り返していたりすると思います。
最適な”話を進める速さ”に正解はない
最適な速さで話を進めるには、なんといっても、聞き手の反応をしっかりと見ることです。
聞き手が変われば、毎回、”最適な進める速さ”も変わるのです。
聞き手が理解できているようであれば、次の内容にすぐに進めばいいです。
ですが、反対に、メモを取っている人がいたら、書き終わるまで待つ、
理解・納得のいかない雰囲気であれば、要点を言い換えて、もう一度説明する、など、
その場その場での対応が必要です。
話を進める速さが分からないのは、聞き手の反応をしっかり見る・感じることをしていないからです。
まとめ
人前で説明する時には、「発音していくスピード」と、「聞き手の反応」とを意識しなければなりません。
この2つが出来ないと、最適な速さが分からないまま、自分のペースで話してしまうことになります。
説明する時の”速さ”は、話が伝わるかどうか、理解してもらえるかどうかに大きく影響しますので、
おろそかにしないようにしましょう。
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