話すのが苦手で、言葉数が少ない人は、表現力を鍛えよう!【大阪/マンツーマン話し方教室】
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。
今回は、話すことが苦手で、言葉数も少なめな方へ向けて、ご提案をしたいと思います。
私も、小さい頃は、ひとりっ子・鍵っ子でずっと過ごしてきたので、
話すこと、特に人前や複数人の前で話すことは、苦手でした。
話し慣れていないと、「話す言葉」が浮かんでこないんですよね。
ですから、アナウンサーになったばかりのころは、何もなくてもペラペラと話が出てくる人がうらやましくて仕方ありませんでした。
そんな人たちのことを、私は「天然のアナ(ウンサー)」と密かに呼んでいました(笑)
生まれながらにして、話す才能を持っているように思えたからです。
対して私は、必要最低限の言葉しか、出てきませんでした。
アドリブで時間をつなぐのが大の苦手!
何を言えばいいのかも分からないので、空いた時間を”話”で埋められないのです。
克服するのに、ずいぶん苦労しました。
共感していただけるかたは、いらっしゃるでしょうか(笑)
ですが、ビジネスで話すうえでは、話で間(ま)を持たせることよりも、
「必要なことを分かりやすく伝えること」が、まず求められるのではないかと思います。
そして、話すのが苦手だったり、元々言葉数が少ない人が、これに取り組む時、
無理にたくさんの言葉を使って話そうとすると、失敗しやすかったり、上達には遠回りだったりすることがあります。
流ちょうにペラペラと話すのに慣れていないのに、いきなりやろうとしても、無理というものです。
言葉数は少ないままでも、話の表現力を鍛えることで、より「伝わる話」を目指すほうが、近道だと思います。
それは、私自身が試行錯誤してやってきた方法だから、そう思うわけです。
“天然”を目指すのをやめよう
話すのが苦手な人は、周りにいる”話が上手い人たち”を見て、
「なんであの人は、みんなの中で冗談も交えながら、話を盛り上げられるんだろう」
「なぜあの人が話すと、説得力が出て、みんなが納得するんだろう」
と、思われることもあると思います。
私が、「天然のアナ」をうらやましく思っていたように。
もちろん、その人の努力や経験によって、”話が上手く”なっているわけですが、
それぞれの生育環境や、性格も違いますから、同じような”話し方”を目指す必要はないわけです。
“ペラペラと流ちょうな話”が、伝わる話になるとは限らないわけですから。
自分の性格や雰囲気に合った”伝わる話し方”を身につけるのが一番良い、と価値観を切り替えることも大切です。
言葉数は少ないまま、表現力をつけるとは
では、話すのが苦手な人が、言葉数は少ないままに、表現力をつけるとは、どういうことでしょうか。
まず、内容を伝えるために、必要な”言葉”は、しっかりと選ぶ必要があります。
言葉数が多いから伝わるわけではなく、聞き手の理解に合わせて言葉が厳選されているからこそ、伝わるのです。
話をする時には、あくまでも「聞き手目線」で、口にする言葉や、言いまわしや、順序を考えていきましょう。
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使えそうな言いまわし表現があれば、ご参考になさってください。
また、言葉数が少なくてもいいからといって、「言葉足らず」(情報不足)にならないように気をつけてください。
そして、その言葉が、話の中に埋もれないように、しっかりと「抑揚」をつけましょう。
話の中で、キーワードとなる言葉だけを、
- 少し高い声で
- 少しゆっくり
話すように意識してみてください。
以下のリンクの記事もご参考になさってください。
話の中で大事なポイントを確実に伝えるコツ
話に抑揚がないと言われたことありませんか?効果的な抑揚のつけ方のコツ
聞き手のことを考えて選んだ言葉や、工夫した言いまわしで、適切な抑揚をつけて話せば、
言葉数が少なくても、分かりやすく、伝わる話はできます。
無理に話をふくらまそうとしなくても、端的に伝われば、それで充分な場面も多いのです。
まとめ
元々話すのが苦手で、たくさんの言葉が出てこないタイプの人は、
「言葉数は多くないけれど、無駄なく、端的に伝えられる人」を目標にすれば、
話すことが得意な人にも劣らないスキルになるでしょう。
言葉を選びながら間(ま)をとった、ポツリポツリと語る口調であっても、人の心をつかんで動かせる人はたくさんいらっしゃいます。
そのためには、言葉選び・言いまわし表現・適切な抑揚を身につけるのをおすすめします。
いきなりたくさんの言葉をスラスラ・ペラペラと話そうと頑張るより、現実的で近道な方法です。
できるところから、取り組んでみましょう。
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