マスクをしたまま通る声を出すコツ【大阪/マンツーマン話し方教室】

ご覧いただきまして、ありがとうございます。
人前で話すビジネスパーソンのための「声と話し方の教室」講師の砂川です。

 

マスクをしたまま話していると、どうしても声がこもって、相手に届きにくくなってしまいますよね。

 

そして、マスクをせずに話している時に比べて、自分の声がどれくらいの大きさ(響き)で、相手に聞こえているのか、

自分の耳で判定するのが難しくなっているな、と私も感じています。

 

さらに最近では、対面する際に、透明シートや透明パネル越しで話すこともあって、

余計に音が遮断されてしまう感覚がありますね。

 

 

そこで今回は、マスクをしたままでも、相手が聞き取りやすいような通る声を出すコツを書いていこうと思います。

 

まず第一に、”頑張り”に気づくこと

元々、声が大きいわけではない人は、マスクをしながら、さらに透明アクリル越しや、少し距離をとって話すようになってから、

相手に声が聞こえづらくなって、聞き返される経験が多くなったと感じることもあるかと思います。

 

自分の話している声が、相手に明確に届いていないかもしれない、と思うと、ちょっと”頑張って”声を出そうとしますよね。

 

ですが、大抵の人は、”頑張って”声を出そうとすると、胸やのどに力が入って、声が上ずります

つまり、ちょっと高めの強い声を出そうとするんですね。

 

そうすると、すごく疲れませんか?

 

そして、”頑張って”声を出した割には、相手から聞き返されたりして、大して声が届いていないため、

さらに”頑張って”大きめに話すようになる、という悪循環に陥ります。

 

この”頑張り”、つまり、無意識の力みが、通る声を出す妨げになっているのです。

 

なぜなら、胸やのどに力をかけて出す声は、響きが悪い「細い声」になるからです。

 

まずは、話そうとする前の、“無意識な体の力み”に気づくことです。

 

ちょっとした思考や意識で、”頑張り”スイッチが入ってしまうので、

話すときの気持ちと体(胸から上)を意識的にラクに保ってください

 

そして、頑張って声を張らなければ、相手に届く通る声が出せない、という思い込みも捨てましょう。

 

“頑張り”が抜けたら、腹筋の出番

“頑張り”が気持ちと体から抜けたら、相手に届くような通る声が出せない!とお思いでしょうか?

 

確かに、力が抜けた状態では難しいように思われますよね。

 

 

でも、声を出すのに使える、太い筋肉があるのです。

それが、腹筋です。

 

腹筋は、体幹の中でも、太くて強い筋肉なので、胸やのどに力をかけて”頑張って”声を出すよりも、

格段に効率的に声を出すことができます

 

そして、胸やのどに力みがある間は、腹筋を使うことができないのです。

 

ですから、腹筋の出番を作ってやるためには、上半身、とくに胸から上は、ラク~に保つことが必須なんです。

 

腹筋は、意識しなくても動いてくれる

このように、胸から上に”頑張り”、つまり力みがないように、リラックスした気持ちと体を保ったら、

腹筋を使って話せば、通る声が出せます。

 

じゃあ、腹筋を使って話すって、どうやるの!?と思われますよね。

やったことない方には、なんだか難しそうな体の使い方です。

 

ですが!そんなの意識しなくてもいいんです。

 

なぜなら、腹筋は、上半身がリラックスさえしていれば、声を出す時に「勝手に動いてくれる」からです。

しかも、ムキムキになるほど鍛えていなくても、大丈夫です。

 

試しに、あお向けに横になって、リラックスした状態で、天井に向かって、

「はーー」

と声を当てるように言ってみてください。

 

この時の「はーー」は、歌うような高い声でも、頑張って出す大きな声でもありません

 

お風呂で独り言を言うくらいの、リラックスした低めのテンションで、勝手に出る声でお願いします。

いつも頑張って話している時よりも、ちょっと低めの声になると思います。

 

大きな声は出さなくていいので、天井へまっすぐ声が当たるイメージで出してみましょう。

 

この時、腹筋に自然と力が入って、自動的に使えたはずです。

 

もし腹筋が使えなければ、声を出す瞬間に、胸やのどにまだ力みがあります。

胸から上を脱力しないと、腹筋は自然と動いてくれません。

 

腹筋が自然と使えるイメージをつかめたら、ソファーにラクに座りながらでもやってみましょう。

 

ソファーにダランと座った状態で、今度はまっすぐ前の1mほど先に、壁があるイメージで、壁に声を当てるように声を出します。

 

上半身に無駄な力が入らず、声を出す瞬間に”頑張り”が顔を出さない限り、腹筋を使って声を出せると思います。

 

まとめ:マスクをしながらでも、ラクにまっすぐ前に声を飛ばす

このように、マスクをしながらでも、相手に明瞭に届く、通る声を出すコツは、

  • 無意識の”頑張り”を捨てること
  • 胸から上の力を抜くこと
  • そのうえで、ラクなトーンの声をまっすぐ前に飛ばすこと

です。

 

そうすることで、強くて太い筋肉である腹筋を、自然と使って声を出せます

 

 

また、気持ちと体がリラックスしたときに出る「ラクなトーンの声」は、

ご自分では、なんだか低くて愛想のない声のように思われるかもしれません。

 

ですが、自分の中での声の響きと、相手に聞こえている声は違います。

自分の中の聞こえ方では、すごく低い声のように感じてしまうんですね。

 

私は、教室で多くの人の「ラクなトーンの声」を聞いていますが、ご本人が思われるほど、聞いている方としては「声の印象」は変わりません。

 

つまり、普段のその人の印象のままの声で、「太くて聞きやすい声になった」と感じる程度です。

笑顔でお話しすれば、まったく問題ありません。

 

元々、声が大きくない人は、マスクを着けたまま話すことが続くと、のども精神も疲れてしまっているのではないでしょうか。

 

マスクをしながらでも、相手に届く声になるよう、無理に”頑張らないで”お話していきましょう。