すぐ使おう!人前でも分かりやすく興味を惹きながら話せる”接続詞”3選【大阪/マンツーマン/ボイトレ・話し方教室】

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ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川顕子です。

ビジネス向けボイストレーニング・話し方教室。
プレゼンテーション、スピーチ、発表、セミナー、司会、ファシリテーション、商品説明、動画撮影、会議での発言等のスキル向上!

発声、滑舌、抑揚、話の組み立て、言いまわし表現等、ビジネスで必須の”話すスキル”をつけて伝えたいメッセージを自信を持って表現しましょう!


皆さんは、プレゼン・セミナー・スピーチなど人前で話す時、

“接続詞”は使われているでしょうか?



私が一番よく聞く接続詞は

『また』

『しかし(でも)』


で、話の中で何度もこれらを使う方がいらっしゃいます。


特に『また』は、多用される傾向がありますね。



・話をつなぐ時には『また』

・逆接(直前の話とはつながらない話題になる時)には『しかし』

という無意識の話し癖がついている場合もあると思います。



要は「話の中身の言葉」は重要視しているけれど

接続詞には大して重きを置いていない方が多い
んです。






ですが、接続詞には

  • 話の流れをスムーズに理解させる
  • 情報を整理する
  • 情報を強調して印象に残す
  • 聞き手の興味を引く

などの効果があります。



そしてもちろん

適切なタイミングで、適切な接続詞を使わなければ

これらの効果は得られません。




接続詞の効果に関しては、過去の記事で

事例をたくさん挙げて言及していますので

ぜひご覧くださいね。

今日からすぐできる!話が伝わる、分かりやすくなる、おもしろくなる、一番簡単な方法”接続詞”①

今日からすぐできる!話が伝わる、分かりやすくなる、おもしろくなる、一番簡単な方法”接続詞”②

今日からすぐできる!話が伝わる、分かりやすくなる、おもしろくなる、一番簡単な方法”接続詞”③





今回は、数ある接続詞の中でも

これを使えると話の上級者になれる!ものを

3つご紹介したいと思います。



いずれも使える頻度は高いものです!



みんな知っていて、使っている人はたくさん見るものの、

人前で話すことに慣れていない人は

意外と使えていない接続詞
だと思います。


1.『さて』

『さて』は、

これまでとは話題を変えて、別の話を始める時に

聞き手の注意を引く
のに効果的な接続詞です。




話題が変わっているのに、何の接続詞もなければ、

聞き手は、

これまでの話の続きを喋っているのか?と誤解したり

前の話とどう繋がっているのか?と頭を使って疲れたり

しかねません。



また、ダラダラと話を続けている印象にもなるでしょう。






人前で話す時、「話題の切り替え」は

話を理解してもらったり、最後まで興味深く聞き続けてもらうためにも

大事なポイント
です。



『さて』は、これまでの話の空気感を一掃するように

ハッキリ言う


新たな話のスタートを印象的に切り出すことができます。


『前期の目標は、かろうじて達成できました。』

さて、今期のスローガンですが・・・』




2.『つまり』

『つまり』は、

直前の話を要約して、伝えたいことを直接的に表現したり

言葉や抽象度を変えて言い換えたりして

聞き手に分かりやすく伝えるのに有効な接続詞です。


直前の話を要約して伝えたいことを直接的に表現


『これらのデータでは、4月が・・、10月が・・・となっています。』

つまり、成績は着実に向上して、私たちの取り組みが実を結んでいることが分かります。』



・データの数値だけ

・起こった事実だけ

を述べると、

結局、話す側が何を伝えたいのか?が曖昧になります。



話す側としては、データや事実を話せば

「当然言いたいことは分かるだろう」

と思ってしまいがちで、

聞き手も、「なんとなく言いたいことは分かる」のですが

それだけでは、伝えたいことを明確に分かりやすく伝えられません。


客観的事実や、具体例を挙げた後には

「つまり、何を言いたかったのか」

を付け足すように話しましょう。





言葉や抽象度を変えて言い換える


『新商品の特長は、耐水性です。』

つまり、これまで以上に水に強くなったんです。』



大切なことを伝える時に、

同じことを2回繰り返して話している人をよく見かけます。



上記の例で言うと

『新商品の特長は、耐水性です。耐水性ですね。』

のような話し方ですね。



私の記憶では、学校の先生がよく授業で言っていたように思います。






「大事なことだから繰り返しました」

でも悪くはないのですが、

話の上級者になるには

「同じ内容を、別の言葉を使って言い換える」

ことにチャレンジしてみましょう。



『言い換えると』と同じ意味合いで

『つまり』を使って別の言葉に出来れば

聞き手の理解度がより上がったり

イメージを膨らませてもらえたり
できますよ。



2.『しかも』

『しかも』は、

追加の情報を付け足す時の接続詞です。


しかも、追加された情報に注目を集めて強調する効果があります!(←使ってみました)



話題がさらに広がったり

聞き手の関心を惹きながら、より多くの情報を提供したり


することができます。





同じ話題の中で、新たな情報を追加する時、

『また』と言う接続詞を使う人が多いのは先述のとおりです。



『また』でつなぐと、前後の情報を並列に並べる印象なので

インパクトがありません。


そのため、情報量が多く感じられたり

話がダラダラと長く感じられたりすることもあります。





一方で、『しかも』と聞くと

聞き手は、もっと有益な情報が追加される期待感が増しますから

関心を惹くのに有効なのです。







注意点としては

『しかも』で繋いだ後に、前述の情報より価値の低いことを述べてしまうと

聞き手をがっかりさせて

話が盛り上がらなくなることです。



『しかも』の後は必ず

・より有益で、情報価値の高いこと

・発展、拡張したこと


を付け加えましょう。


『新商品の売上が好調です。』

しかも、市場シェアも増加しています。』



     



これらの接続詞を今日から活用することで

スピーチやプレゼンテーションなど人前での話が

明確で魅力的に
なります。



そして、これまで使っていない接続詞を使うことは

語彙力が上がることにもつながっていくんです!



接続詞を無意識に口にするのではなく、

意識的に、効果的に使っていきましょう。