プレゼン原稿を書いてみるメリットとは【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
ビジネスパーソンのための「声と話し方の教室™」講師の砂川顕子です。

 

今回は、原稿を書くメリットについてお伝えします。

 

あなたは、人前で話す時に、原稿を書かれますか?

 

プレゼンなどは原稿を書かず

資料を見ながら話すけれど、

結婚式のスピーチなどはちゃんと原稿を書くかも・・

等々、人それぞれだと思います。

 

今回は、人前で話す時

特にプレゼンテーションにおいて、

原稿をあまり書かない方に読んでいただきたい内容です。

 

 

プレゼン原稿を書かない人のタイプ

プレゼンなどをする時に、原稿を書かない人は、

いくつかのタイプに分かれると思います。

 

  1. 原稿がなくても話せる・話す自信がある


  2. 資料=原稿なので、資料を読めば大丈夫と思っている


  3. 原稿を書きたいが、時間がない


  4. わざわざ書くのは面倒。メモぐらいでいいと思っている


などなど・・・。

 

 

「原稿がなくても、問題なく話せから大丈夫!」

という人は、それで良いのですが、


いつも原稿なしで話しているけど

なんとなく自分のプレゼンでの話し方に納得がいってなくて

もっと上達したいと思われる方は、

原稿を書いてみることをお勧めします。

 

それは、プレゼンの原稿を全部書かなくても結構です。

 

説明が難しそうなところや、ちょっとした解説など

一部分でもいいので、原稿を書いてみるメリットはあります。

 

 

原稿の書き方

原稿は、メモのような箇条書きではなく、

最初は、話す言葉を一字一句すべて書いてみてください。

 

いつも説明しているようなことを

改めて文字に起こしてみるのでも良いです。

 

そして、原稿を書く時には、

“文書”や”メール”を書く時の感覚にならないことです。

 

実際に人前に立った時をイメージして、

自分の中の”話し言葉”をそのまま書いていきます

 

声に出して話しながら、それを文字にしていってもいいですね。

 

 

そうやって書いていくと、

使う言葉や、文法などに、すごく迷うと思います。

 

原稿なしで話す時には、大して気に留めずに発していた言葉を、

「これはこの言葉でいいのかな?」

と悩んだりするんですね。

 

 

また、話の構成についても、

「話す順番をどうしようかな?」

「先にこれを言ったほうがいいかな」

などなど、原稿を書きながら

頭がグルグルしだすと思います。

 

実はこれが、原稿を書くのをお勧めする理由でもあるのです。

 

 

原稿を書くメリット

そんな風に、自分が話す時に使う言葉や、話の順序について

あれこれと頭を巡らせることが、訓練になるのです。

 

これによって、

人前やビジネスで、その場でパッと話さなければならない機会があっても、

瞬時に、言葉・話の順序・構成に頭を巡らせて話せるようになっていきます。

 

 

また、原稿を書くことで、頭の中を整理することができます。

 

言いたいこと・言わなければならないことが色々とある時に

頭の中にぼんやりと、そして雑然とあるものを

端的に言語化することが難しいのですが、

文字にすることで、自分の中の情報を整理整頓できて

話さなければならないことが明確になるんですね。

 

さらに、“メモ”や”資料”だけの情報では不十分だった表現を

じっくりと考えることもできます。

 

いつも、原稿なしで話している時には浮かんでこなかった言葉や表現が、

原稿を書きながら思いついたりすることもあります。

 

 

原稿を書いたら、読んで活用する

そして、原稿を書いてみたら

必ず声に出して読んでみます

 

そうすると

「この表現、なんだか違うな」

など、書いている時には感じなかった違和感を感じるかもしれません。

 

そこでまた、最適な言葉・表現・順序に修正して

声に出して読みましょう。

 

 

このように声に出して読むことを繰り返すと、

原稿に書いた「整理された端的な順序・表現・言葉」が

自分自身の“話すための資本”となります。

 

本や文章を”黙読”しているだけでは、

なかなか話す時の”言葉の表現”や、”話の構成”などが身につきません。

 

それらは、声に出すことで

話すためのものとして、蓄積されていくのです。

 

 

まとめ

これまで、原稿をあまり書いたことがなかった方は、

ぜひ、少しの部分でもいいので

書いて、読んでみることをおすすめします。

 

また、原稿がなくても話せるという方も、

一度、自分の言葉を文字にしてみると

改めて気づくことがあるかもしれませんよ。